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放置プレイで申し訳ありません。
何があったのか今回更新でわかるはずです。
お待ちの皆様お待たせいたしました。
コメントレス
m様vv
またのコメントありがとうございます。
やっぱり、長いですよねぇ、「記憶の~」
子育て中には、PC前は大変ですもんね。
了解しましたvvなるべく発刊できるようガンバリマス。
同じ子育て中ママさんが、お越しいただけるのは本当に嬉しいです。
またのお越しを心よりお待ちしてますねvv
A様vv
こちらこそ、初めてのお越しありがとうございます。
A様宅の長編を読みました!
もうっ、感動です。
やっぱりのだめちゃんには真一くんが必要で、その逆も然りですよねvv
また、お邪魔させていただきますvv
またのお越しを心よりお待ちしております。
さてさて、長くなりました。
更新ですよvv
では、続きからドウゾvv
17.
「この部屋入ってて、今持ってきてもらう手筈取ってくるから。」
そう言って案内された部屋。
元々、会長が気分悪くなったら休憩用にとサーブしていた部屋らしい。
先ほど食事をしていた部屋よりかは幾分か狭く、2~3人用の個室のようであった。
設置されたソファーに座って待っていると、数分もたたず雄二は戻ってきた。
「今持って来てくれるから、ココで暫く待とう。」
「・・・あ、はい。」
あっ、早く帰らないと征子様心配するかな?それに真一様も・・・
そうだ!と持っていたバックから携帯を取り出す。
メール作成画面を出して、ポチポチとボタンを押す。
「ねぇ、のだめちゃん。」
「何ですか?」
画面は携帯に向けたまま話をする。
ここまで嫌だと反応しているのだから本当にそろそろ気づいてくれないだろうか・・・
「今日、一緒に来てた征子さんの息子さんだっけ。」
「真一くんですか?」
「付き合ってるの?」
まさかそんな会話になるとは思わなかった。
でもまあ、その設定ですが・・・。
けど、あまりにも急に振られたものだから、素っ頓狂な声が出た。
「な、なんですか?急に!」
「・・・そういう訳じゃなさそうだね?」
いつもどおり、こちらの声を全く聞こうとしない雄二・・・。
もう少し話を聞いてくれる人であれば、ここまで毛嫌いする人には成り得なかっただろうか・・・。
「なんなら、俺にもまだ脈はあるんだね?」
そう言うのは聞こえた気がした。
『恋人ですよ』と反論するつもりだった言葉は、発せられずに終わる。
次の瞬間のだめの身体は、ソファーに押し倒されて目の前には、黒い影が落ちていた。
あまりにも信じがたい光景が自分の目の前に広がる。
そこで、一瞬焼き切れていた思考回路が再度動き始め、警告を発した。
「やっぁ!止めてください。」
「大丈夫だから、ここ騒いでも。」
だから、そんなこと言ってるんじゃない!
「のだめちゃん・・・。」
「・・・キャァッ・・・!」
耳元に顔を近づけて囁かれる。
この行為が好きな人からの行為であれば、ニコヤカにとはいかないにせよ、くすぐったそうな顔ができるのだろうか?
しかし、今目の前にいるのは、違う。
ましてや、正反対にいる人物だ。
「止めて!」
「そんなこといって・・・、最初は皆そう言うんだよね。」
「い、嫌!」
スカートの裾から、ひたりと入り込んだ手に身体が硬直する。
止めて、触らないで!
泣きたくないのに、涙があふれ出てくる。
まだ大好きな人にすら触られていない身体をこんな奴に触られるなんて!
入り込もうとする手を必死に抑えて、顎を捕らえられて自分の顔に近づく雄二の顔。
精一杯反らして、腕でガードをする。
それでも、強引に進もうとする手と顔は止まらない。
その時だった。
「のだめ?!!」
入ってきた真一様・・・、いや真一くん。
正義のヒーローに見えた。
その瞬間だったのかもしれない。
この恋心は振り切れた。
* * * *
「っお前!何してんだ!?」
入ってきたままの勢いで、のだめの上に覆いかぶさる雄二の身体を襟首を持ち立たせて、力任せに殴りつける。
呆気なく雄二の身体は部屋の隅へと吹き飛ばされた。
その様を最後まで見ることなく、俺はのだめの元へと駆け寄った。
「のだめ?大丈夫か?」
「・・・真一くん・・・。うっ・・・」
安心したのか、先ほどまで拒絶で流していたものとは違う涙が流れる。
近寄った俺の身体に摺り寄せるように身体を預けてきた。
思わず俺は、その身体を軽く抱きしめた。
「大丈夫か?立てるようなら、母さん達の所に戻ろう。」
「は、はい・・・大丈夫です。」
ソファーの上に転がったバックと携帯を取り、のだめを支える手とは逆側に持つ。
そのまま部屋を出て行こうとしたところだった。
「待てよ!」
「あぁ?何だよ?」
「こんなことしてただで済むと思うなよ!」
「言いたいことはそれだけか?」
「じいちゃんに頼めば、お前なんか・・・!」
このクソガキが・・・。
どこまで、ぬるま湯に浸かってるつもりなんだ。
「そのじいちゃんにこの事は話させてもらうぞ。」
「なっ!」
「どうみても、同意の上の行動でもなさそうだしな。」
そう言って、のだめを見ると泣きそうな顔をしていた。
支えるために持っていた手から、肩を抱くように変えた。
ぽんぽんと手のひらだけを動かして肩を叩くと、そのまま俺とのだめは部屋を出た。
「・・・覚えてろよ・・・。」
雄二の捨て台詞のような言葉だけが室内に響いた。
危機一髪!
見事救助完了の真一くん。
そして、助けられたのだめちゃん。
彼と彼女の心の中で何かが弾けた様子・・・?
続きをお楽しみにvv