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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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さぁ、第2弾投下です。(最近コレバッカリ・・・)

こないだ、深夜にやってた「私の頭の中の消しゴム」でしたっけ?

若年性アルツハイマー病で、恋人の記憶がなくなっちゃうって話の、韓国版を見ました。

いやぁ~、寝ようと思った後にやってるのを見ちゃったもんだから、

眠いのはあったんですが、結局最後まで・・・。

最後は号泣!!はぅぁ~~!

最後の男優さんの「サランヘヨ(愛してる)」の一言で号泣&メロメロっす!

やっぱりね、この映画みてもわかりました。

のんのんは生粋のツンデレ萌え星人らしいです・・・。

さてさて、戯言はこの程度にして更新ですよ~。

さっ、問題のオリキャラさん登場です。


では、続きからドウゾvv

15.

ホテルに入って、一気に視線を集めているのに気づく。
俺じゃない…のだめに向かって…。

ここまでキレイになるとは思わなかった。
メイド服でもない、幼い顔が残る制服でもない、…今の姿。

薄化粧して、キレイなドレスを見に纏った、女性。
ほんの少しだけ、隣を歩く俺も背筋を伸ばして歩きたくなる。

フロントへ行って、「佐川」の名前を告げると、
3階のレストランにて、待っているらしい。
暫く、ロビー近くで二人で話し込む。

「足平気?」
「ピンヒールは慣れないので、転びそうです…。」
「顔打つなよ。」
「ここにつかまってれば大丈夫ですよ。」

そう言って、俺の腕に絡めた手に力が入る。
今日はエスコート役。
転ばしたら、俺が笑われるか…。

「…のだめ、エスコートされるの初めてなんです。」
「えっ?ああ、そう…」
「…真一くんは、初めてじゃないんですよね?」

あっ、そうか。さっきモトカノの話出てたんだ…。
少しだけ、表情が曇ったように見えた。

「まぁな。とりあえず今日は俺に合わせて。やらなきゃ母さんに笑われるし。」
「…はい。」

少し寂しそうに笑うのだめが気になった。

 

 

真一くんについてフロントへそして、ロビーで暫くお話しをする。
その時、モヤッと思い出したのは、さっきのモトカノのお話。
そりゃそうですよね…。これだけカッコいいんだから、彼女の一人や二人居てもおかしくない。

恥ずかしいといいながらも、今回エスコートしてもらうのに少しだけ嬉しかった。
けど、それものだめが最初じゃない。そこに少しむかむかする。

やらなきゃ母さんに笑われるし。って真一くんは言った。
つまりは、乗り気じゃなかったってこと。
そんなの最初からわかってたのに。
人間はなんて欲深いだろうと思った。
こんなに優しくされたの、初めてだから勘違いしそうになる。

「わかりました。」

そういって、一生懸命気持ちを隠すように笑って答えた。

征子様が清算などを済ませて、ロビーへ入ってきた。
すぐにのだめたちのことを見つけてこちらへ歩いてくる。

「フフフ…お二人ともお似合いよv」
「「えっ?」」
「周りの視線もだいぶ集めているみたいね。」

そう言われて、周りを見る。
確かにこちらをチラチラ見ていく人が多い。
女性が多いような気がする…。
真一くんの事を見て振り返ってるんだろうな…。
いつもは、ちょっと着崩したスーツの着方をして、教室へ入ってくる。
お屋敷に居るときは、ラフなTシャツにジーパンという姿も見たことある。
けど、今日はフォーマルをきっちりと着こなしている。
最初に見たとき、息を呑みました。
やっぱりカッコいいって…。

「さ、行きましょうか?」
「ああ」
「はい!」

そうして、エレベーターで3階へ移動した。

* * * *

レストランへ入り、再度「佐川」の名前を伝えると、
店員と共に、一人の男がこちらへ歩いてくるのが見えた。

「三善さん!よく来てくれましたね!」
「雄二さん。お久しぶりね。」

ああ、こいつが雄二か…。確かに髪は金髪に近い脱色した色。
遊んでいそうな印象が確かにある。
言葉の端々で敬語を使おうとはしているが、はっきり言って敬語になってないし。

「のだめちゃん。ようこそ!」
「お誘いありがとうございます。」

母さんへの挨拶もそこそこにのだめを発見して、こちらへ向いたのが分かった。
のだめに向かって、満面の笑みを湛えている。
それに答えるように少し笑うのだめ。
そののだめが俺の腕に手を絡めているのを確認すると、少し睨むように俺を見てきやがった。

「こちらの方は?」
「真一くんです。」
「私の息子なのよ。」
「征子さんの?…初めまして雄二です。」
「真一です。今日は母ともどもお誘いありがとうございます。」

お前なんか呼んでねぇよ。って声が聞こえそうだな。
差し出した手に、自分も手を差し出して握手を交わす。

「じいちゃん。あっちにいるから、さぁこちらへ。」

そう言って、奥の部屋へと進んでいった。


奥の部屋へつき、ドアを開けた雄二さんに促されるように室内へ歩を進めた。

「ようこそいらっしゃい。いつも急なお招きですまなね。」
「佐川会長。お久しぶりです。こちらこそお招きありがとうございます。」
「のだめちゃんも、ようこそ。」
「いつもありがとうございます。お元気そうでなりよりデス。」
「初めまして、征子さんの息子さん。佐川源次郎です。」
「真一です。お会いできて光栄です、佐川会長。」

挨拶もそこそこに済み、立ったままだとあれだからと席へ座る。

会長、母さん、俺、のだめ、雄二と、丸いテーブルへ順番に席に着く。

「今回は急遽、息子まで申し訳ありません。」
「いやいや、構わないよ。人数は多いほうが食事は楽しいからね。」

そう言ってニコヤカに笑う佐川会長。
佐川商事第3代目会長で、現在の佐川商事の骨格を作った人物。
よく経済誌などで、その手腕についての特集が組まれている。
その雑誌の写真を見ていたからか、今日の表情は印象が違った。
今日の表情は本当に和やかな顔。

その隣の雄二。現社長の息子。
ドラ息子とはこういう奴のことを言うんだろな。
母さんの話だと、跡取り教育として会長付きでいるらしいが、
本人は全くやる気がない。
それどころか、金使いは荒いわ、女に手当たり次第に手を出すわで、
目の上のたんこぶ状態。
どうしたものかと会長も結構お困りなのよ。っと言っていた。
そんなやつに気に入られたこいつ…のだめ。

「はぅ~、これオイシイですぅ~!」
「おい!」
「あっ、真一くんにも取ってあげます~。」

目の前に出てきた料理に早速舌鼓を打って、奇声を発するやつ。
俺の前にも、料理を小皿に取り分けて置く。

「さ、どうぞ。」
「少しは遠慮って知らないのか?」
「いいんだよ。さぁ、のだめちゃん沢山食べなさい。」
「はい!アリガトデス会長さん!」
「敬語…できてねぇし…。」

孫を見るように、のだめに笑いかける会長、それに答えて満面の笑みののだめ。
その間に見えた雄二は、そののだめの表情を見て、ニヤニヤしてる。
なんか、やな感じだな…。

雄二がナプキンを持って、のだめに話しかけようとしているのを見えた。、
のだめの顔を見て、咄嗟に俺が先に話しかけていた。

「のだめち…」
「おい、こっち向け。」
「はい?」
「ここ、ソース付いてる。」
「はわわ、ありがとございます。」

俺のナプキンでのだめの頬に付いているソースを拭ってやる。
化粧が落ちない程度に。

「もちょっと、ゆっくり食えよ。」
「料理が逃げます!」
「逃げねぇから…、足らねぇなら俺のもやるから。」
「でも、これは真一くんのです。」
「俺は一口食べたから。ほれっ。」
「はぅ~、ではいただきます!」

そう言って、料理を頬張るのだめ。それを見つめながら、少しだけ雄二の顔を伺った。
悔しそうな顔してるし。本当にこいつのこと気に入っているのか。
母さんが、のだめちゃんがちょっと隙を見せると、すぐ手を握ったりとか近くに寄ってきたりとかするのよ。
嫌だから必死に逃げるんだけどね。のだめちゃんも…と言っていたのを咄嗟に思い出して、のだめの口元を拭ってやった。

「しかし、のだめちゃんに真一さんお似合いだねぇ。」
「ギャボ!会長?」
「あら、会長。そう思います?」
「母さん!」
「ああ、正に美男美女だね。」

二人して顔を赤くして黙りこくる。
その隣の雄二は面白くなさそうな顔をしている。

その後も和やかに会食というか食事会は進み、残すところデザートとなった。

「のだめ、ちょっとお手洗いに行ってきます。」
「大丈夫か?」
「はい、では行ってきます。」

そう言って、何が入っているのかわからない、小さいバックだけを持って、部屋を出て行った。
その姿を見届けてから、自分の前に並べられた小皿の料理に手をつけた。
自分が食べる分と俺の分と、母さんの分。
当たり前のように盛り付けてから、自分の分を食べ始める。
会長へは、雄二がやっていたから任せているみたいだった。

会長から色々話掛けられて、それに対して答えていた。

ほんの短い間だった。

少しだけ話に集中しすぎたのか、雄二がいつの間にか居なくなっていたのに気づかなかった。







さ、物語が動きますよ。

はてさて、この二人がどんなになっていくのか?!
(こういっている私が一番わかりません(汗))

では、引き続きお付き合いのほどを・・・。

ご訪問ありがとうございました。

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