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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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喉が痛い・・・。
頭がボウッとします・・・。

完璧に風邪引きました!
というわけで、昨日は長めのお昼寝。
今日は寝れるかと思ってたけど、寝れずじまい・・・。

現在に至ります・・・。

あうぅ~・・・。とりあえず、今の元気なうちに更新更新・・・。
明日明後日更新無かったら、つぶれているとでも思ってください・・

いたって元気な息子の声が頭に響く・・・。

では、更新です。

続きからドウゾvv

33.フィガロの結婚

「・・・ギャボ?何ですこの痕・・・。」
「何でもない・・・。」
「何でもないぐらい赤くなってるじゃないですか?どしたんです?」
「別に・・・。」


のだめがヨーコ・辰夫・征子ママとの東京観光(結局浅草辺りをぶらぶらしました。)してきて、
先に帰ってきていた。
征子ママは、ヨーコと辰夫を宿泊するホテルに送り届けたら、今日はそのまま帰るわと言ってたから、
のだめ一人で、真一くんを待ちます!

帰ってきて、まず室内の空調をON。
常設されているポットに水を入れて、飲み物の用意。
真一くん帰ってきたら何か飲みますかね?
とりあえず、自分用に紅茶でも入れましょう。
室内は、程なく暖かい。羽織っていたコートをハンガーにかけた。
シュコシュコ言い始めたポットの蒸気音を聞きながら、一室に置かれたピアノの前に座った。
蓋を開けてポーンとチューニング音を叩く。
音が溶けて、消えていく・・・。
すごく良い音。三善のアパルトマンのピアノの音に似てる。
そういえば、「ピアノは良い音だから」と真一くんが言ってた。
それは納得。じゃぁとりあえず、

「初めまして。・・・良い音出して下さいね?」

ピアノに話しかけて、ベートーベンの悲愴を弾き始めた。

ピーピーと沸騰を終えた音が聞こえる。
その音とともに演奏を終えた。
紅茶を用意してソファーへ座る。もちろん膝にはブランケット。
これは、出掛ける前に真一くんにしつこく、「持ってけ!使え!」と言われたもの。
まぁ、冷やしちゃいけないのはわかってるので使いますけど・・・。
紅茶へ、フーッと息を吹きかけて、香りを楽しむ。

浅草観光は、はしゃぎまわるヨーコを皆で抑えるようなものだった。
いくら久しぶりとはいえ・・・。
まぁ、自分も征子ママも一緒になってはしゃいでいたから、辰夫一人が大変だっただろうけど・・・。
今日来て、明日には帰るヨーコと辰夫は、空港近くに宿泊しているらしい。
また、公演の日に来るからとヨーコと辰夫とは別れました。

ヨーコも辰夫も、のだめが真一くんと一緒に居るのを認めてくれました。
それは良かった。けど・・・何だかしこりが残るのはなんでしょう?

そう考え事をし始めた途端、眠気に襲われた。
ああ、今日疲れたし・・・。そう思いながら暖かくなった体と共に夢の扉を開いていた。




「お帰りなさいませ。」
「1101号室のカギを。」
「少々お待ちください。」

ホテルのフロントに出向き俺は部屋のカギを受け取った。
それと共に、

「千秋様へご伝言を預かっております。」
「伝言?」
「それと、今日のお食事はいかが致しますか?」
「じゃぁ、ホテル内のレストランで構わないので予約を。」
「8時からでよろしいですか?」
「ええ、それで。・・・連れは帰ってますか?」
「奥様ですか?・・・ええ、帰っておられます。恐らくお部屋にいらっしゃると思いますが。」
「・・・ありがとう。」

恵が日本に帰っているのを隠す目的だったとはいえ、「奥様」という言葉に反応するのは・・・なんだか恥ずかしい。
最初このホテルに来た時、そう呼ばれた恵は「奥様~!」とか大声で喜んでたし・・・
否定する必要もないと思われたから、そのままにしておいたけど、毎回これだとな・・・。

受け取ったカギ、そして伝言を持ってフロントをあとにする。
乗り込んでエレベーター内で、その伝言を広げた。

「・・・母さんからか・・・。」

のだめの両親と共に今日は帰る事。
チケットを用意するようにの再三の注文。
あと、とりあえず一回三善の家に真一だけ来ること。
そんな内容。
ポーンと、到着階を知らせる音。
自分の部屋へ行き、カードキーを通す。

「・・・ただいま。・・・のだめ?」
「プゴーーーーー・・・。」

この音は・・・。やっぱり寝てるし・・・。
しかもソファーなんて肩が懲りそうな所に・・・。
しょうがねぇな。

「おい、恵!起きろ!おい!」
「・・・ホェ?・・・のだめお腹いっぱい・・・。」
「寝ぼけてんじゃねぇ・・・。」
「フオォ?あれ?真一くん?・・・おかえりなさい!」

どうして、起きたての身体で機敏な行動できるのか本当に不思議。
ソファーに寝る恵の肩を揺する為、前かがみになっていた俺の胸へ向けて恵は抱き着いてきた。

「うぉ!おい!」
「はぅ~~~、充電・・・。」

どうにか、背もたれに手を掛けて、踏ん張る。
その間、恵はいつものようにシャツへ鼻頭を押し付けてフガフガ言ってるし・・・。

「・・・変態。」
「いい匂い・・・。・・・でも汗掻いてます?」
「ああ、ちょっと遅くなったと思って走ってきたから。」
「?何かありました?」
「いや、・・・お前に会いたかっただけ・・・。」

赤く固まった恵は、ぱっと俺から離れて、ポスンとソファーに再び座った。

「もう!その顔反則です!」
「なんだその反則って?」
「・・・移るんですよ!真一くんの赤面!」
「うるせー。」

とりあえず、着替えてくるといって寝室へ移動する。
鞄から着替えを取り出して、シャツを脱いだ時だった。




「・・・ギャボ?何ですこの痕・・・。」
「何でもない・・・。」
「何でもないぐらい赤くなってるじゃないですか?どしたんです?」
「別に・・・。」

真一くんのわき腹に残る、赤い痕。
なんだか殴られたような気がする・・・。

「・・・のだめにいえない事ですか?」
「いや、お前は知らなくていい。」
「・・・教えてくれないんですか?」
「だからっ」
「なら、のだめに触れるの禁止です。」
「・・・はぁ?」
「隠し事するなんて、ユルシマセン!」

暫くの沈黙。
マジで?とかホントに?とか小声で聞いてくる真一くんにモチロン!と答える。
もうしばらくすると、真一くんの盛大なため息が聞こえる。

「・・・お前の父親。」
「辰夫?」
「そう、父親のけじめってやつだ。」
「・・・ぎゃぼ!辰夫にヤラレタンデスカ?!」

辰夫何してんですか!真一くんに!
何か一言言ってやらないと!!

「いいんだ!何も言うな。」
「でも!」
「お前を幸せにしろってさ。」
「・・・真一くん・・・。」

着替えのシャツをはおり、ボタンを留めおえた真一くんは、のだめの近くに来ていた。
痛くない?と聞いたら、平気だと一言返ってきた。

「そうだ、8時にレストラン予約してきたから食事行くぞ。」
「まだ1時間ぐらい時間ありますね?」
「あと、これ土産。」
「あっ!裏軒のクラブハウスサンド!そだ!峰君に真澄ちゃん元気でした!?」
「相変わらずだったぞ。」
「・・・いいなぁ、のだめも会いたい・・・。」
「少しの辛抱だろ?あっ、そうだ。今度の公演初期メンバーも出演するから。」
「清良さんも?あと黒木くんも?」
「ああ、清良に黒木くん、菊池に相沢。留学組にも声かけたら、帰ってくるってさ。」
「ふぉぉーーーー。すごいですねぇ。」
「だから、いい音楽にしような。」
「はい!もちろんです!」

・・・これで、真一くんの指揮だったら、何も文句はないんですけど・・・。
けど、あんまりわがまま言ったらダメですよね?







言わないでおこうと思ったけど、結局ばれたし・・・。

とりあえず話は終わってるんだ。俺とお父さんの中で。

着替え終わって、思い出した土産を恵に渡すと、

これから1時間後に飯食うにも関わらず、ハゥーとかいって喰いついてるし・・・。

あと、そうだ。

「これ、楽譜。時間あるから少し譜読みするか?」
「は゛い゛!し゛ま゛す゛!」
「とりあえず、口の中のモン飲み込んでから話しろ・・・。」
「・・・ん、んく。プハーッ。やりますやります!」

やっぱり色気ねぇし・・・。
受け取った楽譜を見ながら、再びサンドに食いつく。

「俺にも一口くれ。」
「はい!どうぞ。」

差し出されたのだめの手に納まるサンドにおれも食いついた。

「パンだと食べれるんですよ。」
「あ、そうか。つわり?」
「はい、乾燥しているものなら平気らしくて。」
「肉とかは食べれんの?」
「それは大丈夫でした!今日のレストランは何食べられますかね?」

クフクフ笑いながら、夢見がちな瞳・・・。
本当に色気より食い気・・・。

食べ終わった恵は、ピアノの前に座って再び楽譜と睨めっこ。
う~~~んとか唸ってるんだが・・・?

「おい、弾くのは帰ってきてからにしろよ。」
「えっ?遅いと迷惑になりません?」
「・・・この部屋防音いいし、大丈夫だから。」
「そですか?なら譜読みだけにします。」

どうせ、弾き始めたらキリが無くなりそうだし。

そうこうしているうちに、時間は経過。

「おい!そろそろ出掛けるぞ!」
「あっはい!」

そうして、俺と恵は食事に出るため部屋をあとにした。














触れられないのはダメなんですね?
真一くん?

やっぱり、こうでなくっちゃちあのだは!

っていう感じで書いてます。

うーーーん、何か本格的に調子悪くなりそうなので、本日はコレにて引き上げます。

お付き合いいただきましてありがとうございました。

コメントあれば、よろしくお願いします!


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お見舞いです
はじめまして。oyarisuと申します。「記憶の~」の4話目くらいからお邪魔しているんですよ。だんだんのめりこんじゃって毎回楽しませていただいております。
普段はどちらのサイト様でものぞき専門に近いこっそり派なのですが、暫く更新されていないご様子なのでもしかして体調悪化されたのかなぁとチョッとしんぱいになりまして、ちょっとだけ、出てまいりました。
もし、具合が良くないようでしたら、無理をなさらずにしっかり休養されてから復帰なさってくださいね。元気なのだめさんに会えるのを楽しみにお待ちしてますから。
あー、それからこれはコメントというよりもお見舞いなのでレスとか結構ですから気になさらずしっかりお休みください。
(あと、性別アンケートされてましたよね?締め切りすぎちゃったような気もしますが。赤ちゃん、男の子が良いなぁ。のだめそっくりな娘にメロメロな真一パパも捨てがたいけど、自分そっくりな息子が大事な妻のおっぱいにむしゃぶりつくのに本気でやきもち焼いたりするチアキの方が私的にはツボです。「おい、それオレのだからな!?貸してるだけだからな!」「むきゃー!違いマスよ。のだめの胸はのだめのものデス!それに、どちらかといえばこれが本来の使い道だと思いマスよ?」「えっ、マジでっ??」とかなんとかさ。ついでになっちゃてごめんなサイv)
oyarisu 2009/09/30(Wed)02:16:25 編集
Re:お見舞いです
コメントありがとうございます。
そして、ご心配お掛けしましてすみません。
何とか回復しましたので、戻って参りました☆
あと、お子様性別アンケートの方も回答いただきありがとうございます。
で、決定しました!男の子で!!
本編での登場を心待ちにしてください!
毎回読んでいただいて本当に嬉しい限りです。
そして、暖かいコメントに涙涙です・・・グスッ・・・
引き続き、お付き合いの程よろしくお願いします<(・◇・)
のんのん  【2009/09/30 02:57】
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