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捕まっちゃいますよ、のだめちゃんが!!
さぁ、真一くんは間に合うのか??!!
では、続きからドウゾvv
16.
トイレを済ませて、廊下へ出る。
すると、見知った人が立っていた。
「のだめちゃん。」
「・・・雄二様・・・。」
やばい、捕まった。うまく避けなきゃ。
「久しぶりだね。全然会いに来てくれないし、今日は無理行って呼んでもらったんだ。」
「すみません。仕事もありますし、予定が空かなくて。」
やっぱり今日の会食は、雄二が言い出したのか。
どうして、ニヤニヤしながら話すのだろうか。
初対面でこそ、ニコヤカに挨拶したのは覚えているが、
こう、頻繁に接触しようとしてくる雄二に対して、いつの間にか迷惑だとわかる表情をするようにはしてきた。
けれど、押せ押せの性格が邪魔するのか、全く気づいてくれない。
「今日の服、カワイイね。」
「・・・アリガトゴザイマス・・・。」
「あっでも、大変だ。伝線してるよ足。」
「えっ?ぎゃぼ!」
指摘されて見てみれば、どこかに引っ掛けたのかストッキングが伝線していた。
「僕に着いてきて。係りの人に替え持って来てもらうから。」
ここで待ってますとは言い辛い。
かといって、平気だからとは言えない。
折角、おめかししたのに・・・。
しょうがなく、のだめは雄二について歩き始めていた。
* * *
「ねぇ、のだめちゃん。ちょっと遅くない?」
「そういえば、うちの雄二も戻ってこないねぇ。」
話が一区切りした所で、気づく。
トイレに行くと出て行った。
それにしても遅すぎる。
それに居なくなったあいつ・・・雄二も。
「俺、ちょっと見てくるわ。」
「そうしてくれる?頼んだわよ。」
廊下に出て、トイレの方向へ歩く。
内心、慌ててたかもしれない。
結局、のだめに会うこともなくトイレへとついてしまう。
「・・・どこいったんだ?」
キョロキョロと周りを見てみたところで、それらしい背格好の女性はいない。
その一瞬後だった。
「・・・キャァッ・・・!」
そう遠くない所から、女の声が上がる。
この声に聞き覚えがあった。
こないだ、毎朝の恒例となった掃除の時間中。
これも毎度恒例となった、のだめの破壊行為。
今回の被害者は、マグカップ。しかも俺が使う物だった。
そのコップが落ちた瞬間だった。この声を聞いたのを・・・。
俺は、瞬発的に身体が動いていた。音がした方向へ。
定員も気づいたのか、ワラワラと2~3人フロアへ出てきていた。
この店の構造は、基本的に個室が並ぶ。
その個室の入り口は、扉が設置してあり、会社同士の会食などでも頻繁に利用されているようだ。
その他といえば、恋人同士の利用というところか。
オーダーと料理が揃ってしまえば、外から店員が入ってくることは皆無に等しい。
声のしたドアを、勢いよく開けた。
「のだめ?!!」
勢いよく入った俺が目の前にした光景に、自分の何かが切れた気がした。
さ、間に合ったのかどうかは次回に乞うご期待!!
ご訪問ありがとうございました~。
すみません、なんか中途半端なまま放り出してまして・・・
今日更新しますので、お楽しみにvv
またのお越しを心よりお待ちしております!