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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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みなさま、おはようございます☆

昨日は、11時ごろ帰宅したダンナへボンを預けたのを確認した後、力尽きました。

そして、おきたのは本日の3時。

それから、サクサクお風呂&洗濯&食器の洗い物を済ませ、パソコンの前に陣取っておりますのんのんです。

少し眠い・・・。どうしよう寝なおそうかな?

まぁ、その前に投下しますよ。

何個かまとめて(またか!っていうツッコミで正解ですorz)

そうそう、今日また雪がふるらしいですねぇ。

いやだなぁ、積もったら大変だし。

子供はおおはしゃぎですけどね・・・。

ではでは、投下ですよん♪

続きからドウゾvv

19.


「この住所まで。」
「わかりました。」

のだめは現在、真一様に連れられてホテルを出て、タクシーに放り込まれました。
運転席側に押し込められ、隣に真一様が座る。
運転手さんに、何やら住所を言って、そこに向かうようです。

「・・・あの、真一様。」
「今日は、様禁止だって言っただろ。」
「ギャボ?じゃぁ、真一くん。」
「何?」
「ドコ行くんですか?」
「着けば分かる。」

そりゃそうでしょうよ。
でも、県内であるのは、さっきの住所で分かる。

「それより・・・」
「何です?」
「大丈夫か?」

今思い出しても、涙が出て来るくらい、嫌だ。
払いのけようとしても、退かない。
力任せに、あのまま・・・。
そう考えるだけで、体が冷えていくのがわかる。
けど、真一くんが助けに来てくれて・・・。

自分の腕を自分の身体に巻きつけ、ギュッと抱き締める。
最初の出会いは、一目惚れ。
次の出会いでは、運命を感じそして、自分の気持ちを小さな箱に入れて鍵を掛けようとした。
けれど、そんな事は最初からできなかった。
ううん、しようとは思わなかったのかもしれないですね。

助けに入ってきてくれた真一くんを見て、自分の中で何かが弾けた。
もう、これ以上箱にしまっておいても、溢れてしまう感情が大きなうねりとなって自分の中を駆け巡る。

そんな感情の一方で、『不安』が付き纏う。
この感情を打ち明けてしまったら・・・。
もし、否定されたら・・・。
あの家に居られなくなる・・・。

このままなら、近くに居られるという自分と、
もっと近くに行きたいと思う自分・・・。

二つの感情がのだめの中を渦巻いていた。



会話の無くなった車内。
ふと隣に座るのだめに視線を送る。
ギュッと自分自身を抱き込むように固まるのだめ。
出会って、2ヵ月半ぐらいか・・・。
最初の出会いは、ただの一人の生徒として。
次の出会いは衝撃だった。
まさか、自分の実家に居るとは誰が予想できるだろうか。
そして、あの誰をも魅了する立ち居振る舞い。
まぁ、それ以外が人間以下というのは後々知ったけどな・・・。

でも、あの瞬間。
今にして思えば、一目惚れに近かったのかもしれないと感じる。

生徒というフィルターを取っ払ってしまうほどの衝撃だった。
けれど、そんな事はありえないと自分の感情を見てみぬ振りをしたのだ。
再度、生徒というフィルターを、そして常識というフィルターを掛けて・・・。

それでも、あいつの行動一つ一つに目を奪われる自分が居た。
生徒の輪の中で楽しそうに話をするあいつ。
そののだめに好意を寄せる生徒の会話。
必死にテストにかじり付く姿。
ピアノを弾き、頬を赤らめた顔。
補習の時間、解答を導けた瞬間に見せた笑顔。
キレイに着飾った身なりで、恥ずかしそうに俯く姿。

そして、先ほどの光景だ。

のだめの上に覆いかぶさった雄二を見た瞬間、俺の中で何かが弾けた。
ほとんど力任せに、あいつを殴っていた。
そのせいか、殴りつけた拳が痛い。
けれど、のだめの話を聞いて間に合ってよかったと本当に思った。

最初は、渋々生徒を助ける為だと自分を言い聞かせて今回の会食に参加した。
でも、途中からすごく楽しんでいたような気がする。
くるくる表情を変えて話すのだめ。
料理を頬張って笑顔になるのだめ。
いつの間にかキレイさっぱりフィルターは全て取り除かれていたような気がする。
雄二の手から助け出したのだめを抱き締めた時、もうこの感情を抑えることは出来ないと感じた。

いつの間にか『様』へ戻ったあいつの言葉を、再び『くん』へと戻す。
まだ魔法は解くつもりはない。
いや、ずっと解けないようにしてやる。


そして、タクシーは目的地へと到着した。









魔法を掛けられたシンデレラなのだめちゃん。
真一くんは、王子様になりえるのか?
続きをお楽しみにvv

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