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やっとこさ、パソコンに向かいました。
いや~、仕事に疲れ果て、子育てに疲れ果て・・・
コタツで4時過ぎまで寝ちゃう毎日を過ごしてまして・・・。
これで風邪引かないんだから、のんのんの身体は丈夫らしいです。
ささ、今日はpoco a pocoシリーズ投下ですvv
お待たせした分、楽しんでいただけると嬉しいですが・・・。
では、続きからドウゾvv
3.subito(急に・・・)(2)
「フランツ!おはよう。」
「マリア・・・、うるさい。」
「また、お酒の飲みすぎ~?いい加減にしないと、成人病になるわよ?」
大学構内の中庭のベンチで、ぐったりしていた所にやってきた騒々しい存在。
従兄弟のマリアだった。
ピアノ専攻している俺と一緒で、マリアもピアノ専攻。
昔からの腐れ縁ってやつだった。
「今日は、実技?講義?」
「講義・・・。めんどくさい・・・。」
「単位ギリギリじゃないの?」
「だから、来たんだろ。ふわぁぁ~・・・。」
大学の講義は、単位制でそろそろ出席して稼いでおかないと危うく留年だ。
実技は、3回休んだら即退学だから必死で出席しているが。
「またナンパ?」
「もちろん。3次会まで行ったから眠い・・・。」
「ったく、ドイツ人らしからぬ性格よね。」
ため息混じりに、呆れた顔をされる。
フランス人張りのこの性格。俺は気に入ってるけど・・・。
「もうちょっと音楽に真剣に取り組みなさいよ。」
「どんなに真剣になったって、あの優秀なお兄様には敵わないさ。」
お手上げという感じに両手をあげる。
自分には、ピアノの才能あふれる優秀な兄がいる。
そんな兄と一緒の楽器をやっている自分。
必然と、家族の目は兄ばかりに向き、自分に注目される事が少なかった。
そもそも、次男ということで何事にも新鮮味に掛けるという感じだ。
何だかんだ言ってもやはり一番最初の子の方がカワイイらしい。
「もうっ、諦めちゃってどうするのよ!」
「お前は才能あるんだ。がんばれよ~、俺の分も。」
「ああ、はいはい。あんたも諦めないで頑張んなさい。」
「一応な。」
もう、どっか行けという風に手を振ると、そんなこと言ってもいいの?と来た。
「何だよ?」
「ちょっとね。こないだ新しく友達になった子が居るのよ。」
「えっ、女の子?」
「もうっ、ホント女っていうと見境ないんだから・・・。」
「で、何?」
「その子が、練習室使って演奏するらしいんだ。聞きに行って見ない?」
演奏?否定がないということは、女の子なのか。
講義終わってから暇だし・・・。
「行くよ。演奏って何やってる子?」
「一緒のピアノよ。」
「へぇ~、こないだ友達になったって?」
「うん、今年から留学してきた子なの。」
留学か。まぁ、自分も片田舎から出てきているから同じ身のようなものか。
「先生が、逸材だ~って騒いでるのよ。すっごく上手なの。」
「そりゃたのしみだ。」
じゃぁ、講義終わったら、練習室に来てね。
そう言うと、手を振りながらマリアは、自分の講義へと向かって構内へ歩いていった。
「っさてっと、俺も行くかな。」
ん~っと伸びをして、構内へと向かって歩き始めた。
* * * *
「何・・・その話。」
急に問いかけられた質問に、びっくりして目を瞠る。
恵は、また口をつけたカフェオレをこくりと喉に通す。
「今日、事務所で聞いたんですよ。」
「・・・話に脈略がないな。毎回だけど。」
「ムキャ。そうですねぇ~。」
「直そうとはしないのかよ?」
「聡い夫が気づいてくれるので、大丈夫かなぁと。」
「おい・・・、俺でも気づけない場合あるぞ。そもそもさっきの質問なんだ?」
軽く肩を落とす。
で、質問ってなんだったっけか・・・。
『音楽を止めたらか』・・・。
「お前ならどうするんだよ?」
「ギャボ、質問に質問返し・・・。」
「訳分からん話始めたの、お前だろが。」
「ミルヒーの昔話を少し聞いてきたんですよ。」
少し寂しそうな笑いを浮かべる恵の表情に、ハッとする。
ジジィの昔の話・・・。
「理事長先生とのこと、真一くんは聞いたことアリマスか?」
「いや、詳しくは聞いてないけど。」
エリーゼから、ジジィの一目ぼれだったことと、指の病気でピアニストを諦めた理事長のこと。
それに、ジジィの一方的な片思いのことを聞いているだけ。
「その話を聞いて、・・・真一くんならどうするかなって。」
「理事長が指の病気でピアノを諦めたってことも聞いてきたんだな?」
「はい・・・。有名なピアニストだったですよね?」
「あの当時で、留学までしていたんだから、それなりの腕だっただろうな。」
そういえば、エリーゼから聞いた当時、CD探して持ってたのを思い出した。
ちょっと待ってて、といって書斎へ足を向けた。
CDを探すため書斎に踏み入れて数分後、遠くから響一の泣き声が聞こえたきた。
パタパタと走る恵の足音も聞こえる。
他の子供に比べれば、夜鳴きの頻度は少ないほうな息子。
だからといってまったくの皆無ではなく、今日みたいに昼間興奮することが多い日などは夜鳴きがある。
暫くすると、泣き声が収まる。
ずっと恵のおなかの中で、恵の体温や鼓動を聞いていたからだろうか、恵が抱き上げるとすぐに泣き止む。
俺とはやっぱり違う。
そこに、俺が絶対入れない母子の絆の深さというか絶対領域があるのを毎回感じる。
目的のCDを見つけて、それを手にした俺はリビングへ戻った。
さてと、投下しましたが、話が進みませぬ。
どうしましょうかね。
亀なのんのんをお許しください・・・。
では、続きをお楽しみにお待ちくださると嬉しいです。
明日には、投下するようガンバリマスvv
これって公開OKですか?
忘れちゃった!なんてことであれば、またご連絡ください!すぐ下げます。
子育て中のエピソードとしては、
ダンナだと寝ない、0~1歳半までは・・・。
というのを経験しておりまして、それを織り交ぜてみました。
寝るときはなんにしてもカカが一番!
(あ、我が家、トト、カカと呼ばせてます。近頃進化して、カカはチャーチャンになってますが・・・)
近頃は、トトとは寝るものの、うまく寝れないときは、
『ねぇ、チャーチャン一緒に寝よ?』なんて可愛くおねだりされちゃいます。
それにまんまと乗って、洗濯物干さずに寝ちゃうのんのんです・・・。
気まますぎる更新にいつもお付き合いいただきましてありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております!!!