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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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おはようございますvv

寝てないのんのんですvv
さて、これを投下し終わったら寝ますよvv
しかし、きっと、必ず、
朝7:30にたたき起こされます・・・ボンに・・・。

「ねぇねぇ、カカ~。ゴーカイジャー始まるよ~。あとバトルスピリット見るの~!」

とハイテンション化したボンに叩き起こされます。
母の安眠を返してくれ~!!
っということで、サクッと投下してのんのんは寝ます。


こないだ演奏会行ってきましたよ!!
青島広志先生の「音楽の時間ですよ!」

本当にこんな先生が居たら、どんな子も音楽好きになるだろうなぁと感じました。
ちょっとした作曲家さんの背景の話を挟んでみたり、
曲目順も、徐々に近代音楽に近づくような編成にしてあったりと、面白い演出でした。

物販には、先生自ら出てきて、売っているのにはびっくりしました!!

そして、演奏始まる前でしたが、私服のままフラ~と、会場を横切る先生の親しみやすさにびっくりしました。

ボンも最後まで寝ずにいい子に居れましたよ。
帰ってからは、爆睡でしたがf(^^;)

のだめにのんのんがはまってから、ボンも必然とクラシックに埋もれる生活です。
意外と、ふんふんとCDに合わせてリズムを取ってみたり、メロディーを歌ってみたりと、自分なりに楽しんでいるみたいです。
この経験が、どこかで将来のボンの夢につながってくれると親としては嬉しいと思う今日この頃です。

さて、今日の夜は、練習ですvv
今度の演奏会は、白鳥の湖にパイレーツオブカリビアンもやりますよ!!
っていうか、曲数が今回も盛りだくさんなので、練習大変ですが・・・。
もし、埼玉在住でこのサイトの事をオフレコに出来る方がいれば、ご招待いたしますよ。
コメント欄にコメント残してくださいませvvv


では、続きからドウゾvv

41.feroce(3)(荒々しく・・・)

演奏が終わった。
一目散に楽屋に走って帰りたいと思った。
拍手が波を打つ会場。
その波にのまれるまえに・・・。

立ち上がり会場へ頭を下げる。
そして上げた時に自分を見つめる視線に気づく。
本来であれば、今回の主役は馨君。
その視線の先には、

「あ・・・。」

「おい、おい!のだめ!舞台降りるぞ。」

近寄ってきた馨君に手を引かれる形で舞台を降りる。

「?どうしたのだめ?」
「あ・・・、いえ・・・。」
「顔真っ青だぞ?」
「・・・・・・バレ・・・た。」
「えっ?」
「ど、どうしよう!」
「はぁ?ちょっとのだめ、落ち着けって!」

頭がうまく回らない。
真っ白だ。
けど、思ったことは。

「逃げます!」
「えっ?ちょっと、待て!この後、挨拶あるんからもう一回舞台あがるんだぞ!」
「無理デス!!あとは頼みました!!馨君!!!」

そう言って、走り去るのだめを俺はただ見送るだけしかできなかった。
その直後だった、

「おい!お前!!のだめはどこに行った?!!」
「えっ、あっ、千秋真一!!?」
「呼び捨てか、いい度胸してるじゃないか。ってそんなことはいい!のだめは何処だ?!」

息巻いて現れたのは、逃げたのだめの旦那の千秋真一だった。

「ふんっ、知ってたところであんたに話すかよ。」
「・・・何だと?」
「聴いてて分かっただろ?俺とのだめの方が相性いいんだよ。」
「相性がいい?」
「それに、音楽だけじゃなくてプライベートもな。俺ならあんな思いさせない。」

先ほどの演奏は最高の出来だった。
そして、俺ならあんな思いをさせることは絶対しない。
一人で絶えるなんて絶対に・・・。

にらみつけた俺に対して相手は、あがっていた呼吸を戻すように2~3回深呼吸をした。
そして、俺を睨み返してきた。
先ほど舞台から感じたものよりもそれは、鋭いものだった。
思わずしり込みしそうになる。

「相性が良いって?どの演奏を聴いてそう思った?」
「・・ぜ、全部だ!完璧だっただろ。」
「あの演奏を完璧だというなら、お前の耳はまだまだ経験不足だな。」
「なっ、何だよ!」

そんな筈はない!
俺とのだめの演奏は最高だった!
俺の音楽とのだめの音楽が今までの練習よりもずっとうまく重なって最高だった!

「完璧だ!だから、・・・のだめの隣に居るのは俺だ!」
「・・・・何だと?・・・」

ずっと睨みつけている千秋真一の目が更に鋭くなる。

「あいつの・・・恵の演奏はあんなもんじゃない。」
「!そんな、そんなこと無い!!」
「いや、なんか今日ののだめおかしいよなぁ?」
「そう?ワタシはそんなに演奏聴いたこと無いから分からないけど、清良はどう?」
「ん~、確かにいつもののだめちゃんらしさが無かったような気がするわ。」

ぞろぞろと千秋真一の来た方向から出てきたのは、世界で活躍する三木清良。
のだめらしさが無い・・・?
本当にそうなのだろうか?
いや、そんなはず無い!
・・・けど、あの三木さんが言うのならそうかもしれない・・・。

「っていうか、千秋!そいつと言い合いしている暇あんのかよ?のだめは?」
「楽屋に行ってみる。」

睨みつける俺を一瞥しながら、千秋真一はのだめの楽屋方面へと歩いていく。
その背中を俺は見つめるしか出来なかった。





まずい・・・、
まずい・・・、まずいデス!!

ばれてしまった。
あの目は、絶対気づいてた!!!

体が勝手にカタカタ震えて、しかも涙まで出てきた。
視界がぼやける・・・。

「どうしよう・・・どうしよう・・・。」

自分で、自分の肩を掴んでみるけど、全く収まらない。
涙もとめどなく流れ出てくる。

「・・・おい!!のだめ!!」
「ぎゃっ、真一くん?!!」
「やっぱり、この中に居るんだな?開けろ!!」
「うぅ~~~、・・・イヤです!!!」
「なっ、いいから開けろ!!」

ドンというドアを叩く音と共に聞こえてきた声は、真一くんだった。
追いかけてきてくれて、嬉しいという気持ちと、ばれてしまった事に対しての恐怖が頭の中を渦巻く。

「おい、お前、手どうしたんだ?!」
「な、何でもないです!!真一君に関係ないでしょ!!」
「ふざけんな、とりあえずこの部屋から出て来い!!!」
「イヤです!!!」

やっぱり気づいてた。
咄嗟に、関係ないなんて思ってもないことを叫んでしまった。
どうしよう、ますますこの部屋から出て行けない・・・!!





『野田 恵』と書かれた楽屋のドアを叩くと、やはり中からのだめの声が聞こえてきた。
このドアを開けろと言ってもイヤだとの一点張り。

「ふざけんな、とりあえずこの部屋から出て来い!!!」
「イヤです!!!」

ドアを叩き、ドアノブに手をかけてみても、そのドアは頑なに開くことはない。

「いい加減に、あきらめたらどうですか?」
「んぁ?・・・お前か。」
「今更、手のことを気づいて、何を聞くつもりですか?のだめに。」
「・・・お前に関係ないだろ。これは夫婦の問題だ。」
「のだめは、のだめは一人で耐えてましたよ。」

どうやら、俺を追いかけて、木崎ものだめの楽屋前に来ていた。
そして、のだめが一人で我慢していたことを教えられた。
あの、バカ・・・。また一人で解決しようとしやがって・・・。

「おい、このバカのだめ!出て来い!!」
「イヤ~~~~!!!」
「あんたも、いい加減にしなよ!今更、手のことを気づいてのだめに何を聞こうってんだよ!!」
「うるさい!!お前に関係ない!!!おい、のだめ!!開けろ!!!」

ドアを叩く俺の肩に置かれた木崎の手を払い退ける。
そして、

「・・・のだめ、ドアから離れろ。」
「えっ、なっ、何する気ですか!!」
「ちょっと、アンタ何する気だ!!!!」

ドカンッという音とともに、ドアが蹴破る。
部屋の中に入り、目にしたのだめの姿。
顔は、きっと泣いたのだろう、ぐちゃぐちゃで、まだ涙が溢れて来ている様だ。

「なんてこと、シテンデスカ!!!」
「・・・お前、その手どうしたんだ?」
「だから、だから・・・真一君に関係アリマセン!!」
「関係ないわけないだろ!!」

思わず大きく出た俺の声に、ビックリして固まるのだめ。
そののだめに近づいて、抱き締めた。

「のだめ・・・。」
「・・・・ううぅ~~~~、しん、いち、く、ん。ヒック・・・。」
「いつからだ?」
「あぅ、うぅ、しんいちくん、のだめ、と、別れて下さい・・・。」
「あぁ?何でそうなる?」
「だ、だって。ぴ、ぴあの、ない、のだめ、しんいちくん、の、ちかくに、いちゃ、いけ、な。」

嗚咽でうまくしゃべれなくなるほど、泣くのだめは正直初めて見るかもしれない。
抱き締めたまま、トントンと背中をさすってやる。

「例え、のだめがピアノ弾けなくなったとしても、俺にはお前が必要なんだよ。」
「ふぇ、し、しんいちくん?」
「いいか?一回しか言わないからよく聴けよ。」

更にギュッと抱き締める。

「ピアニストの野田恵と結婚したつもりはない。俺は、恵と結婚したんだ。ただ一人の女性の。」
「ふ、ふぇぇ、しんいちくんっ。」
「たとえ、お前にピアノが無くなっても、俺にはお前が必要なんだよ。」
「ふにゅぅぅぅ~。」
「ったく、こんなこっぱずかしいこと言わせんなよ。」

俺を仰ぎ見る、のだめの目から止め処なく流れ続ける涙。
その涙を両手で包み、ぬぐってやる。
申し訳なさそうな顔でこちらを見つめるのだめに、俺は口パクでば~かと言うと、
その顔を見て、やっと安心したような顔を見せたのだめだった。









手を傷めてしまったことを、真一くんに知られてしまったのだめちゃん。
その一部始終を目撃することとなってしまった馨君はこの後どうするのでしょうか?

っていうか、久しぶりに真一君とのだめのシーンを書いたような・・・?

楽しんでいただけましたでしょうか?

またのお越しをお待ちしております!!! 

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やっと…!!
やっと2人ですね(ToT)

何気に真一くん、愛の告白してるし…(はぁと)


良いお医者に診てもらえますように。

ピアノだけが魅力じゃないけど
ピアノもあれば、さらに魅力的ですものね
(*^_^*)


ほりっち 2011/10/23(Sun)20:53:11 編集
Re:やっと…!!
コメントありがとうございます。

返信が遅くなってしまい、申し訳アリマセン。

久しぶりに2人を書いて、のんのん的にも楽しかったです。

真一くんにとって、のだめちゃんは唯一無二の存在だと思うのです。
ピアノを弾いているのだめちゃんも必要だけど、
例えピアノが無くなったとしても、手放すわけにはいかない人。

そんな風に思ってもらえるのだめちゃんが少々羨ましい気も・・・。

楽しんでいただけたみたいで良かったですvv

またのお越しをお待ちしております!!
のんのん  【2011/12/07 01:29】
名言!!
ご無沙汰しております。
ピアニストののだめちゃんではなくただ一人の女性としての彼女と結婚したんだと、まさに名言なりです。!!
今回は名言の連発でしたね。
まさに女冥利につきるって感じでしたね。
必要とされること、それが人間とっての幸せなのだなと思いました。
馨くんは学習するのかなぁ~~。
音楽家同士のあり方、夫婦としてのあり方、人間同士としてのあり方を。
それが、今後の彼の人生の糧となりますように。
まぽ 2011/11/16(Wed)12:51:08 編集
Re:名言!!
こちらこそ、更新がまちまちで、お待たせしてしまい申し訳アリマセン。

コメントありがとうございます!!

今回この話を書いていくにつれて、一番書きたかった内容は、この回のお話の中に書くことができました。

真一くんは、本誌の方で、のだめちゃんが必要なのだと気づき、更には、拙宅の「記憶の~」で、本当にかけがえのない存在なのだという思いにたどり着いています。

しかし、のだめちゃんは?っていう部分をまだ深く書けていなかったので、そこらへんをなんとか書けていけるといいなぁということで、この流れとなりました。

あとは、ドアを蹴破るシーンは必須!!☆ということで、書かせていただきました。(ただ、のんのんが真一君にやってほしいことを書いてみました(笑))

楽しんでいただけたみたいで、何よりです。

またのお越しをお待ちしております。
のんのん  【2011/12/07 01:33】
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