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近頃の更新の度に、すみませんと謝っているような気がしますが、
お待たせしてしまい、本当に申し訳アリマセンorz
ん~、近頃、夜更かし出来なくなってきて、年を感じるのんのんです。
こないだの台風は皆様どうでしたか?
被害などなければよいのですが・・・。
その台風で我が家は、家のテレビ&電話が不通となりました!!
どうやら、共有スペースの電源が落雷で落ちたみたいです。
数年ぶりにラジオ機能付のウォークマンを取り出してみたところ、電波が悪くこれまた情報ゲットできない・・・。
地震による計画停電以来、情報シャットダウン状態を経験いたしました。
その他の電気は使えたので、良かったですが、電話も不通ということでネットも不通・・・。
思わず翌日に手動充電機能付ラジオさんを購入して参りました。
もう、あんな経験はイヤですし・・・。
前に取ってあった、花より男子ファイナルを久しぶりに鑑賞致しました☆
なんとか翌日の午後には復旧していたので、ラジオさんの活躍場所は無くなりました・・・。
さてさて、のんのんの近況はこの辺で・・・
今回は千秋さんに色々語っていただきますよ。
では、続きからドウゾvv
39.feroce(荒々しく・・・)
「そんなの聞いてどうする!!」
「そういえば、私も詳しく聞いたことないかも。」
「あ~、清良には、あんまり話したことないからなぁ。」
「そうですわねぇ、私も日本に居る頃は、知ってはいますけど、フランス行ってからは詳しく聞いてませんわ。」
「だからっ!」
「のだめが言っていることなんて、嘘ばかりなんですよね?」
そういって顔を近づけてくる真澄。
あのバカのだめ・・・、何を吹き込んであるんだ・・・。
「のだめ何だって言ってるんだ?真澄ちゃん。」
「えっと、確か『のだめ、パンツはく暇もアリマセン。』なんてふざけたメールが。」
「ぶっ!!」
「やだぁ~、汚なぁい!千秋君。大丈夫?」
「確かに、日本に居た頃の二人しかしらない真澄ちゃんは信じられないかもしれないけど、俺が見たのはすごかったぞ。」
「ワタシ的には、いつも何だかんだとラブラブの千秋君とのだめちゃんの姿しか見ていないけどなぁ。」
「ああ、日本の頃を予想したまま、フランスに行った時は、すごい衝撃だったぞ!」
あんだけ足蹴にしてたのだめをちゃんと、エスコートしてやがるのにビックリしたという峰。
嘘よー!!と奇声をあげる真澄。
日本に居た頃って、どんな扱いしてたの?という清良。
「で!どっちから付き合い始めたんですか?」
「話を蒸し返すな!」
「そういえば、聞いたことないない。俺らも!聞きたいぞ!千秋!!」
「教えん!!ってか、答える義務ない!!」
えー!とブーイングするのは、折原に・・・峰、お前もか・・。
「あれか?お前が記憶喪失になって、それでも支えてくれて側に居てくれたのだめにコロリとやられたって所か?」
「記憶喪失?」
「峰!余計なことしゃべるな!」
まぁまぁ、いいから飲んでくださいと真澄に進められた酒を飲み干す。
・・・
おそらく、これがまずかった。
いい感じに、ほろ酔い・・・いや、完全に酔い始めた俺は・・・
(ここからは、会話文のみでお楽しみ下さい☆)
「出会いは、何だっけ。のだめが千秋を拾ったんだけっか?」
「そんな訳無いわよ!龍ちゃん何言ってるのよ!」
「でも、のだめがそう言ってたぞ。」
「そんなののだめの迷言よ!」
「日本に居る頃は、のだめが勝手に千秋の周りうろうろしてた感じだよな?」
「・・・まぁな、」
「おっ、エンジン掛かってきたか?」
「俺は、あいつのピアノを埋もれさせたくなかった。」
「埋もれ?」
「だから、俺は世界に連れ出したんだ。」
「やっぱり、お前に合わせて留学したのか?」
「いや、それは偶々。で、パリに一緒に行った。」
「そこらへんも、イマイチはっきりしませんわよね。」
「あいつの留学先と、俺の住む場所が一緒だっただけだ。」
「ふ~ん、それで一緒に行ったんだ。」
「ああ、でもあいつは最初からコケまくり。」
「コケル?何で。」
「俺が、RUIと共演したの知っているか?」
「ああ、急遽ミルヒーの代わりにだろ。」
「あれを知って、無茶苦茶な演奏を先生の前でしたらしい。」
「あちゃ~、のだめがやりそうな事といえばやりそうだなぁ。」
「お前のピアノが好きだと伝えたら、『的外れ』と言われた。」
「は?的外れ。」
「で、その後も下降しているなと思うと、一人で勝手に上昇しているし、俺が手を差し伸べても取りもしない。」
「千秋が何回ものだめに手を差し伸べてるのか?」
「ということは、千秋君がのだめちゃんに惚れたってこと?」
「そうなるだろうなぁ・・・。本当にパリに行ったときはビックリした・・・。」
「いや~~~~!何を見たのよ!聴いたのよ!」
「本当に聴きたいのか、真澄ちゃん。」
「ぎゃぁ~~~~、それもイヤ~~~~~!」
「で、続き続き!千秋!結局どっちからプロポーズしたんだよ!」
「初めては、あいつから。でも俺はそれを冗談だと思った。」
「・・・ひでーな、で、のだめは?」
「ジジィと共演しやがった。」
「あの共演にそんな裏話があったのか?」
「っていうか、男に振られて、そのお師匠様と共演するって、のだめってある意味大物ですわね。」
「でも、その後はお前のところに戻ったんだよな?」
「ああ、当たり前のように帰ってきた。でも、その環境は俺にも心地よかったんだ。」
「で、お前からプロポーズしたのか?」
「その辺はお前も知ってるだろ。」
「で、近頃はどうよ。まだ、家事全般はお前がやってるのか?」
「いや、そうでもない。少しだけだが、あいつもやれるようになってきてるしな。」
「ふ~ん、のだめちゃんの得意料理って何?」
「・・・鍋。」
「はぁ、なんだそれ?鍋って、鍋料理のことかよ?」
「そう。」
「煮るだけ・・・、よね?」
「それ以上は、危険だから。」
「危険?」
「・・・あの部屋を見ればなんとなく想像はできるな・・・。」
「そうね。」
「・・・そんなにひどい部屋なの?」
「でもなんだかんだと甲斐甲斐しく世話してやってるんだろ?」
「・・・まぁな。」
「「「へぇ~~~」」」
ニヤニヤしながら俺を見る峰と真澄と清良。
その隣で、ビックリ顔のまま固まる折原。
そこで、はっとした!
「っていうか、お前らに何話してんだ俺は!」
「おっ、気づいちゃった?千秋は酔わせるとよくしゃべんなぁ。」
「少し、酔いがさめちゃいました?」
「でも良いなぁ~ラブラブで~。」
ニヤけた顔をする3人を見て、暫くの間、酒を飲みすぎるのは止めようと心に誓った・・・。
「俺は、もう帰るぞ!」
そういって、立ち上がった俺の後ろからありえない声が聞こえてきた。
***
暫くの間、自分の仕事が忙しすぎて、来れてなかった千秋の、・・いや、のだめちゃんの元。
久しぶりに来たアパルトマンの門をくぐるとジャストタイミングのように、中庭のベンチに座るのだめちゃんを見つけた。
「のだめちゃ~ん!ここで会ったが100万年~!また一緒にワンモアキッスでヨヨイノヨイ!?」
「・・・」
「それともみんなで水着ショ~?」
「・・・・・」
「のだめちゃん・・・どうしたの?」
顔を下に向けたままののだめちゃんに、千秋とケンカしたのか?とか、家出中?とか聞いても何も答えない。
もう、半分ヤケダッタというのは、のだめちゃんにも千秋にも黙っときましょう、一生・・・。
「・・・そうですか。・・・泣きたい時は、ワタシの胸で泣きなさ~い!!」
そう言った自分に対して、本当に号泣して泣きついてきたのだめちゃんに、ただただビックリした。
*
部屋に入ってまたまた驚いた。
入った先は、元千秋の部屋だし、いつのまにか別居中。
どうしてだと聞いてみると、
「プロポーズしたんです、先輩に。」
「え?」
「そしたら、冗談だと思われて、スルーされました。」
「結婚したいの?のだめちゃん、なんで?」
「そうじゃなくて、そうじゃないけどっ、・・・自分でもわからないんです。なんでそんなこと言っちゃったのか・・・。」
ソファーに座るのだめちゃんは、フゥーとソファーの背もたれへ体を上げるようにため息をつきながら、
「ただ、もう・・・、疲れちゃったんです。学校とかピアノとか・・・」
それに対して、僕は何も声を掛けることが出来なかった。
ただ、その理由が、あのRUIと千秋の共演がきっかけとはビックリだった。
向上心のある人間であれば、もっと自分が良い演奏してやるのにと思うが、のだめちゃんは思わないらしい。
「結局パリでも落ちこぼれ」
「落ちこぼれてまセン!」
自分のために自分が頑張ればいいということはわかっている。
ただ、やってもやっても埋まらない溝にもがき苦しむのだめちゃんに昔の自分を重ねた。
そして、純粋にそう思った。
「・・・のだめちゃんのピアノ。聴かせてよ。」
「えっ?」
「思えば日本で聴いたっきりだネ。ちゃんと勉強してた成果、僕にも聴かせてくれる?」
「最後に?・・・いいですヨ。」
ふらりと立ち上がったのだめちゃんは、ピアノに手を掛ける。
そして、また衝撃が走った。
ここまで弾けるようになっていたのだめちゃん自身にもそうだが、
その演奏に・・・。
何もない、疲れ果てて、心もなくなる・・・そう、嘆きの歌・・・。
その彼女に私は手を差し出した。
本当に楽しい音楽を知りたくないかと・・・。
音楽を渇望しているのだめちゃんに対しては、悪魔の一言だったとしても、自分がこの娘と音楽をしたいと渇望した。
その欲望のままにのだめちゃんに手を差し出していた。
差し出した手を取るのだめちゃんに、とらないのだめちゃん。
さて、のだめちゃんにメロメロ千秋さんは表現されてますでしょうか?
皆様のご要望どおりになっていればといいなぁと思いますが・・・。
では、ここまで読んでいただきありがとうゴザイマシタ!
のんのんは、寝ます!!☆おやすみなさい~~~~☆