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さっきまで、ボンと一緒に公園に遊びに行ってきたのんのんです。
さてさて、今日から新連載やっちゃってもいいですか?
皆様からいいとも~!の声が聞こえた気がする(オイ)ので、早速投下しちゃいますよ。
えっと、まぽ様のキリリクから誕生したお話です。
とりあえず、長いと思います。(絶対・・・)
そして、拙宅の『記憶の隅の住人』からの続編という形で進めていきます!
よろしければ、お付き合いいただきますよう、お願いシマス!
そして、まぽ様!お待たせいたしました。
試行錯誤の末、なんとか投下準備が半分整いましたので、投下していきます。
(残り半分は行き当たりばったりののんのん流で行きます・・・。ちと不安が残りますが・・・。)
遅くなりまして申し訳ありません。
お気に召して頂けると嬉しいです・・・。(心配ですが・・・)
さてさて、序章の開始ですよん。
小さなオリキャラさんの登場です。
では、続きからドウゾvv
1.capriccioso(気まぐれに・・・)
『すごい才能があるわ!あなたそう・・・指揮者!指揮者やってみたら?』
ハッと目を覚ます。
自分の目の前に広がるのは、白い天井。
目だけを動かして、辺りを見渡すと、カーテンが風になびき揺れているのが分かった。
「・・・随分懐かしい・・・」
夢を見た。
彼女と初めて会った頃の夢。
しかも、自分の人生を変えたあの一言。
「運命の言葉・・・。」
ゆっくりと身体を起こし、ベットの上に座る形となった。
再び風になびくカーテンを眺める。
「あら、起きたの?」
「ん、志保子ママおはようゴザイマス。」
「起きれるようなら、朝ごはん用意するけど、どうしますか?」
「お願いします。ありがとう。」
いいえ~、と言いながら彼女はキッチンへと消えていった。
頭が回転し始めたのがわかる。
そうか、昨日は久しぶりの日本での公演。
その公演も成功に終わり、自分の弟子を連れてワン・モア・キッスで祝杯を上げたのだ。
「千秋はどうしました?」
「隣の部屋で寝てますよ。だいぶ飲み過ぎていたみたいだし、まだ起きないんじゃない?」
「あれ、じゃぁのだめちゃんに怒られちゃいますね。」
「くすくす・・・そうね。」
自分の目の前に暖かそうな料理が並ぶ。
外国人である自分に合わせて、最初の頃は洋食を出してもらっていた。
けれど、近頃は和食も好んで食べる。
今日の朝食は、ごはんに味噌汁。焼き魚がついている。
「おいしそうです。イタダキマ~ス。」
「どうぞ、召し上がれ。」
一度、声かけてくるわね?と、志保子ママは部屋を出て行った。
味噌汁に口を付ける。
「ミーナのご飯より美味しいですね。」
一人、思い出して笑った。
* * * *
「音楽祭?」
「そう、音楽祭よ。概略はこれ。」
目の前に差し出された資料を受け取って、パラパラ捲って目を通す。
その資料を差し出したのは、シュトレーゼマン事務所の敏腕マネジャー・エリーゼ。
「約4ヶ月後ね。音楽祭を開催することになったわ。それにあなたも参加するのよ。」
「ぎゃぼっ、のだめもですか?」
「そうよ。フランツからのお願いよ。」
目を通していた資料から顔を上げると、エリーゼは相変わらず淡々と仕事内容を話す。
4ヵ月後の2月、シュトレーゼマン記念音楽祭を開催するらしい。
指揮者デビューを果たしてちょうど30周年となるらしい。
これは、あくまでミルヒーが言っているので本当かどうか怪しいらしいですけど・・・。
その音楽祭には、かつてミルヒーも指揮したことある、ルー・マルレ・オーケストラにて開催。
「ミルヒーからのお願いって?」
「あなたはピアニストとして参加して欲しいらしいわ。」
「マルレでやるんですか?」
「そうよ。」
じゃあ、今常任指揮者をしている真一くんも出るの?
顔がうずうずしているのが分かったみたいで、これまで淡々と話していたエリーゼがブッと噴出した。
「なんて顔してるのよ。そうよ、千秋も参加するわ。」
「ウキャッ!ホントですか?」
「2部構成で、構成とかは千秋に任せるそうよ。」
そういえば、もらった資料に、どんな曲を演奏するのかは書かれていない。
書かれているのは、日付と演奏場所と出演オーケストラの名前だけ。
あとのページは、契約関係の約款が載っているだけ。
「さ、OKなら最後のページにサインを入れて。」
「ギャ、ギャボ・・・。真一くんは出るんですよね?」
「半強制的にね。」
「ありゃ、そですか・・・。」
まぁ、あのミルヒーに対して勝てる訳も無いか・・・。
仮にミルヒーに勝ったとしても、このエリーゼには敵うまい・・・。
さらりとサインを入れる。
その資料を受け取ってエリーゼは、よくできましたと言ってその資料を封筒に入れた。
「今日は、これだけよ。」
「ハイ。構成とかは真一くんに聞けば良いんですか?」
「そうね。明日にはフランツと帰ってくるだろうから、そうしたら二人でもう一度事務所に来て頂戴。」
「ワカリマシタ。」
敬礼の真似をして返事をした。
ここ2週間、真一くんはミルヒーのお供で日本へ帰国中。
日本国内の公演に着いて回っている。
「のだめ!話は終わったみたいだね?」
「オリバー!ありがとうございました。」
「あっ、そうか。二人じゃなかったわね。」
事務所の応接室の一室で仕事の話をしていた、のだめとエリーゼの部屋にオリバーが顔を覗かせた。
終わったというのを確認した彼は、部屋に入ってくる。
その彼の腕に抱かれた、
「終わりましたよ。イイ子にしてました?」
「僕と一緒に遊んでたよ。イイ子だね、キョウは。」
オリバーから受け取るのは、愛息子の響一。
のだめの膝に乗せると、ニコニコしながら、
「マ~マ!」
「イイ子だったみたいですねぇ。よくできました響くん。」
「連れてこないとフランツ泣くわよ~。おじいちゃん気取りだからね。」
「おじいちゃんいっぱい居すぎて、響くんモテモテですねぇ~。」
息子の響くんは、「う~」とか「だ~ぁ~」とか沢山お話するようになってきた。
膝から下ろすと、机だとかソファーだとかを掴みながら伝い歩きを始めた。
一生懸命歩いていった先は、
「あれっ?キョウ、僕のところに来るの?」
「あだ~!」
「ウキュキュ、オリバー気に入られちゃいましたね?」
オリバーのところまで、歩いていくとワァッと持ち上げられて高い高いをされたキョウはキャッキャッと笑い声を上げる。
「真一くんに嫉妬されますよ~。」
「フランツにもね~。」
「もう、キョウは可愛いなぁ~。でもあの二人に妬まれるのはちょっとなぁ~・・・。」
「クスクス・・・。明日は、一緒にお父さんお迎えに行くんですよねぇ~、キョウくん。」
「パァ~パ!」
下ろしてもらったキョウは、もう一度のだめの方へ帰ってきた。
「ミルヒーおじいちゃんも、一緒に帰ってきますよぉ。」
「だぁ~!」
「フランツ、身内少ないから、本当にキョウのこと孫みたいに思ってるからねぇ。飛んで嬉しがるんじゃない?」
そういえば、聞いたことないなぁ。
そう思ったのが、きっかけだったのかもしれない------
さ、さくさく更新していけるかなぞの、新連載の投下っす!
メインはあくまでちあのだですが、ミルヒーのお話がかけたらなぁと考えております。
キリリクなので、リクエスト頂いたまぽ様に喜んでいただけると一番嬉しいのですが・・・。
他の皆様も、お付き合い頂けますよう、よろしくお願いします!!
では、またvv
しかも記憶の隅の住人の続編、息子ちゃん登場とうれしいことだらけです。
追加でリクエストした内容もたくさんあったのにそれにも答えて頂いてとってもうれしいです。
2部構成とサプライズ性を持たせる点、早速採用していただき、ありがとうございます。息子ちゃんの登場でまた追加の内容が浮かんできちゃいましたが、これはせっかくのお話を壊しかねないのでヤメにしておきます。
これからの展開が楽しみなのと息子ちゃんの登場回数に期待ですね。
お話の出だしはイメージどおりですね。私のイメージした内容にのんのんさんが考えてくださった内容が混ざってまさにコラボっていう雰囲気がでていてとってもいい感じです。
出だしはOKって感じですか?
コメントありがとうございます。
本来なら、2月演奏会ってなってますので間に合わせたかったのは山々ですが、もう長編になりそうだし、ごめんなさいと思いながら、ここまでUPを見送って参りました。本当にお待たせしてしまい申し訳ありません。
お話の展開は色々現在伏線を張り巡らそうと、頭をフル回転させておりますので、お気に召して頂けるとうれしいなぁとのんのんは思います。
またお越しくださることを心よりお待ち申し上げております。
こちらこそ、ありがとうございました。
波乱万丈な私の人生・・・今が、踏ん張りどころなのだと言い聞かせて、頑張るしかない・・・
のんのんさんのお話が、ご褒美だと思って、頑張るぞ☆
エネルギーチャージ、プリーズです。
いつも、ありがとうございます。
波乱万丈人生ですか?
おお、踏ん張りどころ!頑張ってください!
拙宅のつたない文章がもとぶー様のエネルギーになりえるよう、のんのん振り絞って送り出しますね!!
こちらこそ、本当にいつもありがとうございます。
またお越し頂けるのを心よりお待ち申し上げますvv