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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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※inフランスで、恋人同士です。

 いちおう真一は、別宅へ引越し後です。


 前半は真一、後半はのだめ目線でお話が進みます。

 少しだけ、甘いです・・。




この恨み、どう晴らしましょうかね・・・。




【背中】


「真一くん~!見てください。」

と、のだめは千秋の前をクルクルッと回った。

「あっ、新しい服か?」
「はい~、昨日、洋子から届きました。」
「ふ~ん・・・」

昨日、モード・サロン・ヨーコの新作が届いたんデス。
と言いながら、部屋に入ってきたと思ったら、

「脱衣所お借りします。」
「何?着替えんの?」
「ハイ~、あっ、覗かないで下さいネ。」
「誰がのぞくかぁ~」
「ぎゃぼ~~~~!」

近くの譜面を投げつけて、脱衣所へ追いやって数分後、
出てきたのだめは、新しい服とやらを着ていた。

「かわいいデスか~?ウキュキュ」
「・・いいんじゃない?」

そう応える俺の言葉が嬉しいのか、またクルクルと回っているのだめ。
デコルテ部分は、大きく開いたチューブトップで、
太ももの中間くらいから、裾に向けて、スリットが広がるワンピーススカート。
黒地の生地にラメが編みこまれているようで、光に当たるとキラキラと瞬いた。

「明日のコンサト、これ着て行きますネ」

夜の帳を迎えてだいぶ経つ夜8時。
外が暗いので、ピアノ脇の窓ガラスに自分が映るらしく、それを眺めているのだめ。
背中も肩甲骨が見え、白い細い首・肩を強調していた。
『これにストールも着いてたんです』といって、脱衣所へ戻ろうとしたのだめが、

「う。ぎゃぼ~~~」
「っあ、あぶなっ!」

さっきから、クルクル回りすぎて目を回したのか、足元がふらつく。
気がついてソファーから急いで立ち上がって支えようとしたが、間に合わなかった。
のだめは、膝をついてその場に座り込んだ。

「大丈夫か?」
「ムン、ちょっと目が回りました・・・」

膝をつく、のだめの近くにいって、手を差し出す。

「アリガトデス。」
「ん。」

俺はこのときまで我慢していたんだ。
ちょうど、跪く形で、俺の差し出した手に、自分の手を重ねるのだめ。
上目使いで、見上げた顔は、よろけたのが少し恥ずかしかったのかほんのり赤い。
その顔の下には、白い谷間がのぞく。

ググッと力を込めて、のだめを立ち上がらせ。そのついでに抱きしめてみた。

「ふぉっ!どうしたんですか!?」
「うるさい、黙れ。」
「抱きついたくせに・・・カズオです。」
「別に・・・」

そういうのだめの顎を捉えて上を向かせる。そしてキスを落とした。

「んっ。ん~~~~・・・」
「のだめ、飯は?」
「・・・はぁ、御飯デスか?サンタルチアでターニャたちと食べてきましたケド・・・」
「ああ、アパルトマン近くのイタリア料理の店か」

また、今日も演奏をしてまけて貰いました。と嬉しそうに話すのだめ。

「じゃぁ、明日は?」
「ムン、明日ですか?明日は公演まで時間があるのでターニャ達と楽譜買いに行こうかと思ってましたけど。」

ターニャ曰く「千秋に聞いてからでイイワヨ。」との事。
どうせ、また孔雀だなんだと言われるだろう。
でも、我慢できなくなってきている。

「じゃぁ、泊まれるよな?」
「えっ、泊まれ・・・」

まだ、言葉を紡ごうとしていた、のだめの唇を、自分の唇で塞ぐ。
今度は、さっきの口付けよりも少し深く。

「ん~~~、はぁっ。・・・どしたんですか?あっ、のだめにムラムラしちゃいました☆」

少し、おちゃらけたのだめに、

「・・・そうだったらどうする?」

と応えてみたら、案の定顔から火が出るんじゃないかっていうぐらい赤く色づくのだめの顔。
まだまだ、こういうウブい反応を示す、のだめがかわいくてしょうがない。
その赤い顔にキスをまた落としてみる。

「ん~、真一くん・・・?」
「のだめ・・・」
「ちょ、ちょっと、待って!、どこ触ってんですか!!」

俺の手は、もう止められない。腰の辺りを触れる手と、服越しの胸に触れる手。
それを引き剥がそうと抵抗するのだめの手を胸を触れていた手で押さえつけ、再びキスを落とす。

「のだめ・・・ベット行こう・・・」
「えっ、あっ、・・・はうん・・・」

明日公演なのに大丈夫なんですか?という声に、平気だと伝えて、俺はのだめを押し倒していた。

そのあと、部屋に響くは、恋人達が紡ぎ出す愛の調べ・・・。



寒いっと思って、目が覚めてみると
隣に寝る寝相の悪い彼氏に毛布を取られているらしく、自分には何も掛かっていなかった。
『あっ、あのあと寝ちゃったんだ』と裸のままの自分と千秋の上半身を見て、少し恥ずかしくなり、
急いで、毛布を引っ張り自分も毛布にくるまる。

今見えているのは、千秋の背中だけ。
いつも演奏をしている時の背中は、嫌というほど見ているのに・・・。
指揮者という職業は、観客に背を見せている姿の方が多い。
まだまだ、追いかける立場にいる自分にとったら、その背中は広く、そして遠いと感じてしまう。
けれど、今目の前にあるのは、暖かく近くにある。

同じ背中なのにおかしいデスね・・・。
その背中にぴたりと頬を寄せてみる。
肩甲骨近くに何かの後を見つけた。
それは、さっき自分がつけたあとだと気づくとまた、一人アワアワと慌ててしまった。

『早く慣れてくれ』と彼氏様は言うが、こればっかりは無理。
いつもいつもメロメロにされてしまって、自分ばかりが地に足が着かない感じ。

その広い背中にチュッとキスをして、再び目を閉じ、夢の世界へ戻った。














おまけ・・・

「ぎゃぼーーーーーー!!!!」

真一は、朝先に起きて朝飯の用意をしていた。
のだめは、近くにおいてあったタオルを身体に巻きつけると、
『お風呂借ります』と脱衣所へ急いだ。
そして、ちょうど洗面台に映る自分の身体を見て発したのがさっきの奇声。
それを聞いた先輩が駆けつけてきたのが鏡越しに見える。

「先輩!!何ですかコレ!!」

そういうのだめのデコルテ部分には、赤い斑点。

「あっ・・・」
「もう、ドーすんデスか!!今日ドレス着れないじゃないですかぁ!!」

おそらく、昨日見せたドレスを着たら、ばっちり見えてしまう。赤い斑点=キスマーク。

「ご、ごめん。ちょっとまてのだめ・・・」
「ゆるしまセン!!覚悟ぉ~~~!!」
「ひぃ~~~~っ!」

そういって、逃げる千秋の背中を捕まえ、肩口に噛み付いてやった。




結局、公演にはデコルテ部分が見えないようなドレスを着ていく羽目になったけど、
今日は、少し嬉しい感じです。

だって、あの指揮者の背中にはのだめの歯形がくっきり残っているんですからvv

彼女しかしらないことデショウ?






あとがき〉〉〉〉
初ssです。まだまだ未熟・・・書きたいことうまく書くのって大変ですっ!

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