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予告どおり、ほったらかしで本当に申し訳ありません。
で、夏休みですねぇ~。
そして、本日いつの間にか最終日・・・。
明日から会社なんて地獄過ぎます・・・。
でも、子供と一緒にいるのもそろそろ飽きてきてたので、まぁ、いっかと楽観視しているのんのんです。
あっ、今子供が起きました!
ってなことで、本日は1作品のみ投下です。
ご主人様シリーズは、ちょっとお待ちください。
奮闘中です!!
いや~、吹奏楽2010!
我が団の夏は終わりました(笑)
結果は、銅賞!
これをね、全く知らない人たちに言うと、「すごいジャン!」と褒められますが、
実は、銅賞は、誰でも頂ける物・・・。
しかも、金賞取った団体は、必ず上の大会に行けると思いますよね?
けれどその答えは「NO!」
「ダメ金」という、上に行けない金賞なんてものもあるんです。
順位発表しちゃえばいいじゃん!とは言いますが、
やはり、人それぞれ捉え方が違う音楽を、一つの定規で計れるわけもなく、
順位は、自分の団の順位しか公開されないようです。
その評価表を見ててもおもしろかった。
うちの団体は、10位そこらだったんですけど、
ある審査員の中では、我が団は2位ぐらいにランクインしてるんですよ!!
ああ~、やっぱり、好き嫌いもあるよねぇと、
少し人間臭さも見ることができた大会でした。
うちの指揮者先生は、せめて銀賞取れるかもなんて思っていたみたいで、
お疲れ様会(まぁ所謂飲み会です)で、落胆していました。
ってか、そろそろ団体人数が多くなりつつあり、まとまりきれなくなってきた感もあり、
パートリーダーやっているのんのん、仕事が増えるかもしれないと戦々恐々であります・・・。
さてさて、本日は題名にもありますように、Pocoシリーズ更新です。
ああ、二次小説INDEXは、近日中に更新します!
有言実行ガンバリマス!!!(ファイト、のんのん!)
では、続きからドウゾvv
27.possibile(できるだけ・・・)
「ほらっ、真一くん。もう一枚お願いします☆」
カメラを握る俺に向って、よく分からない人形と共に、満面の笑みを浮かべる恵・・・。
「ふざけるなー!!」
「ギャ、ギャボォォ~~?!!」
持たされた荷物を恵相手に投げつけると、ナイスキャッチしやがるし・・・。
「だって、ここに来たなら、ミッキーさんとお写真撮らないと!」
「・・・お前そんなことを、さっきも言ってなかったか?」
「サッキのは、ドナちゃんですよぉ~。覚えないと、キョウくんとの会話についていけなくなりますよ。」
結局、引きずられるようにつれてこられた場所は、ここ東京ディス〇ーランド・・・。
もきゃ~~~~!と騒ぎまくる恵にこれまた引きずれるように園内に足を踏み入れて早1時間経過。
とりあえずは、この場所へ来る為についた駅で気づいた。
『おい、ココって。』
『ハイ!ディズニーです!』
『来たかったのってここなのか?』
『そですよ~。フランスのに行った事はあったんですけど、日本はまだだったので。』
『普通、逆だろ・・・。っていうか、そもそも誰と?』
『うきゃ?そだ、先輩!』
『なんで、その呼び方・・・?』
『なんか、二人っきりって久しぶりだから?』
『なんだよ、のだめ。』
『ウキャッ!どっちがいいですか?』
『はぁ?何が?』
『やっぱり、こっちが良いですよね?』
『一人で完結すんじゃねぇよ。』
『さっ、先輩。コレを。』
『あぁ、・・・って何だこれ?』
『郷に入らずんば、郷に従えってヤツですよ☆』
で、取り付けられたのは、このパーク内の超人気者な彼の耳カチューシャ込みの帽子。
『ふざけるな!男がこんなの!!』
『してますよ?ホラッ!』
ぐるりと見回すと、横に彼女らしき女性と園内を歩く同じ世代の男どもの頭にも同じものが乗っていた。
ささぁ~、真一くんもと嬉々として、取り付ける恵。
『さっ、良いお顔お願いしますよ~。』
『!こんな姿写真に撮るんじゃねぇー!!』
『ギャァーーーーーーー!!』
カメラを取り上げて、メモリを確認すると、いつの間に撮ったのかというほどの写真が記憶されていて、
それを例の如く消されまいと、カメラを手に戻そうとしてくる、・・・のだめ。
『お前は、コレでも付けてろ。』
『なら、真一くんもお揃いにしましょうよ。』
『ヤダ。』
『ムゥ~。ケチ~。』
のだめの頭には、モコモコのパーク内の超人気者な彼の彼女仕様になっている耳カチューシャ+リボン付き。
ふんふん、ネコのふん~~~と、上機嫌に歩くのだめに腕を取られながら、園内を歩く。
「で、最初はどこに?」
「ん~と、これっ!コレに乗りたいデス!」
半分っていうか、ほとんどを諦めた俺が、恵に聞くと、パーク内のマップを指差される。
園内の左上の方か・・・。
「じゃ、行くか。」
「ハイ!」
手を出すと、それに添えられた恵の手を握り、園内を歩き始めた。
* * * *
受話器を持つ手が、わずかに震える・・・。
やべ、手に汗も掻いてきている・・・。
「allo・・・、初めまして、私フランツ・フォン・・・」
「・・・フランツ?フランツでしょ、ミーナよ。」
「ミーナ・・・。」
日本の自宅の電話ということは、ミーナ本人でなく、他の人も出る可能性がある訳で、変に緊張していた。
そればかりか、これから彼女に伝えようとしている思いに、さらに心臓がバクバク脈打つのがわかる。
「ごめんね。・・・皆に何も言わないまま、日本に帰っちゃって・・・。」
「ああ、驚いたよ。・・・手はどう?」
「うん、私生活には問題は無いの。ただ、ピアニストとして続けていくのは無理だろうって・・・ね。」
「・・・そうか。」
やっぱり、ピアニストのミーナにはもう、会うことは出来ないのだとはっきりした。
グッと受話器を握る手が強くなる。
「他の皆は元気?」
「ああ、相変わらずだ。マリアもカイも」
「そう、よかった。私も変わらず元気だから。」
「そっか。」
「で、何の用?」
来た・・・・・・。
覚悟を決めろ!俺!!
「あのさ、俺、ミーナのことが・・・」
「・・・ぇ?あっ、ちょっと待って。な~に~?ママ?」
ここぞと言うところで、ミーナは、ちょっと待ってと電話を保留にして、俺は待ちぼうけを喰らう。
再び電話口に戻ってきたミーナから、爆弾発言がもたらされた・・・。
「・・・ごめんね、お待たせ。」
「いや、こっちこそゴメン。急に電話して・・・。」
「ううん、大丈夫。ちょっと結納の時の衣装とかの打ち合わせが入ってて。」
「ユイノウ?何それ?」
「ああ、あのね、私今度結婚するの。」
結婚・・・?
結婚!!!!?
「ちょ、ちょっと待ってホントに?」
「うん、お見合いなんだけどね。で、フランツ用件は何?」
「・・あ、っと、えっと。」
結婚・・・する。
ミーナが・・・。
俺の、この気持ちは、今伝えないと、一生伝えられないんじゃないか?
なら!
「俺さ、ずっとミーナに初めてあった頃から、ずっと・・・好きだったんだ。」
「・・・フランツ・・・。」
「俺のそばで、俺の音楽を聞いててくれないか?」
ゴクリと唾を飲み込む・・・。
ただ、そう告げて俺はミーナの答えを待った・・・。
「・・・もうっ!やだ~!フランツの冗談はよしこちゃん☆」
「・・・は・・・・?」
「急に、トーン変えて言い出すんだもの~。何かと思ったわ。」
「あ・・・あの、ミーナさん?」
「そうだ、結局私たち共演できなかったわね・・・。」
「ん、あ、うん、そだな。」
「・・・ごめんね、約束守れなくて・・・。」
「イヤ・・・。」
「・・・私はずっと、フランツ音楽のファンだから。日本から応援してるわ。」
こんな真正面切って告白したのにも関わらず、流された・・・しかも、相手気づいてないし・・・。
カイ・・・
ミーナは予想以上だよ・・・。
これ以上どうしろってんだ・・・。
「ミーナ、俺は!」
「あ、ゴメン。もう時間だ。」
「・・・いや、こっちこそゴメン。」
「ホント、ずっと応援してるから!また電話するわ。フランツも電話ちょうだい。」
「ああ。ありがとう。」
「・・・またね、フランツ・・・。」
そう言って、彼女の声が消えた。
俺はただ、暫く受話器を耳に当てたまま動けなかった。
〇ィズニーへようこそ!
最初の会話は、ランドにするかシーにするかでして、のだめちゃんの自己完結。
ま、左上の方のアトラクションで何があるのかは、お手持のエリアマップを出してお楽しみくださいvv
で、意を決して告白したフランツさん。
見事気付かれずに終わりました。
・・・けど、何か裏がありそうなミーナの声・・・?
続きをお楽しみにお待ちくださいvv
お読みいただきましてアリガトウゴザイマシタ!!