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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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久方ぶり更新です。

つらつらと纏めているものを出しているので、
更新にムラが!!

そんなこんなで、連載ものです。
ちょっと、違う連載も頭の中で作成中・・・。

まとまり次第、アップしていきますね。

ではでは、記憶の隅の住人の続きです。

どうぞvv

コメントなどあれば、いただけると嬉しいですvv。

3.受胎

翌日-。真一が帰国する日。

「野田さん、おめでとうございます。」
「へっ?」
「御懐妊されてますよ。」
「ゴカイニン?」
「ええ、妊娠されてます。今から隣の部屋で説明しますから、こちらへどうぞ。」

女性の医師に促され、診察台から降り、身支度を整えてから隣の部屋へ移動をした。

「わかります?ここに小さくわっかのような物が出来ているの?これが赤ちゃんのいる子宮です。
まだまだ、小さいので、わかりづらいですけどね。この大きさだとまだはっきりしませんが、
約1ヶ月半といったところですかねぇ。」
「・・・1ヶ月半・・・」
「こちらの書類に、必要事項を記入して今度までに持ってきて頂けますか?」
「・・・・・・」
「野田さん?」
「あっ、はい!わかりました・・・。」

やっぱり妊娠をしていた。
動揺が隠せない。けれど、医師は勝手に話を進めていく。
医師に渡された書類を見ると、「夫」の名前を記入する部分があった。
いつもなら、「千秋真一」と自分で書いちゃう所だが、今回ばかりは・・・。

「あのぅ、先生?のだめ結婚まだなんデスが・・・。」
「あ、そうなんですか?お相手の方は分かってます?」
「はい。」
「ではその方の名前で結構ですよ。」
「わかり・・・ました・・・。」

勝手に書いちゃってイイのかな?そもそも産んでいいのだろうか?
認めてくれるのだろうか?
そんなことをグルグル考えて、黙りこくっていた。
そんなのだめの姿を見て医師は、

「あ!書きづらかったら、別に構わないですよ!!色々事情あるでしょうし!」
「へっ?」

どうやら、不倫だと誤解されたらしい。

「いいえ、違うんです。ちょっとビックリしちゃって・・・。」
「勝手に勘違いしてすみません。そうですよねぇ、ビックリしますよねぇ。」
「はい・・・。」
「野田さん。どうしますか?・・・産みます?堕胎されます?」

さっきまで、頭の中にはどうしようどうしようばかりが浮かんでたのに・・・。

「産みます・・・。よろしくお願いします。」

頭の中での結論は、すぐに出て、先生にぺこりと頭を下げた。

そんなのだめを見て、一緒にがんばりましょうねぇ~。と言ってくれた。
2週間後、こちらへおいで下さい。と言われ、受付で予約を取って、病院を後にした。

テクテク・・・、無心で歩く。
ふと、見上げると近くに公園があるのがわかり、そこへ向かった。

公園へたどりつき、近くにあるベンチへ腰を掛け、

そっと、お腹をさすってみた。

「ホワァァ・・・。ここに真一くんとのだめの子が・・・」

今更ながら、実感が湧いてきた。
まだまだ、小さいけれど、
愛しい真一の子が、二人の子どもがお腹の中にいる。

ふと、泣き声が聞こえそちらへ目をうつした。
どうやら、男の子が転んでしまったらしい。
その近くには、パンパンとホコリを落とす母親。一生懸命あやすけれど、泣き止まない男の子の
後ろから、父親らしき人物が抱き上げ、肩車をしていた。
さっきまで泣いていた男の子の顔は、泣き顔からいつのまにか笑顔に変わっている。

その姿を見て、フッと微笑んだ。

(のだめと真一くんもあんな感じになるんデスかね?)

で、ここで思い出した。今日は真一が帰ってくる日!!
ピッと真一へTELをかける。

『アロー』
「あっ、真一くん・・・。のだめデス!」
『どうした?』
「あの、真一くん。今日帰国でしたよね?」
『そうだけど・・・』
「三善のアパルトメンに来れますか?」
『何?飯の催促?』
「はぅ、呪文料理・・・。あっ、いえ、他にも報告が!!」
『報告・・・?良いほう?悪い方?」
「ん~~~、どっちでしょう?」
『なんだよそれ・・・ハァ・・・』
「あっ!今溜息つきましたネ!別にイイですよ!来たくな」
『行くよ。行く!・・・7時ぐらいになるかな』
「フフフ~、そんなに会いたいですか?のだめにvv」
『うるせー』

車で行くからと行っていました。どうせお酒も飲むし、今日はお泊りですかね?


このとき、少しづつ悪い方へ、物語が続いていた。

「ではノチホドvv」
『ああ、部屋片付けておけよ。』
「ぎゃぼ!・・・了解デス。」

ピッと通話を切り、携帯をかばんへしまう。
すっと見上げた空は、雲ひとつない快晴。
どこまでも、広く続く青空。

(真一くん・・・。喜んでくれますよね・・・?)

深呼吸して、アパルトマンへ向かった。

数時間後、快晴はどんよりとした雲に覆われ、
小雨が降り始めていた。
これから、起こる運命を前に・・・。

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無題
はじめまして。
ふらふらっとしてたらたどり着きました。
凄く気になる話で、構成もすてきで・・・
続きが気になってしかたないです!
楽しみにしてます!!
はる 2009/07/23(Thu)05:45:19 編集
Re:無題
コメントありがとうございます。
幼稚な文章で、しかも亀のごとくの更新ですが、
ご期待に沿えるよう、精一杯がんばります☆
これからもごひいきにvv
のんのん  【2009/07/26 01:31】
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