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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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選曲終わりました。

うふふ、お楽しみを・・・

で、今回はミルヒーとの共演話しが主にです。

それと、例の件・・・。

通らないといけない道なので・・・。

では、続きからドウゾvv


26.おかえり


今回のコンチェルトの条件。

・共演者情報は、公演直前の1週間前までトップシークレット。
 つまりは、日本へお忍び帰国する事。
・楽曲は、のだめちゃんが決めなさい。なんでもオールOKです。
・補佐として、千秋が一緒に来ること。
 私の補佐+オケの方の取りまとめ&のだめちゃんとオケとの橋渡し役を!
 (トップシークレットは、オケメンバーにも同じことです!!)
・今回、演奏する先は、


「ギャボ、R☆Sオケと共演ですかぁ?」
「だってさ。」
「・・・皆に秘密って、峰くんとかにも内緒ですかぁ?」
「だろ、『これ守らなきゃ、面白くないデース』ってさ。」
「何か遊ばれているみたいな気が・・・。」
「大いに遊ばれてるだろ。」
「エリゼさんはなんて?」
「どうせ、ジジィが言いくるめたんだろ。電話のあと、確認の電話したら、ちゃんと俺の帰国も予定済みだってさ。」
「のだめが受ける受けないって返事の前に決定なんですね。」
「・・・嫌なの?」
「イエ、そうではないんですけど・・・。」

日本に行くということは、飛行機ですよね?
乗って平気なの?
そもそも目の前の人に伝えてないし・・・
今伝えるべき?

「・・・あの、真一くん。大切なお話しが・・・。」
「何?」
「あの、えっと、・・・あのですね。」

いざ、伝えるって恥ずかしい。っていうか緊張します!!
どうしましょう・・・
あうあう、口が開くけど声に出ない。
でも、伝えないと!
無意識のうちに、のだめはお腹を擦っていた。



なんだか、色々無理がありそうな条件ばかりがならぶ今回の共演話。
どちらにしても、のだめにとってみれば、願っても無い話。

けど、俺は耳良いんだよ。

「真一くんとが良かったのに・・・」

聞き返して、聞こえなかったフリしたけど、ばっちり聞こえたし・・・。
なんだか乗り気じゃないのだめに、どうしてと思う自分と、
ちょっと嬉しいと思っている自分。

俺だって、少しは考えてた事。
日本での初共演は、俺とって・・・。
けど、ジジィが一回言い出した事を停めることは出来ないし。
そもそも、共演ということで話しが動き出している今、止めるすべは無い。
なら、俺自身。秘密の共演者のだめとオケとの橋渡し役をしっかり勤め抜いてやるだけだ。

共演先は、勝手しったるR☆Sオケ。
この際、初期メンバーに声を掛けて集めてみようかと考える。
本番で指揮するのはあくまでジジィだが、俺も影となって一緒に音楽を作り上げてみたいと思った。
進化を続けるR☆Sオケ、個々に自分のスキルアップを続けてきた初期メンバー、そしてのだめのピアノ・・・。
それらが、重なったときにどんな音楽を奏でられるのか・・・。
今から楽しみだった。

俺としては、やる気充分って感じだったが、何だかまだまだ乗り気じゃないのだめ。
「大切な話」がある?
そういったものの、口にしないのだめを見ながら、何だ?と頭をひねる。
そうこうしているうちに、あいつが取った行動で思い出した。






「あの、ですね・・・えっと・・・。」
「聞いたから・・・。」
「あっ、えっ、・・・ああ、そうですよね?ココ病院ですし・・・。」
「ああ・・・、実際にはターニャからだけど・・・。」

お腹を擦るのだめの手に、自分の手を重ねた。
ビクッと驚いて、擦る手が止まる。
そして、恐る恐るという目で、俺の方を見てくるのだめ。
重ねた手とは反対側の手で、のだめの頬を捉えた。

「真一くん?」
「・・・報告があるんだろ?」



そうだ、俺が事故に遭った日・・・。
のだめが珍しいことに朝電話をしてきた。
そして、報告があると・・・。

その電話の後、Ruiに会って打ち合わせをして・・・。
その後、列車でパリへ帰国。
部屋を軽く掃除して、出掛けようとした時。
そういえば、ニナに聞きたいことがあったと思い出して電話をした。
Ruiとのコンチェルトする曲は、以前ニナが他の楽団と演奏していたから、参考までに意見を聞きたかったから。

その時言ったんだ。「今度結婚するかも。」と。
相手は誰だと聞かれたけど、今度会わせるからと電話を切る。
そして、カギやら必要な荷物を手に、部屋を出る。
階段を降り、車のエンジンをかけた。

きっと、必死になって掃除してるんだろうと、ホコリまみれになりながら奇声を上げるのだめを思い出し笑いをして、ギアチェンジして三善のアパルトマン目指して出発した。

そして、その数分後。事故に遭って、記憶を無くした。
事故に遭った瞬間思い出していたのは、のだめの・・・恵の笑顔だった。



「良い方?悪い方?」
「フフ・・・、『どっちでしょう?』」

びっくりしたままの顔が少しだけ解れた。
擦っていた手を、ギュと握り締める。
それに答えるようにのだめも俺の手を握り締めていた。

「赤ちゃん・・・出来たみたいで・・・。」
「そっか・・・。」
「えと、真一くんが帰ってくる前の日に、ターニャから検査薬もらって、一人で調べたら、陽性反応で。」
「うん。」
「ちょっとパニックになっちゃって・・・。とりあえず次の日の朝一番で病院に行って。」

ちょっとハニカムように笑うのだめの頬を捉えた手で擦る。
それに合わせて少し瞼を震わせる。

「調べてもらったら、やっぱりココに赤ちゃんが居ました。」
「うん・・・。」
「これがその時のエコー写真で・・・って、ああコレです。」

そう言って見せてくれたエコー写真の中央部分に白いワッカが写る。
まだまだ小さいんです。これが子宮らしいんですよ。と指で差しながら教えてくれる。

「真一くん・・・、良い報告ですか?悪い報告ですか?」

そんな答え決まってる。

「悪い方な訳あるわけないだろ・・・。ありがとう、恵・・・。」

そう言って、俺はのだめの身体を抱きしめていた。










ん~、シークレット内容でオケと共演なんてできるんでしょうか?

でも、指揮者次第ですから、きっと真一くんがなんとかしてくれるはずでしょう。

というわけで、こんな感じで日本行きが決定いたしました。

次回は日本へ~あたりの更新ですかね?

この辺は行き当たりばったり的に書いてるので更新は亀更新になりそうです・・・

すみません(汗)

引き続きお付き合いのほどよろしくお願いします!

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