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こんばんわ!
というか、おはようございます?
記憶の~が完結いたしまして、たくさんのコメントいただきました。
ありがとうございました。
先週末は、怒涛の日々をすごし(記憶の~の完結話UP・楽団の本番&打ち上げでハッチャケル)、
今週は、ちまちまと仕事をこなす毎日を送っております。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日から新連載をUPして行きますよ!
のんのん初のパラレル小説に挑戦です!
内容については、最後にまたつらつらと書きますのでそちらのほうで・・・。
お付き合いいただけますと嬉しいです!
では、続きからドウゾvv
1.
チャイムが鳴って、しばらくすると、担任の先生が教室へ入ってきた。
「おおーい、席につけー。こないだの小テスト返却するぞ!」
そう言って、出席番号順に名前を呼ばれていく。
「野田」
「は、ハイ!」
そう言って、席を立ち教壇へ向かう。
「もうちょっと頑張れ。」
「うきゅっ・・・はい・・・。・・・ぎゃぼん・・・」
そう言って、渡されたのは赤点の答案用紙。
トボトボしながら、席に戻る。
そして、深~い溜息をついた。
「どうしたののだめ?」
「あ、マキちゃん。・・・なんでもないです。」
「あっ、また、赤点?本当にのだめ数学苦手よね。」
「・・・今回は頑張ったんですよぉ~・・・」
「でも、赤点ってことは、補習よね?逆に羨ましいわ」
「なんでよ?」
「あっ、レイナ。だってさ補習なら、あの麗しの先生様から直々に勉強教えてもらえるチャンスじゃない!」
そう、このクラスの担任兼数学教師の千秋真一(26)。
容姿端麗・文武両道・才色兼備などなど…
この世に存在する人を賞賛する全ての言葉が集まってしまうような、完璧な容姿と頭脳の持ち主。
そんな彼に、淡い恋心を抱く生徒は数多い。影に「千秋様同好会」なんてものも発足している。
のだめ、マキちゃん、レイナちゃんはそんな会には入っていない。
ただ、今年から担任教師が千秋先生という事を心から喜んでいた。
本当に、最初は・・・。近頃はちょっと事情が事情・・・。
のだめは、その言葉を聴いてさらに、大きな溜息・・・。
「だから、どうしたのよ?いつもののだめなら奇声を揚げて喜びそうなことなのに・・・」
「・・・だから、大丈夫デス。なんでもないですよ。」
ほら、前向かないとそろそろ授業始まりますよ!と声を掛け、マキちゃんたちを前に向かせる。
答案用紙を全て返却し終わった千秋先生が
「赤点の奴は、放課後、数学教官室に来ること。じゃぁ、今日の授業始めるぞ。」
そう言って、黒板へ問題を書き始める。その様子を見ながら、のだめはまた溜息・・・。
(今日、家に帰りたくないです・・・。)
そんなことを考えていた。
* * * * * *
平日の授業の6限目が終わり、放課後を迎える。
「じゃぁ、のだめ。しっかり勉強してくるのよぉ~」
「本当は付き合いたいけど。今日用事があって帰らなくちゃいけないの。ごめんねのだめ。」
マキちゃん・レイナちゃんはそう言って、帰っていった。
5月のゴールデンウィーク後、急遽実力を把握したいとうことで行われた小テスト。
憧れの先生様の担当科目。少しでもいい点数とって、あわよくば褒められたい。
なんて思っていたけど。
結局は赤点という結果で終わったテスト。
溜息が出るばかりだった。
「・・・行かなきゃ、きっとコロサレマス・・・」
しょうがなく、荷物を持って、数学教官室へ向かうことにした。
数学教官室。まぁ言ってみれば、数学で使う教材の倉庫兼数学教師だけの職員室といった感じだろうか。
各学年に1人はいる数学教師の机が並べられ、その奥に教材の詰まった書庫がある部屋。
いざ、部屋の前に着き、はぁ~と息を吐き出し。ドアをコンコンッとノックした。
「失礼します・・・」
「ああ、野田か。入れ。」
「ハイ。」
そう言って、招き入れてくれる千秋先生。
この人の顔今一番見たくなかったなのにな・・・と思っても、会えて嬉しいと思う反対の気持ちもあって、心の中はグシャグシャ。
先生の机の近くへ行くと、椅子を出されて座れといわれたので素直に従う。
「今回の赤点は、お前と玉木なんだが・・・」
「私、ちょっと手が空いてるので、ちょっと教室よって言って来ましょうか?」
そう声をかける、他学年の数学教師の先生。
「・・・お願いしてもいいですか?すみません。」
そう言って、軽く頭を下げて、言い出した先生へ任せている。
そして、その先生が部屋を出ていった後。必然と千秋先生とのだめだけ・・・。
「・・・おい、野田!」
「は、はい!なんですか、真・・・あっ、いえ千秋先生」
「おいっお前。だから、慣れろよ。今ここは学校。俺はお前の担任!」
「はい、すみません。」
「んったく。赤点なんか取りやがって。ホントにお前って得意なこと体育と食べることだけか!」
「はうぅ~、すみません。」
ちょっと会話のなかにおかしい部分が。って?とりあえず、後で説明します。
「まぁいい、明日から補習も兼ねて、勉強教えてやるから。」
「はあ・・・」
「午後7時。俺の部屋へ来い。」
「えっ、学校じゃないんですか?」
「他の生徒なら、学校じゃないと会えないが、お前は俺の部屋に来れるだろ?」
「あぅう、でも・・・」
「うるさい、返事は!」
「はい、わかりました。」
「なら、今日はこれまで。帰っていいぞ。」
「・・・はい、ありがとございました・・・」
そう言って、席を立ち上がり、軽く頭を下げる。
トボトボと部屋の扉に手を掛けたとき。
「そうだ。母さんに、今日は飯いらないって言っておいて。」
「食べてからお帰りデスか?ご帰宅は何時?」
「ん~、たぶん8時には帰れるかな。」
「長田さんはこの事ご存知デスか?」
「ああ、長田には言ってある。じゃぁ、頼んだぞ。」
「はい、かしこまりました。失礼します。」
そう言って、上体を直角に下げ、丁寧に挨拶をする。
「だっ、だから!ここは学校!!」
「あっ、ギャボーーーーー。失礼シマス!!」
近くにあったものを投げられそうになって、急いで部屋の外へ飛び出した。
そして、廊下の角を曲がるまで、少し足早に歩く。
そして角をまがり、教官室が見えない所に来ると、立ち止まってはぁ~とまた溜息をついてみた。
(やっぱり、慣れない・・・。また帰ったら怒られるんだろな・・・)
そう呟いて、重たい足をひきづるように、家へ帰宅する。
しばらくして、見えてくるのは、私が帰るべき家。
「ただいま帰りました。」
「あら~っ、のだめちゃんお帰りなさい!」
「あっ、征子様。ただいま戻りました。」
「もう、呼び捨てでいいって言ってるのに。」
「すみません。お仕事なので・・・」
「いいわよ、気にしてないわ。」
「あっ、真一様からご伝言です。本日お夕飯食べてからご帰宅するそうです。」
「へぇ、珍しいわね。」
「8時はこちらへ戻るそうデス。」
「わかったわ。長田へは私から言っておくから。」
「はい。では着替えて参りますので、失礼します。」
のだめが今生活している、というか仕事をしている家。三善家。
先ほど、帰ってきてから話していたのは、この家の家長のご兄弟に当たる方。
つまりは、のだめがお使えしている方の一人。
そして、千秋先生・・・。
征子様のご子息様で、現在こちらのお家へ戻ってきてらっしゃる。
真一様・・・。
のだめは、担任兼数学教師な千秋先生に仕えるメイドなのです。
さぁ、始まっちゃいましたよパラレル小説第一弾!
真一くんは、数学教師。
のだめちゃんは、高校生で、しかも真一くんの家に仕えるメイドさんvv
なんか、のんのんの性癖を疑われるような気がしますが、
秋葉原のメイド喫茶行ってみたいと思っている私は危ない人ですか?
まあ、なにわともわれ、お付き合いしていただけると光栄です。
引き続きよろしくお願いします。