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譜読みがおわらねぇ!!
覚えられない・・・orz
しかも、今回の演奏会・・。
曲数多すぎ・・・はぅあぁ~。
明日は、またがんばってきますねぇ~。
Tママ様~!
来週にははっきりした情報をお知らせしますので、少々お時間下さいませvv
では、続きからどうぞvv
真剣な眼差し・・・。
本人の口から伝えられた真剣な思い・・・。
俺はただ、それに大して真剣に返すしかないのだ。
「・・・俺、・・・俺もマリアのこと好きだよ。」
けれど、
「でも、それは友達だとか、兄弟のような気持ちでなんだ。」
「・・・。」
「だから、」
「わかったわ。」
言葉を遮るように一言漏らしたマリアは、微笑んで俺を見つめてきた。
「・・・わかってたかな?私、ずっとフランツのこと見てたから・・・。」
「マリア・・・。」
「いつかきっと、私のこと見てくれるはずだって思ってたんだけどね。
けど、私もどちらかというと友達っていう感覚の方が強くなってきてたかもしれないわ。」
彼女の髪は、見事なブロンドで肩に届く程度の髪の長さ。
顔にかかった髪を耳に掛ける仕草をして、再びニコリと笑った。
「俺さ、本当にマリアのことも、もちろんウィルのことも、大切な友達だと思ってる。
だから、嘘吐くのだけは嫌なんだ。」
「ええ、わかってるわ。・・・真剣に答えてくれてありがとうね。」
そう言った彼女の顔は、きらきら輝いて見えた。
ずっと、小さい頃からの幼馴染で、自分もだけど、いつ大人になれるのだろうかと思っていたが・・・。
今自分の目の前に居るのは、女の子ではなくて、大人の女性に見えた。
あまりに近くに居すぎて、見過ごしていたのだろうか・・・。
こんなに素敵な女性なのに・・・。
「ミーナが好きなんでしょ?」
「マ、マリア?!」
「あらっ?バレてないとでも思ってたの?」
あんなにオーラ出してたらバレバレよ!と声を出して笑う。
先ほど、告白をした相手に対する態度なのだろうか・・・。
ただ、煩い!と声を出すしかできない自分も自分だが・・・。
「ま、ミーナもきっと気づいてないだろうけどね・・・。」
「え?」
「意外に、鈍感みたいだから?ちゃんと言わないと伝わらない相手っぽいわよ?」
「・・・やっぱり、そう思うか?」
「あら、気づいてるなら、さっさと行動に出しなさいよ!」
なら、私告白なんてしなかったのに!と今度は怒鳴り始める・・・。
そんなの知った事か!
「俺だって、色々考えてんだよ!」
「ふーん、ま、早めに行動に移すことをお勧めするわ。」
「・・・お前な、さっき告白しといて、その言動は何な訳?」
「もう、開き直るしかないでしょ?ま、応援したげるから、頑張ってねぇ~!」
「・・・もう、いい・・・。」
あ、私ウィルのところに行って飲み物運ぶの手伝ってくるから、先に行ってて!
そう言った彼女は、店内のカウンターに居るウィルを見つけて彼の元へと走っていった。
俺はその姿を見送りつつ、ミーナとカイがいる席へと戻るため歩き出した。
*
「・・・ウィル、手伝うよ。」
「あ、マリア、ありがとう。・・・ってどうかした?」
「え、な、何が?」
「何か、悲しそうな顔してるから・・・。」
ああ、何で彼は、気づくんだろう・・・。
私、さっきまでうまく笑えてたかな?話せてたかな?
「マリア?」
「・・・ううん、何でもないの。」
カウンターの中に居る店員に話しかけられて、ウィルは受け答えをしていた。
私は、目の前にある背中にすがるように手をかけた。
「マ、マリア?」
「少しだけ!・・・少しだけ、このままで居て・・・。」
お願いと小さく呟くと、ウィルはただ、分かったと言って静かに背中を貸してくれた。
私はその背中に自分の頭を擦り付けるように、顔を隠す。
そして、小さく嗚咽を漏らした。
その泣き声を聞いても、ウィルはただ黙って私を受け止めてくれた。
* * * *
駅前のロータリーに着き、キョロキョロと辺りを見渡す。
目的の人は、壁に寄りかかるようにして手元に持った本へと視線を落としていた。
「真一くん!」
「・・・恵。早いな?」
「一本前の新幹線にして帰ってきたんですよ。」
何読んでるんですかと、本の中を覗き込むと、
「ウギ・・・、総譜の単行本・・・。」
「今度の協奏曲の。」
「ああ、3番のですね?」
「あんまり時間ないからな。」
ほらっ、荷物貸せ!と言われて、手にしていた鞄を持ってくれる。
「そっちはどうなわけ?」
「ああ、カズオ2号くんとですか?」
「・・・その命名やめろよ。」
「ホント、本家ソックリのネチネチさんで、大変ですけど。」
「本家って誰のことだ。」
「だいぶ形にはなってキテマスヨ!」
無視すんな!と話す真一くんは、開いていたところへ栞を挟みこむ。
じゃ、行くか?と話しかけられたので、ハイッ!と返事したところへ後ろから、
「千秋先輩!」
「あぁ?」
「ぎゃぼ?」
「やっぱり!千秋先輩~!」
振り返ると、見知らぬ女性がこちらに手を振りながら近寄ってくる。
それを見た真一くんはただ、ゲッという顔をして、のだめの腕を手に取る。
「走れ。捕まると面倒だから。」
「へっ、逃げるんですか?」
「ああ、折角まいてきたのに・・・。」
行くぞ!と、今度は手を握られてのだめは真一くんの背中を見ながら走り始める。
その後ろから、『逃げるなぁ~!』という声が聞こえてきた。
ずっと見ている人が、自分じゃない誰かを見ている状況・・・。
辛くて辛くて苦しいですよね。
けど、その自分をそっと見守ってくれている人も居て・・・。
あんまりドロドロスキじゃないので、あっさり書いてしまいましたが、
いかがだったでしょうか?
真一&のだめちゃんは逃亡真っ最中!!!
さてさて、どうなることやら・・・
続きをお待ち下さいませvv
原作を意識したのではないかと思ったくらいですよ。
そろそろ序章の本題が出てきてもいい頃なのに・・・とても遠いです。
楽団の練習もあったりで大変だと思います。
体調にはくれぐれも注意してくださいね。
遠いですか?・・・ですよねぇ~・・・自分でもそろそろ序章のテーマをと思ったのですが、このテーマはこの作品全体に通じてしまうので、そうそう簡単に出すと・・・と思い、チラリズムでどうでしょう?という感じで書いております。
この作品を通して、のんのんが書きたいのは、ここだっ!っていうところは、もうちょっと後になってからわかってくるかと・・・。
多分、序章は、そのテーマが見えない状況で終わっていくのか?
のんのんもわかりません。人により、感じ方考え方が違うので、
勘の良い方は気づかれるかもしれませんが・・・。
こんな感じです。
引き続きお付き合いいただけますよう、よろしくお願いします。