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ペンを走らせちゃった代物です。
とりあえずアップします。
原作にあわせてみました。いちおう・・・
千秋は、三善のアパルトマン出ています。
では、続きからドウゾvv
【皆既日食】
「先輩~!見ました?」
そういいながら、のだめは俺のマンションへ来ていた。
毎回思うが・・・、
「主語が無ぇ!!」
「ギャボッ!!」
「何をだ!」
「ああ、皆既日食のニュースですよ。」
ああ、日本で確か46年ぶりに見えるって奴だろ。
部分日食じゃないのは本当に珍しいなんて、ニュースでやってたのを思い出す。
しかし、それも当日日本は天候が悪くて、見れた所も限られた所だとニュースは伝えていた。
「珍しいじゃん。いつもアニメばかりなのに。」
「ユウコさんですよ。」
「はぁ?」
「だ~か~ら~、ユウコさんからのメールが来たんです。」
どうやら、以外に仲良くなって連絡を取り合っているらしい、ジャンの恋人から聞いた話らしい。
「えと・・・ですね・・・」
といいながら話し始めた内容は、
どうやら、皆既日食の日、ジャンが『僕の奇跡は君に会えた事さ。天に輝くダイヤモンドリングに君を必ず幸せにすると誓うよ。ユウコ』とか言って、ダイヤモンドリングをもらったらしい。
あの冬のイタリアでの壮絶プロポーズからだいぶ経っているのに・・・今更?
「ステキですよねぇ~~~、ハゥ~ン。ワザワザ電話してきたユウコさん。よっぽど嬉しかったみたいで、色々な人に電話してるんですよ~、ウキュキュ。」
まぁ、確かに、「アムール国の男」=ジャンがやりそうな事といえばそうだなと思った。
「お前でも羨ましいとか思うわけ?」
「ムン!!のだめだって女ですよ!」
「へぇ~」
女はそんな奇声吐かねぇよと言うと、ギャボッとかまた奇声を吐いてやがる。
でも、付き合ってみれば、
あんだけ変態で、風呂嫌いで、奇声を発するただの隣人だった奴が、
たまに見せる大人びた顔、俺を許しきっている態度、何度抱いても飽きない身体、
そして、高みに近づいたときに発する甘やかな叫び・・・と、
女を匂わせる姿を見せる。
(ヤバイな。想像したら・・・。)
なんて、思った自分の頭をリセットするように頭を振る。
「でも、のだめは・・・。」
「えっ?」
「指輪なんかより、直接言葉で「好き」って言ってもらえれば満足です。」
「要らないのか?指輪。」
「・・・くれるなら、貰ってあげますヨ?先輩。」
そう、上目使いで見るな・・・。先ほど押し殺した感情が再び顔を覗かせるから。
近頃の俺は、こいつの態度一つでだいぶ感情が揺さぶられている。
(惚れた方が負けってことか?)
でも、まぁ、あいつは学生だし。それに俺も駆け出しのペーペー指揮者。
「まだ、やらねぇよ。」
「まだ?まだって事はいつかくれるんですか?ムキャァ・・・」
いつもなら、聞き逃すのに、こういう所だけは耳聡いというか・・・。
「まぁ、毎日風呂に入って、部屋ももう少し片付けられるなら考えてやるけど?」
「ギャハ!本当に?」
「考えるだけなら。」
「もう・・・カズオ。では、とりあえずお風呂入ってきます☆」
そう言いながら、風呂へ走って行った。
さっき、ああは言ったが、だいぶマシに片付けられるようになった部屋の中。そして毎日入るようになった風呂。
(まぁ、いづれは・・・な。)
だからといって、ジャンのようにはできないだろうが。
抱きしめて、好きという気持ちを込めた花束と指輪を最愛の存在へ贈る。
そして直接言葉で・・・あいつのご希望通りに・・・。
そんな未来も遠くないかもしれない。
end
ひさしぶり、ssです。
基本、外では冷たい千秋ですが、
ギャラリーのいないところでは、のだめちゃんに甘甘さんなんだろうなぁと
あんまり甘くならなかったけど、気にいっていただけるとうれしいです。
コメントがあれば下さい!!