の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。
ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。
かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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こんばんはvv
いやはや、風邪は治ったものの、咳だけ残ってて、非常に苦しい・・
今週末は、久しぶりに楽団練習です。
しかも、本番と同じ会場でのリハ有りです。
むふーん、久しぶりなので、どきどきワクワク。
ではでは、更新です。
続きからドウゾvv
いやはや、風邪は治ったものの、咳だけ残ってて、非常に苦しい・・
今週末は、久しぶりに楽団練習です。
しかも、本番と同じ会場でのリハ有りです。
むふーん、久しぶりなので、どきどきワクワク。
ではでは、更新です。
続きからドウゾvv
35.変奏曲
「・・・どこだ?」
「えっと・・・。あっいた!千秋くーん!!」
「清良!」
「俺もいるぞ・・・。」
「・・・わかってるよ。」
「ったく、で何だよ。急に呼び出して。」
「とりあえず、座れ!目立つ!!」
ちらほら、声が聞こえる。
『ねね、あれ!三木清良でしょ!すごい!やっぱりキレイ・・・。』
『その隣にいるのって、確か指揮者の千秋真一?』
少なくとも、メディアに顔を出しているのだ。
雑誌はクラシックライフ始め、ちょっとした女性誌なんかにも取り上げられていた。
案の定、騒いだ峰のせいで見つかった。
「もう!龍!騒いだから見つかったわ!」
「ワリィ・・・。どうする?」
「場所移動しよう。」
待ち合わせにしていた喫茶店を出て、途方に暮れる・・・。
どうしようか?
「ね!千秋君!近くに私の知っている店あるからソコに行く?」
「それってアソコか?・・・そうだな、あそこならゆっくり話せるだろ。」
「なら、そこで。案内よろしく。」
そして、連れて来られたのは、地下にある小洒落たジャズバー。
バーと言っても、昼間は喫茶店も経営しているみたいであった。
中に入ると、ひっそりと大人しめのジャズがかかり、地下独特の少しひんやりした空気に襲われる。
「マスター!久しぶり!」
「おお、清良!それに龍も。いらっしゃい。」
「今日は、ゲスト連れてきたわよ。」
「・・・ゲスト?・・・!!千秋真一さん!!」
「?なんだ?」
「ああ、ごめんごめん。ここのマスターあなたのファンなのよ。」
「初めまして!!お会いできて光栄です!!」
どうみても、俺より年上のマスターはカウンターから出てきて、俺の前でお辞儀をしていた。
そして、差し出された手に、自然と握手をすると、ギュッと握り締めて、ブンブンと振られる・・・。
「あなたの初回の公演!R☆Sオケの初演を見て、一目でファンになったんです。」
「ありがとうございます。」
「本当に、うるさいくらいなのよ。私が帰ってきて、この店来ると、『近頃の千秋さんは?』って第一に聞くんだから!」
「ちょっとしたストーカーだよな。」
「えっ?」
「ああ、大丈夫よ。真澄ちゃんや高橋くんみたいに道は外れてないから☆」
つまりは、乙男(おとめん)ではないということらしい。
ほらっ!話しあるんだから、また後でね!コーヒーお願い。
っていう清良について、店の奥のちょっとした個室に入っていく。
「で、話っていうのは、その持ってる物も関係あるんでしょ?」
「バイオリンかそれ?なんで千秋がそんなの持ってんだよ?」
「実は・・・、本当はソリスト教えられないんだけどさ。一つ頼みたいことがあるんだ。」
「・・・・千秋が俺に頼みごと?マジか!!」
「おまえには頼まん・・・クソッ。」
「うそだうそだ!ったくスネんなよ☆大船に乗ったツモリで何でも話せ!何だよ!」
だから、ヤダったんだ・・・。すぐに調子に乗るから・・・。
けど、頼めるのはコイツと清良だけだと思ったから。
「あのさ、この話は絶対公演まで内緒にして欲しいんだ。」
「ソリストの件?それは1週間前には公開されるんでしょ?」
「いや、その話じゃない。でも、そのソリストも関係あるんだけど・・・。」
「・・・だ~~~っ!はっきりしろよ!要は何なんだ!」
痺れを切らした峰が叫んだ時、丁度マスターがコーヒーを持ってきてくれた。
無言でそれを3人とも口を付ける。
「じゃぁ、順をおって話す。これは、1週間前の公開まで皆に内緒にして欲しいこと。」
「ああ、ソリストのことか?」
「もうっ、龍!間に口挟まない!で、千秋君続き続き!!」
「今回のソリストのピアニストは、・・・Megumi Nodaだ。」
「のだめぐみ・・・って!のだめ!!?」
「嘘!のだめちゃんなの?」
「嘘じゃねぇよ。ジジィからの正式オファーだぞ。」
「まぁ、のだめも一端の新人ピアニストだから、いつかやれるだろうとは思ってたけど・・・。」
やっぱり、二人ともビックリしていた。
この分じゃ、他のメンバーへの公開の時が思いやられる・・・。
で、俺はなんでのだめにオファーが来たのか・・・。
そう1ヶ月近く前に自分に起こった事件を掻い摘んで話した。
最初二人揃って、顔を青くして、次には俺に対しての怒りだろうか顔が赤くなる。
最後記憶が戻った辺りの話をする頃には、二人して泣いていた・・・。
相変わらず、熱いな・・・。
「そうだったのか!だから、あんなに怒ったんだな昨日!」
「・・・八つ当たりに近いがな・・・。そもそも俺も悪いんだし。」
「でも、その記者本当にヒドイわ!千秋くんが怒ったことすら記事にしちゃうんだから!!」
「で、もう一つ爆弾発言していい?昨日のお前らをたぶん越えると思う・・・。」
俺らの結婚報告を超える?何だそれ?
二人顔を見合わせた後、俺に視線を戻した。
俺はハァーと一つ息を吐いて伝えた。
「のだめが・・・妊娠・・・してるんだ。」
「・・・ニンシン?・・・はぁ?!妊娠!?それって、こんにちは赤ちゃんとか、お腹が大きくて動きづらいのよ~とかか?」
「お前の妊娠イメージって何なんだ?」
「・・・で、その相手って、千秋君なのよね?」
「当たり前だろ。」
「そ、ならいいわ。フォローなら私に任せて!なんてったってコンミスですから!」
「で、この妊娠のことは、他の皆には知らせないで欲しいんだ。俺からちゃんと言うから。」
「そう、そうだな!お前がちゃんと言ったほうがいい!俺らは黙ってる!!」
「真澄にも言うなよ?」
どうせ、あいつに言ったら、いつのまにか噂と言う形で広まってしまうかもしれない。
わかったと至極まじめに対応する峰に、少しだけ笑った。
俺が笑ったことが不思議だったのか峰は眉間に皺を寄せていた。
「あとさ、頼みたいって言うのはもう一つあるんだ。」
「なんだ?のだめのこと?演奏会のこと?」
「両方。」
「「両方??」」
「ああ、これこそ、本当に内緒にしてくれ。・・・もちろんのだめにも・・・。」
話している間、同意してもらえるかどうかすごく不安だったのかもしれない。
いつもより多く話している気がしていた。
でも、話終えた後、二人の顔を見ると、そんな不安になるような顔ではなかった。
「任せろ!じゃぁ、これから作戦会議だな!」
「私も、モチロン協力するわ!良いものにしましょうね?千秋君」
「・・・二人ともありがとう。」
「お前から、感謝の言葉って出てくるんだな?」
そういって、ニッと笑う峰に、お前より俺はいい大人だよ。と言い返してやる。
私から言わせれば、二人ともまだまだ子供よ!という清良の一言でその応対は終える。
一拍の空白の後、ドッと3人揃って笑った。
「しかし、本当。千秋、顔が穏やかになったな?」
「はぁ?なんだそれ?」
「私もそう思う!きっとのだめちゃんのおかげね?」
「だろ?なんか大人な千秋でドキドキだぜ☆」
「お前にドキドキされても嬉しくない・・・。」
ウインクしてくる峰に盛大なため息を返す。
なんにせよ、今回の作戦に参加してくれるメンバーを手にしたのだ。
「じゃぁ、改めて。よろしくお願いします。」
「こちらこそ、頑張ろうね!」
「おう!頑張るぞ!・・・じゃぁ早速会議だ!」
一区切り着くところまで話して、3人して店を後にした。
マスターは『またいらしてください!』といっていた。
そして、午後のオケ練習に向けて、桃が丘音大目指して歩き始めていた。
峰くん・清良限定☆
サプライズ発表第一弾です。
さぁ、真一くんが何を頼んだかって?
それは、後でのお楽しみ。
ではでは、これまで読んでいただきありがとうございます。
引き続きお付き合いの程を!
「・・・どこだ?」
「えっと・・・。あっいた!千秋くーん!!」
「清良!」
「俺もいるぞ・・・。」
「・・・わかってるよ。」
「ったく、で何だよ。急に呼び出して。」
「とりあえず、座れ!目立つ!!」
ちらほら、声が聞こえる。
『ねね、あれ!三木清良でしょ!すごい!やっぱりキレイ・・・。』
『その隣にいるのって、確か指揮者の千秋真一?』
少なくとも、メディアに顔を出しているのだ。
雑誌はクラシックライフ始め、ちょっとした女性誌なんかにも取り上げられていた。
案の定、騒いだ峰のせいで見つかった。
「もう!龍!騒いだから見つかったわ!」
「ワリィ・・・。どうする?」
「場所移動しよう。」
待ち合わせにしていた喫茶店を出て、途方に暮れる・・・。
どうしようか?
「ね!千秋君!近くに私の知っている店あるからソコに行く?」
「それってアソコか?・・・そうだな、あそこならゆっくり話せるだろ。」
「なら、そこで。案内よろしく。」
そして、連れて来られたのは、地下にある小洒落たジャズバー。
バーと言っても、昼間は喫茶店も経営しているみたいであった。
中に入ると、ひっそりと大人しめのジャズがかかり、地下独特の少しひんやりした空気に襲われる。
「マスター!久しぶり!」
「おお、清良!それに龍も。いらっしゃい。」
「今日は、ゲスト連れてきたわよ。」
「・・・ゲスト?・・・!!千秋真一さん!!」
「?なんだ?」
「ああ、ごめんごめん。ここのマスターあなたのファンなのよ。」
「初めまして!!お会いできて光栄です!!」
どうみても、俺より年上のマスターはカウンターから出てきて、俺の前でお辞儀をしていた。
そして、差し出された手に、自然と握手をすると、ギュッと握り締めて、ブンブンと振られる・・・。
「あなたの初回の公演!R☆Sオケの初演を見て、一目でファンになったんです。」
「ありがとうございます。」
「本当に、うるさいくらいなのよ。私が帰ってきて、この店来ると、『近頃の千秋さんは?』って第一に聞くんだから!」
「ちょっとしたストーカーだよな。」
「えっ?」
「ああ、大丈夫よ。真澄ちゃんや高橋くんみたいに道は外れてないから☆」
つまりは、乙男(おとめん)ではないということらしい。
ほらっ!話しあるんだから、また後でね!コーヒーお願い。
っていう清良について、店の奥のちょっとした個室に入っていく。
「で、話っていうのは、その持ってる物も関係あるんでしょ?」
「バイオリンかそれ?なんで千秋がそんなの持ってんだよ?」
「実は・・・、本当はソリスト教えられないんだけどさ。一つ頼みたいことがあるんだ。」
「・・・・千秋が俺に頼みごと?マジか!!」
「おまえには頼まん・・・クソッ。」
「うそだうそだ!ったくスネんなよ☆大船に乗ったツモリで何でも話せ!何だよ!」
だから、ヤダったんだ・・・。すぐに調子に乗るから・・・。
けど、頼めるのはコイツと清良だけだと思ったから。
「あのさ、この話は絶対公演まで内緒にして欲しいんだ。」
「ソリストの件?それは1週間前には公開されるんでしょ?」
「いや、その話じゃない。でも、そのソリストも関係あるんだけど・・・。」
「・・・だ~~~っ!はっきりしろよ!要は何なんだ!」
痺れを切らした峰が叫んだ時、丁度マスターがコーヒーを持ってきてくれた。
無言でそれを3人とも口を付ける。
「じゃぁ、順をおって話す。これは、1週間前の公開まで皆に内緒にして欲しいこと。」
「ああ、ソリストのことか?」
「もうっ、龍!間に口挟まない!で、千秋君続き続き!!」
「今回のソリストのピアニストは、・・・Megumi Nodaだ。」
「のだめぐみ・・・って!のだめ!!?」
「嘘!のだめちゃんなの?」
「嘘じゃねぇよ。ジジィからの正式オファーだぞ。」
「まぁ、のだめも一端の新人ピアニストだから、いつかやれるだろうとは思ってたけど・・・。」
やっぱり、二人ともビックリしていた。
この分じゃ、他のメンバーへの公開の時が思いやられる・・・。
で、俺はなんでのだめにオファーが来たのか・・・。
そう1ヶ月近く前に自分に起こった事件を掻い摘んで話した。
最初二人揃って、顔を青くして、次には俺に対しての怒りだろうか顔が赤くなる。
最後記憶が戻った辺りの話をする頃には、二人して泣いていた・・・。
相変わらず、熱いな・・・。
「そうだったのか!だから、あんなに怒ったんだな昨日!」
「・・・八つ当たりに近いがな・・・。そもそも俺も悪いんだし。」
「でも、その記者本当にヒドイわ!千秋くんが怒ったことすら記事にしちゃうんだから!!」
「で、もう一つ爆弾発言していい?昨日のお前らをたぶん越えると思う・・・。」
俺らの結婚報告を超える?何だそれ?
二人顔を見合わせた後、俺に視線を戻した。
俺はハァーと一つ息を吐いて伝えた。
「のだめが・・・妊娠・・・してるんだ。」
「・・・ニンシン?・・・はぁ?!妊娠!?それって、こんにちは赤ちゃんとか、お腹が大きくて動きづらいのよ~とかか?」
「お前の妊娠イメージって何なんだ?」
「・・・で、その相手って、千秋君なのよね?」
「当たり前だろ。」
「そ、ならいいわ。フォローなら私に任せて!なんてったってコンミスですから!」
「で、この妊娠のことは、他の皆には知らせないで欲しいんだ。俺からちゃんと言うから。」
「そう、そうだな!お前がちゃんと言ったほうがいい!俺らは黙ってる!!」
「真澄にも言うなよ?」
どうせ、あいつに言ったら、いつのまにか噂と言う形で広まってしまうかもしれない。
わかったと至極まじめに対応する峰に、少しだけ笑った。
俺が笑ったことが不思議だったのか峰は眉間に皺を寄せていた。
「あとさ、頼みたいって言うのはもう一つあるんだ。」
「なんだ?のだめのこと?演奏会のこと?」
「両方。」
「「両方??」」
「ああ、これこそ、本当に内緒にしてくれ。・・・もちろんのだめにも・・・。」
話している間、同意してもらえるかどうかすごく不安だったのかもしれない。
いつもより多く話している気がしていた。
でも、話終えた後、二人の顔を見ると、そんな不安になるような顔ではなかった。
「任せろ!じゃぁ、これから作戦会議だな!」
「私も、モチロン協力するわ!良いものにしましょうね?千秋君」
「・・・二人ともありがとう。」
「お前から、感謝の言葉って出てくるんだな?」
そういって、ニッと笑う峰に、お前より俺はいい大人だよ。と言い返してやる。
私から言わせれば、二人ともまだまだ子供よ!という清良の一言でその応対は終える。
一拍の空白の後、ドッと3人揃って笑った。
「しかし、本当。千秋、顔が穏やかになったな?」
「はぁ?なんだそれ?」
「私もそう思う!きっとのだめちゃんのおかげね?」
「だろ?なんか大人な千秋でドキドキだぜ☆」
「お前にドキドキされても嬉しくない・・・。」
ウインクしてくる峰に盛大なため息を返す。
なんにせよ、今回の作戦に参加してくれるメンバーを手にしたのだ。
「じゃぁ、改めて。よろしくお願いします。」
「こちらこそ、頑張ろうね!」
「おう!頑張るぞ!・・・じゃぁ早速会議だ!」
一区切り着くところまで話して、3人して店を後にした。
マスターは『またいらしてください!』といっていた。
そして、午後のオケ練習に向けて、桃が丘音大目指して歩き始めていた。
峰くん・清良限定☆
サプライズ発表第一弾です。
さぁ、真一くんが何を頼んだかって?
それは、後でのお楽しみ。
ではでは、これまで読んでいただきありがとうございます。
引き続きお付き合いの程を!
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