[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
記憶の~より更新が遅いような気がしますが、
気ままな更新にお付き合いいただいております、皆様には本当に頭が上がりませぬ。
先週、ピアノリサイタルに行ってきました!
ピアノの演奏会は初めてだったので、楽しかったですよ。
生演奏ってやっぱりCDとは違いますねぇ~。
今度はオーケストラ聞きに行きたいなぁ。
子供OKな演奏会って無いですかね?
情報お持ちの方は教えてください!
ではでは、更新第2弾!
続きからドウゾvv
20.
「ここって、音楽教室?」
「着いて来い。」
「ギャボ?は、はいっ!」
懐かしい。
ガキの頃、この音楽教室へと通っていた。
習っていたのはヴァイオリン。
日本へと帰ってきたあと、ここへ通い始めた。
今日、ここへ来た理由は、一つ。
「こんばんわ。お久しぶりです。」
「いやぁ~千秋君!久しぶり!」
事務室へと足を踏み入れると、あの頃と変わらない風貌で事務員の長田さんが声を掛けてきてくれた。
「いや~、何年ぶりだろうねぇ。」
「ご無沙汰してしまってすみません。」
「いやいや、構わないよ。」
そう言って笑う彼の笑顔も、変わらずだ。
「もう、音楽はやってないのかい?」
「・・・ええ、趣味程度に留めてますよ。」
「惜しいねぇ、すごい才能なのに。」
「すごくも無いですよ。俺ぐらいのレベルの人間はたくさん居ますし。」
そう言った俺の後ろにいるのだめは、きょとんとした顔で俺と長田さんの会話を聞いている。
「電話もらった件、部屋は用意してあるよ。」
「急ですみません。ありがとうございます。」
部屋の鍵を差し出されたので受け取る。
「後ろの彼女は?」
「え、えと、野田恵です!」
「はじめまして。千秋君の彼女かな?」
「ギャッ、彼女!?違います違います!!」
真っ赤な顔をして否定しているのだめ。
長田さんの顔を見ると、どうみてもからかっているようにしか見えない。
本当にこの人は変わらない。
俺も何回からかわれたことか・・・。
「今度、君モデルにならない?」
「も、モデル?」
「そう。」
まだ、からかうつもりか・・・。
「長田さんは、画家なんだ。」
「音楽教室の事務員さんなのに?」
「こっちは副業。本業は画家。」
「覚えててくれたんだねぇ、千秋君。」
「いつの間に風景画から人物画に転向されたんですか?」
「いや、してないよ~。専ら風景画家やってるよ。」
やっぱり、からかってたか。
からかわれたのが分かったのか、のだめは『もうっ』とか言いながら長田さんに笑いかける。
「僕、今日10時頃まで居るから、終わったら鍵を戻しに来てくれればいいから。」
「わかりました。じゃぁ、お借りします。」
「で、ドコ行くんですか?」
「いいから、着いて来い。」
まだ、何をするか知らないのだめの手を取り、俺は事務室をあとにした。
さてさて、真一くんは何をするつもり?
分かる人には分かっちゃいますかね?
まぁ、更新されるまで心のうちに留めて置いて下さいね。
では、続きをお楽しみにvv
コメントいただけると号泣するぐらい喜びます!
よろしくお願いシマス!!