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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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きゃ~、ついに大台20乗りましたね!!

どうも、ご無沙汰してすみません。
相も変わらず行き当たりばったりな生活をしておりますのんのんです。

ずっと更新できなくて申し訳ありません!!

先週、演奏会終わりましたよ~。
今回のお客様の入りは、300人は超えたものの、前回の演奏会よりは200人弱減ってしまいました。
けれど、新しいお客様、ならびにリピーターになっていただけるようなお客様と客層にも違いが出てきたみたいです。
(今までは、団員の知り合いとかばかりでしたので・・・)

こうして、少しづつ根付いて行くのかと、心がいっぱいになり、
その為にも頑張って練習しなければと、今週はお休みしようかと思っていた練習も、昨日行って参りました!

これまた、ボンも持参で(笑)
ボンは、指揮者先生が大好きでして、すっかりなついてます。
練習帰りの道中、先生の真似して、
「ここの音は、がが~ん、と!」とか、指示する口真似を一生懸命しております・・・f(・・;)

さてさて、今週からはついに、8月のコンクールに向けての練習開始となりました。
先週の演奏会にて、試奏し曲目決定!!
今までは演奏会に向けて10数曲を練習してきましたが、これからは課題曲・自由曲の2曲集中練習っす!
今年は、取りに行きます!!と団長&指揮者先生の決意とともに、60数名頑張って練習の毎日です!

演奏会どうだったって?
ん~、今回用事があって来れなかった方にもどうだったと声掛けていただいたんですけど、

『何とかなりました!!』と一言ご報告をば・・・。
ソリのところもなんとかなりましたし、前回の演奏会よりもよかったとのアンケートに、ホットしております。

しかし、今所さんの笑ってこらえてで、吹奏楽の旅っていうのやってるじゃないですか?
あれに出てくる高校のレベルの高さには圧巻です・・・。
私はあの中にいたら、落ちこぼれ確実・・・。
なんだこのリズム感のと音感の無さは・・・と自分の才能の無さに毎日やられております。

でも、一つのことを皆でやり通すって気持ち良いんですよね。
その快楽を知っているから、吹奏楽始めたようなものでして・・・。

さてさて、ここらでのんのんの近況報告は以上ですよ!

で、長くなってしまって申し訳ないんですが、
新規リンクを追加いたしましたので、ご紹介を!!

@Lovers Home/結依様

melodie bruine BY wish shower/幻想夢 影菜様


どちらも、ステキなちあのだ文章に、のんのん日参決定ですvv
皆様もぜひお出かけ下さいvv
(お出かけ先のマナーは必ずお守り下さい!!)

では、長々となりました。
更新ですよ~!!
佳境を迎えつつあるミーナサイド!!

つづきからドウゾ!!


20.sotto voce(2)(小さな声で・・・)


痛い腕を抱えながら、少し痛みがひいた頃を狙って、自宅近くの病院へ向う。
少し大きめな病院で、腕の痛みを訴えると、詳細に調べてみましょうと色々な部屋を順々に巡る。
その頃には、痛みは引きはじめていたが、まだ痙攣は収まらない。
何なのだろうか・・・、ただ疲れた溜まってただけじゃないの?

待合席でお待ち下さいと看護士に送り出され、一人心細く不安でいっぱいになりながら、結果が出るのを待つ。
腕の痙攣とともに身体がカタカタと震え出す。
頭の中に、ぐるぐるとどうしようとか、何でとか疑問が渦巻く。

「あらあら?大丈夫?」
「えっ・・・。」
「震えて・・・、どうしたの?」

下を向いてカタカタ震えている自分を見つけた初老の女性が話しかけて来ていた。
彼女は、車椅子に乗り病院着を着用しているということは、ここの病院の入院患者のようだった。

「泣いて・・・、さっ、これで涙を拭いて。」
「あっ・・・」

そういわれて初めて自分が泣いているのに気づいた。
不安で不安で心が決壊したかのように流れる涙。
それを彼女が渡してくれたハンカチでぬぐう。

「・・・あ、ありがとうございます。」
「大丈夫?落ち着いたかしら?」

にっこり笑う彼女。
彼女の乗る車椅子は、自動装置が付いているようで、ハンカチを渡された右手側にハンドルのようなものが付いていた。

「あ、これ、すみません。汚しちゃった。」
「いいのよ。気にしないで。」

悪いと思いながらも、彼女へハンカチを返す。
彼女はそれを受け取ると、右手で車椅子の後ろ側に付いた手提げの中へ入れようとしていた。
しかし、失敗したのかパサリと床へハンカチは落ちてしまった。

「あらら、ごめんなさいねぇ。拾ってもらってもいい?」
「はい・・・。」

そういえば、いつの間にか痙攣は治まっており、すんなりと手を伸ばしてハンカチを拾い上げ、手提げの中へハンカチを入れた。

「ごめんなさいねぇ。」
「いえ、こちらこそ。」

せわしなく動く右手とはうって変わり、ピクリとも動かない左手。
軽く開いた形で固まっている。
そこをジッと見つめてしまったのだろうか、彼女は私の視線に気づいて

「・・・まったくねぇ~、こっちの手、いう事利いてくれないのよ。」
「・・・動かないんですか?」
「ええ、前は動いたんだけどねぇ~。」

少し腕を動かせるだけなのよ。と言う彼女を私はただ見つめる。

「あなたは、通院?」
「いえ、今日は検査で。」
「そうなの?悪いところがなければ良いわねぇ。」

じゃあねと右手を振り、その右手でハンドルを握り前へ倒すと動き出す車椅子。
彼女は微笑みながら、待合室を横切り病室のある方向へと消えていった。

私は、その後ろ姿をただ見送った。
その直後だった。

「ミナコ・モモダイラさん。診察室へどうぞ。」

看護士に促されて、診察室へと足を踏み入れた。


* * * *


「いらっしゃい!あ、千秋先生!!」
「どうも。」
「今日、リュウ出かけてていないんだけどねぇ?」
「いえ、ちょっとコイツと話があるので。」

俺に着いて入ってきた青池も、裏軒の主人に頭を下げた。

「先生はいつものだね?そちらはどうするかい?」
「えっと、じゃぁ・・・。レバニラ定食を。」
「はいよ~!」

席は好きな場所をと言われたので、店内の一番奥のテーブルに腰を下ろす。
向かい側の席についた青池は、キョロキョロと店内を眺めていた。

「ここ、初めてか?」
「はい!話には聞いていたんですけど、機会がなくて。」

ニコニコ嬉しそうに話す青池は、初めてが千秋先輩と一緒なのも光栄です!なんて言っている。

「あのさ、早速本題入っていいか?」
「あ、そうでしたね!はい!何でしょうか?オケのことについてですか?」
「いや、そっちは今のところ問題ない。問題があるのは、あのピアニストだ。」
「・・・みづきですか?」
「お前、仲良さそうだからさ。知っていることがあれば教えてもらおうかと思ってな。」
「はい・・・?俺が知っていることなら何でも。」

お待ちどー様~!とテーブルに運ばれてきたクラブハウスサンドとコーヒー。
それにギョッとする青池は、これもメニューなんですか?!なんてビックリしていた。
青池の目の前には、レバニラ定食が運ばれてくる。

「冷めるのもあれだから、食べながらでいいか?」
「はい!じゃぁ、いただきます!」

食べ始めた青池。
俺もコーヒーに口を付ける。
峰が居ないせいか、いつもより店内が静かに感じる。
お祭り騒ぎの中にある裏軒に来ることが多かったからな・・・。

「なんで、今回あいつがピアニストとして選ばれたかって聞いてる?」
「みづきがですか?・・・えっと、一応聞いてます。」
「お前が脅されたからって話になっているのも?」
「・・・はい。みづきはそうだと信じてますから。」

気迫は凄かったですよ。と思い出したのか顔が青くなる。

「なら、本当の理由も知ってるんだよな?」
「はい、学長から頼まれたんですもん。断れませんよ。」
「そうか。あいつってさ、昔からあの弾き方なの?」
「ん~、一番最初千秋先輩が孫ルイと共演したじゃないですか?」
「ああ、シュトレーゼマンの代振りでだろ?」
「はい、あのCDを聞いた直後は、孫ルイそっくりに演奏し始めたんですよ!」

・・・なんだか、どっかで似たことあったよな?

「でも、ものまねした形で出たコンクールは見事失敗!
それから暫くは元の自分の演奏スタイルを探して四苦八苦していたみたいなんですけど・・・。」
「けど、それがある時から今のスタイルに変わったと・・・。」
「はい。しかもそのスタイルで出たコンクールで優勝しちゃったんですよ。」
「入賞じゃなくて優勝したのか?」
「ええ。総評も、ものまねしたにも関わらず絶賛で・・・。『第二のNODAME』なんて書かれてしまって。」

だからか・・・。
あの演奏方法。そして音。

「それからは、ものまねする事を第一に考えて練習するんです。
野田先輩が暗譜苦手だと聞けば自分も苦手な振りをしたり、
DVDなんかも、何回も繰り返してみて、弾き方をまねてみたりと・・・。」
「そうか・・・。」

学園長から聞いてた通りだな。

「教えてくれてありがとうな。」
「イエ・・・本当なら、俺がなんとかしてやりたかったんですけど・・・」

青池はそうこぼしながら、苦笑していた。



校内を歩く。
昨日お邪魔したハリセン先生の所に電話をした。
そしたら、部屋一つ押さえてくれた。
事務所へ行けば鍵を貸してもらえるよう話をつけてくれた。
その事務所へ行き、練習室の一室へ歩みを進める。

「・・・あれ?のだめさん?」
「うきゃ?」
「あっ!やっぱりのだめさんだ!!みづきですよ!」
「ああ、昨日の・・・。コンニチハ。」
「今日はどうしたんですか?あっ、練習ですか?」

練習室へ向う廊下を歩いていると、昨日会ったみづきさんに出会った。
練習室の鍵を持っているのを見つけ、是非練習するのなら聞いても良いかと問われる。
昨日も、了承していることだし、ドウゾと声を掛けると、彼女は嬉しそうにありがとうと伝えてきた。

『今度のピアニスト。お前の音に似てるんだよ。』

そういえば、昨日。
ハリセン先生のお宅でご飯をご馳走になっている時、今度の公演についての話になった。
そのとき、真一くんが言っていた。
ハリセン先生の受け持ちではないのだが、俺も似てると思うで。と先生も言っていた。
どちらかというと、昔ののだめの音に似ているらしい。

彼女とともに練習室へ入り、近くの机の上へ自分の荷物と上着を置いた。

「みづきさんは、練習良いんですか?」
「あっ、大丈夫です!帰ろうと思ってたところだったんで。」
「そですか?」
「はい!良かったです。早くも演奏見せていただけて本当にラッキーでした。」
「・・・なら、みづきさんの演奏ものだめの後に聞かせてもらえますか?」
「えっ!私のですか!!イエイエ、そんなのだめさんに聞かせるような演奏じゃないですよ!」
「そんなことないでしょ?コンチェルトやるぐらいだし。交換ってことでドデスカ?」
「わ、わかりました・・・。じゃぁそれで・・・。」

じゃ、サクサクやりましょ。と声を掛けて、ピアノの前に座る。
さて、何を弾きましょうか・・・。

「リクエスト良いですか?」
「ぎゃぼ?知ってればできますけど。」
「あ、大丈夫です。のだめさんのCDの中からなんで。」
「それならオケですよ。」
「じゃぁ、ラヴェルの『水の戯れ』を!」

サンマロのお城で披露した曲だ。
その後も定期的にリサイタルの出演依頼をされている。
去年は、キョウくんの育児があったから、代役としてフランクへお願いした。

ピアノに向って、一つ呼吸を落とす。
そして、鍵盤の上に手を重ねた。
ゆっくりとピアノが音をつむぎ出していった。










病院へ向ったミーナ。
彼女にどんな宣告が・・・?

のだめちゃんも、みづきさんに単独で捕まってしまったご様子・・・。

では、続きをお楽しみにvv

お読みいただきましてありがとうございました!!

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はじめまして
はじめまして。
こちらをみつけて、ssや、他の作品…夢中になって読みました!
涙したり、にんまりしながら…
素敵な文章に、私が大好きなちあのだが泣いたり笑ったりルンルンだったり(笑)

更新が待ち遠しかったです‼
お忙しいでしょうが、体調に気をつけて下さいね。
またの更新たのしみにしています!
りっくわ 2010/06/07(Mon)06:01:11 編集
Re:はじめまして
りっくわ様はじめましてvv

この度はお越し頂きましてありがとうございます。

読んで頂き、そして楽しんで頂けたみたいで、のんのんも嬉しいです☆

のんのんの書く文章は、まだまだ稚拙ではありますが、

亀更新でがんばっておりますので、

是非またお越し下さいませ!!

コメントありがとうございました!!!
のんのん  【2010/06/12 18:32】
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