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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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はい、いつも起こし頂きありがとうございます&初めてのかたこんばんわvv

明日・明後日は楽団練習なので、本日更新です!!

まとめて更新できるかな?

ガンバリマス!!!


いや~、近頃ホントディズニーへ行ってないなぁ・・・。
今のイースター行きたいなぁ・・・。
卵型のアイテムかわゆすvv
まだボンが小さいからランドの方ばっかりだから、
まだ、タワーオブテラー乗ってないし・・・。
どちらにしてもそろそろ、行きたい症候群発症しそうなのんのんです。

皆さんはディズニーお好きですか?
ミッ〇ーマウス、ミッ〇ーマウス、ミッ〇ー、ミッ〇ー、マウス♪!!!
と歌うボン。
きっとそろそろ連れて行けという催促なんでしょうね。


さっ、お金ためなきゃっ!!
貯まるのだろうか・・・orz


はい、では続きからドウゾvv

15.appassionato(情熱的な・・・)

「もうっ!何よ!!」
「煩い、トーン落とせ。」
「納得できるわけ無いでしょう!何で飲むのよ!」

腕を掴んでいた手を払われ、息巻くマリアにため息を吐く。
何よ?!と、喧嘩腰のマリア・・・。

「お前ね、ミーナがどうしてここに皆を呼んだか考えたか?」
「だから、慰めて欲しくてでしょ?!」
「・・・違うよ。」
「ええぇ?」
「慰めて欲しいんじゃない。」

淡々と告げる俺を見つめて来るマリア。

「ミーナ、悔しいって言ってただろ。」
「ええ・・・。」
「慰めて欲しかったら、きっと『辞めたい』って言うだろうからさ。」

ピアノを辞めたいといった訳じゃない。
悔しいって言ったのだ。

「ただ、話を聞いて欲しかっただけなんだよ。それに・・・。」
「それに?」
「まぁ、一種の決意表明だよ。」
「決意表明?」
「ああ、見返してやる~!っていう意気込み表明。」

悔しいと口にしたという事は、もっと上を目指しているということだ。
それに、ミーナ本人がちゃんと話したのだ。
事実をありのままに・・・。
それを彼女は皆に聞いて欲しかっただけ。

「だから、俺らはただ飲むのを付き合えばいいんだよ。」
「・・・そっか。ん、そうね。・・・わかったわ。」
「よし、なら席に戻るか。」
「・・・フランツは・・・。」
「ん?何だ?」

何か言いかけたマリアの方へ振り返る。
彼女は俺の目を見つめてただ一言聞いてきた。

「ミーナの事・・・。ううん、もし私が辞めたいって言ったらどうする?」
「お前な。何言い出すんだよ。」
「引き止める?慰める?」
「だから、ふざけるのも」
「ふざけてないわ。」

呆れたように話を畳もうとした俺の声にかぶせるように重なる真剣な声。

「私は、・・・私はフランツが好きよ。」



「ごめんね。カイ。」
「いいよ。ほらっ、今度はゆっくり飲みなよ。」
「ええ、ありがと。その前に、ちょっとお手洗い行ってくるわ。」
「大丈夫?」
「平気。行って来るね。」

そう言って、席を立つ。
浴びるように飲んでいた割には、さっきウィルが持ってきてくれたノンアルコールの飲み物のおかげだろうか、
歩くのには、そんなに苦労はしなかった。
すこし、フワフワする感じは残るけど。

そのまま私はお手洗いのある場所へ歩く。
その目の前に2人の姿を捉える。
そして、最後の言葉を聴いてしまった。

「私は、・・・私はフランツが好きよ。」

その言葉を聴いて、私は目を逸らして、慌てるようにその場を後にしていた。
胸の奥が小さく疼くように感じていた・・・。


* * * *


「・・・OK。今日はココまでで。」
「はふぅ~~~。相変わらずネチネチですねぇ~。」
「悪かったなネチネチで!」

演奏会は1週間後。
初めての挨拶をした翌日から、毎日3時間拘束されての練習。
熱が上がり過ぎると、その練習時間も長いものになる。
今日は、明日明後日と東京に戻るため、少しばかり長い練習時間となった。

「次回は、ここからやるから。」
「ぎゃぼっ!またここからですか?」
「・・・まだ納得できないし。」

むぅ~、馨くん。
やっぱりそっくりです・・・。
粘着質まで・・・。

「わかりました。じゃぁ、復習ちゃんとしてきますね。」
「・・・腕・・・痛いのか?」
「へ?」

手首回したり、触ってることが多いからと指摘された。
確かに、疲れが溜まる感じがあって、擦ることが多かったかもしれない・・・。
でも、さっき岡田さんが来たときのような痛さはあれ以降感じない。
やっぱり、

「ん~、平気ですよ。ただ疲れてるだけですから。」
「そう?ならいいけど。」
「ありがとうございますね。馨くん。」

小さい変化すらも、見逃さない辺りもそっくりです・・・ププ・・・。
ニッコリ笑いかけると、照れたように視線をずらす馨くん。
彼は、ただ「別に」と答えて、部屋を出て行った。

「全くもう、なんであんなに上から目線なのかしらね?年下の癖に!」
「クスクス、そうですねぇ~。」

譜面台に乗せた楽譜をトントンと揃え、カバンへ仕舞う。
う~ん、やっぱり違和感は残りますねぇ。
コキコキと手首を回してみる。

「・・・本当に大丈夫?のだめちゃん。」
「ああ、平気ですよ。じゃ、明日明後日は東京に居ますので。」
「ええ、明々後日戻ってくるときは、連絡してね。」
「ハイ!わかりました。じゃ、お疲れ様です。岡田さん。」

ええ、またね。お疲れ様と声を掛けられながら、のだめは退室した。












さ、マリアさんの告白&どうやら東京へ一時帰宅予定ののだめちゃん。

何かが動き出す予感・・・。

続きをお楽しみに、お待ち下さい!!

 

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