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明後日はまた練習です。
先週の練習は、ボンも行く予定だったのですが、
「僕、ばぁばんちに居る!!」と宣言されてしまい、あえなく一人で練習へ・・・。
なんだか、一人でも平気なボンに、母としては少々寂しい感じが・・・。
まぁ、泣かれるよりは全然いいんですが・・・。
という訳で、今週末の更新はこれにてとなりそうです。
(日曜日練習で、月曜日自宅帰宅予定の為・・・f(^^;)
第2弾は、Pocoシリーズです☆
では、続きからドウゾvv
28.possibile(2)(できるだけ・・・)
「うきゃ~~~~~~ぁ~~~!」
「ヒィィィ~~~~~~!!!!」
「キャァァァ~~~~!!!!」
「・・・・・・・・・・・(失神寸前)」
*
「あぁ~、楽カッタ~~~。ウキュキュ!」
「・・・い、いい加減にしろ!!!」
「ギャァァァァァ!」
もちろん、一番最初に乗ったのは、軽めのコースター。
園内の奥側の方にある、スプ○ッシュマ○ンテン!
でも、先輩には合わなかったみたい。
頭を叩かれました・・・ぶぅ。
「痛いデスよ!」
「嫌がらせかよ!」
「のだめだって初めてナンデすよ!わかるわけないじゃないですか!」
「名前から判断しろよ!嫌な予感がしたんだ!」
先輩の嫌いな水の上をチャプチャプ行く前半。
ずっとのだめにくっ付いてガタガタ震えて・・・。
そして、メインイベント!
最後の滝つぼ向っての落下時には、隣からの絶叫が聞こえなくなって・・・。
丁度、そのときを撮った写真を確認したら、
「だから、ごめんなさいって、乗っている時にも言ったじゃないですか!」
「・・・もう、いい。ちょっと休ませて。」
「・・・のだめ、飲み物買ってきます!」
見事に失神している先輩とのだめが写る写真はキチンとゲット済みデス!!
もう、辺りは暗いので顔色はっきりとは分からないけど、見るからにぐったりする先輩。
ここは、ちゃちゃっと飲み物買いに走っておきましょう。
「いや、いい。食事しに行こう。」
「そですか?」
「ん、席に着いて休みたい・・・。」
「なら、ドッカイイトコありますかね?」
「マップ貸して。」
ドゾと手渡すと、パラリと開きながら、マップ裏にあるグッズや期間限定料理の特集が掲載されている所を眺める。
のだめは、キョロキョロ辺りを見渡す。
あっ!居ましたキャストさん!!
「先輩、ちょっと待っててクダサイ!」
「?ああ、何?」
トトトッと、キャストに近づき、お勧めのレストラン情報を聞く。
「せんぱ~い!聞いてきました。」
「ん、で?」
「マップ!」
「ほれっ、何処?」
「ココです!ココならパレードも見れるらしいですよ。」
「・・・なら、混んでるんじゃねぇの?」
「むぅ、ならコッチです。ちょっと値段高めですが。」
「そっちで良いじゃん。」
「一つ問題が!!!」
「何だよ?」
「席の隣が湖みたいになってるんですよ。平気デスか?」
「・・・微妙・・・。」
「ですよねぇ~。なら、ココ行きましょ!」
「クイーン・オブ・ハート?」
「ほらっ、不思議の国のアリスデスよ。」
あっちです。と先輩の手をとって引っ張ると、いつもよりは幾分かゆったりと歩く先輩。
平日の夕方だからだろうか、園内は結構空いている。
大型連休ともなると、ニュースでものすごく混んでいる様子を伝えていたが、そんな様子は全くなかった。
「ぅう!少し冷えてきましたね。」
「そうだな。」
「早くお店行きましょ。」
ああ。と言いながら、いつの間にかのだめの肩には先輩の手が回る。
抱えるように肩を抱かれた。
「ウキュキュ、あったかい。」
「ったく、薄着しやがって。もっとコッチくっつけ。」
「・・・・ウププ・・・。」
「・・・?何だよ?」
「昔の先輩がそのセリフ聞いたらどうですかね?」
「・・・きっと失神ものだろうよ。」
「デスね。もう、何だかんだとのだめにラブラブなんですもんねぇ~、し・ん・い・ち・くん☆」
「うるせー。」
「相変わらずカズオなんだから・・・。」
クスクス笑うと、先輩も微笑を湛えていた。
* * * *
ミーナが日本へ帰って、数年経っただろうか・・・。
不定期ではあるが、ミーナへ電話はしていた。
相変わらず、マリアとミーナは頻繁に連絡を取っているらしい。
そのマリアは、いつの間にかウィルと付き合うようになっていた。
「よっ、ご両人。」
「フランツ!お久~。」
「カイはどうしたの?」
「ちょっと、打ち合わせ。遅れて来るから。」
ウィル何飲んでるのかを聞いて、同じものを注文する。
ウィルの隣に座るマリアは、ソフトドリンクを飲んでいるみたいだ。
「久しぶりだなぁ、皆で飲むの。」
「そうねぇ~、本当なら、ここにミーナも居たらもっと良かったのに。」
「・・・ところで、マリア。音楽止めたってホントなのか?」
「うん、今は音楽プロダクションのマネージャーよ。」
「音楽プロダクション?」
「そう、ウィルが所属しているプロダクションにスカウトされたの、『マネージャーの仕事してみませんか?』って。」
ピアノ専攻で、大学へ進学したものの、マリアのレベルのピアニストは数多い。
結局、大学後半は、ピアノのレッスンは受けつつ、プロデュース側への職へ就けるよう勉強していたらしい。
ウィルは、ピアノコンクールで優勝したりと、着実に実力を着け、見事プロダクション事務所からスカウトされていた。
その事務所に、近頃入社したらしいマリアは、その実力を買われ、新人ピアニストのウィルの担当らしい。
「公私とも、相変わらず仲が良いな。」
「そう?」
「羨ましいだろ、フランツ!」
なぁ~と顔を見合わせながらニコニコするんじゃねぇ!この万年バカップルが!
「そういえば、ミーナで思い出した。フランツ!朗報よ!!」
「ああ?何だよ?」
相変わらずミーナへは、電話する度に愛の言葉を囁いてみるが、これまた相も変わらず自然に流され、気付かれない・・・。
毎回『冗談はよしこちゃん☆』と返ってくる言葉に、これ以上どういえば彼女に伝わるのだろうか・・・。
「どうやら、ミーナ離婚したみたいなのよ。」
水がダメな真一くんは、早速ディズニーで水の洗礼を受けたご様子・・・。
なんだかんだといって、のだめちゃんにメロメロな真一くんです☆
そして、フランツにもたらされた、吉報って言っていいのか・・・?
ミーナの離婚ニュース!
これから、どんな風に物語が動いていくのか・・・?
ではでは、本日もお読みいただきまして本当にありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております!!!