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これ終わったら寝ます~眠い~!
あ~、また会社ですねぇ~。
なんか、近頃やってもやっても終わらない仕事に疲れます・・・。
まぁ、仕事があるだけマシだとは思うんですけどね。
さ、昨日はバレンタインでしたが、皆様はどうお過ごしでしたか?
のんのんは、先日11日のお休みの時に、スイートポテトを作成し、ちゃっちゃとバレンタインは済ましました。
ダンナのお母さんからは、14日当日にチョコケーキ&絵本&ポニョどんぶり(ロー〇ンの景品)が、ボン宛に届きました。
いちおう遅くなりそうですが、構想は考えているバレンタインssがあるので、後ほどっていうか、
今日(15日)会社帰ってきてから気力があったら、アップします・・・・。
あまり期待せずにお待ち下さい。(ssは必ずアップしますので暫くお待ちを・・・)
では、続きからドウゾvv
24.
久しぶりの外食。
それも、有名なレストランなら心が躍る。
母さんの誕生日ということで、父さんとともにエスコートした母は、終始笑顔だった。
個室な造りの店内。
「ありがとうね。パパ、泰則。」
「母さんが喜んでくれて、俺は嬉しいよ。な、父さん。」
「ああそうだな。1年に1回ぐらいこんな贅沢してもいいだろうさ。」
そう言う両親は、ニコヤカに微笑みあう。
仕事が忙しく、日々家にいることが少ない父も、この日だけは必ず休暇を取っている。
俺の自慢の両親であり、理想な夫婦像というやつだ。
「俺、ちょっとトイレ行ってくるね。」
いってらっしゃい。と母さんが見送る。
迷子になるなよ~。と父さんは言うけど、いつまでも子ども扱いはやめて欲しいと思う。
仮にも高校3年生になる息子に対する言葉ではない。
部屋を出て、トイレのある方向へ歩を進める。
トイレ近くになったころだろうか。
自分の目に、日ごろ見知った人物の姿を映した。
「あれ・・・、恵ちゃん?」
自分の声は、遠くそして小さかったのか。
目に映った人物には届くことはなかった。
その人は、目の前に歩く男性の後をついて歩いていってしまった。
(彼氏かな・・・?それにしては、なんか軟派な格好をした人だったな。)
茶髪で、着崩した形のスーツ。
それの男性の姿を見て、自分が立ち止まったのではないのだが。
彼女の姿が、あまりにも印象強く、自分の歩が自然と止まっていた。
普段制服姿しか目にしていないからだろうか。
キレイに着飾った彼女から目が離せなかった。
角を曲がる形で、自分の目の前から彼女が消えたのを確認してから我に返る。
その瞬間だった。
心の中に小さな炎が灯った------。
* * * *
「おはよう。のだめ~!」
「うきゅ。おはよーです。」
「今日も、麗しの千秋先生のご機嫌は上々?」
教室に入るとともに、マキちゃんとレイナちゃんが話しかけてくる。
麗しの・・・ですか。
* * *
「おはよう。のだめ。」
「おはよーゴザイマス。」
いつもと変わらずリビングに姿を現した真一様。
本当に昨日の出来事が嘘のように感じてしまう。
「何かお飲みになられますか?」
「じゃ、紅茶。」
リビングの扉近くにいたのだめの頭にポンポンと手を乗せ弾ませる。
それだけで、自分の頬は赤く染まる。
それを気づいているのだろうか。
真一様はニヤリと顔に笑みを残したままソファーへと歩みを進めて行った。
なんだか、自分ばかりが浮き足立っている気分デス・・・。
やはり、年の差ナンデスかね?
落ち着き払う真一様・・・。
「のだめちゃん。こっち手伝ってくれる?」
「はーい。」
千代さんに呼ばれるままキッチンへと入る。
「これ朝食と、はい、紅茶ポット。」
「あ、はい。真一様のですね?」
「そう、溢さないようにね!」
「ムン、ガンバリマス・・・。」
征子様は、早朝から会合だと言ってもうお出かけだ。
昨日帰ってきた真一様とのだめを見て、ただ「お帰りなさい」と声を掛けてくれた征子様。
その後、一言二言真一様に呟いたように見えた。
それに対して、ただ一言真一様は「なんでもない」とのだめに話していたが・・・。
本日は、小中一貫校へ通学されている由比子様と俊彦様は、開校記念日ということでまだまだお休み中。
そのお父様であるご主人様も、久しぶりの休暇とやらで、お部屋から出てくる気配はない。
リビングに設置されたソファーに座り、優雅に新聞を拡げる真一様の元へと朝食をお届けする。
「お待たせしました。」
「・・・今日は溢さなかったな?」
「むぅ、そう毎日溢しませんよ!」
「どうだか?」
新聞を畳みながら、のだめがテーブル上に置いた紅茶カップを手に取る。
「お前さ・・・。」
「・・・何です?」
「あんまり、表情に出すなよ・・・。」
「えっ。」
「母さんにバレルだろ。」
そう言って、のだめの頬に触れる真一様の手に、これでもかってほど頬が紅潮するのがわかる。
「だって!」
「二人の秘密なんだろ?」
自分ばかり照れているのにと思う反面。
今しっかりと目の前にいる真一様の耳もほんのり赤くなっているのに気づく。
「へへ、そでした。」
「いつもどおりにしてろ。感の鋭い由比子辺りにはすぐバレルぞ。」
「はい、了解デス☆」
そういったのだめの頭をくしゃくしゃと撫でる真一様の手のひら。
「ぎゃっ!何すんですか!」
「そうそう、それだ。」
「むぅ、折角とかしたのに・・・。」
「あ、そうだ。学校行く前に俺の部屋少し寄ってくれ。」
「?ナンデスか?」
まぁ、いいから。という真一様。
そろそろ着替えてこないと登校時間に間に合わなくなる。
着替えてから、部屋へ行きますと伝えて、その場をあとにした。
*
「失礼します。真一様?」
「ああ、のだめ。コッチに来い。」
ドアをノックしてから、部屋へ首だけ入れる。
目的の人は自身の机の前で、出かける準備をしていたようだ。
「ご用件は?」
「ん、まぁな。」
未だに言葉を濁す真一様。
何なのだろうか?
まさか、一晩たって心が変わってしまったとか?
マイナス面に偏り始めたのだめの顔色を読んだのか、真一様は苦笑を漏らす。
「特に用事はないんだ。ただ・・・。」
「真一様・・・?」
そのままのだめは、真一様の腕の中に居た。
そう、抱きしめられていた。
「あんまり、その顔して皆が居るところに居ないでくれ。」
「ぎゃぼ?」
「こっちは、一応色々抑えてんだがな・・・?」
男の機微を分かれと言われる。
機微とはナンデスカ?と問いかけても、そことなく分かれといわれる。
「感情を顔に出すなって言ってんだよ。」
「うきゃ?」
「駄々漏れだ。抑える方の身にもなってくれ。」
そう言って、抱きしめる力が強くなる。
つまりは、のだめのスキスキオーラが強いってことですか?
それはそれで、恥ずかしい。
抱きしめられたままの格好。
そのまま真一様の胸に耳を傾ける。
ドクンドクンと少しばかり早いだろうか・・・。
「俺だって、顔に出したいけど我慢してるんだ。お前も頑張れ。二人の秘密なんだろ?」
「そ、そですね・・・。善処します・・・。」
この状況で、そう言われても、顔は真っ赤に染まり続けるだけ。
恐る恐る真一様の背中へ手を回すと、少しばかり真一様の腕も強くなる。
「のだめ。」
「ナンデスカ?」
抱きしめられたまま、上目遣いに真一様を見る。
すると、顔を赤くした真一様はのだめの視線から逃れるように顔を背ける。
「ネクタイ選んでくれ。」
「ネクタイですか?」
「ああ。」
身体を離す真一様に促されるようにクローゼットを開けた先で「この中から選んでくれ」と言われる。
「のだめが選んで良いんですか?」
「頼むって言っただろ。」
ほらっと背中を押される。
じゃぁと、手にしたのはスカイブルーのストライプ柄のネクタイ。
「結べるか?」
「む、無理です!」
「なら、教えてやるから。覚えろ。」
「ギ・・・。ガンバリマス。」
至近距離で一から説明されながら、四苦八苦してネクタイを結ぶ。
もうっ、心臓は壊れそうな程、脈動を刻む。
「で、デキマシタ?」
「ま、最初にしては上出来だ。」
そして、この後だ。
上出来といった真一様はあろうことか、のだめのおでこにキスを落とす。
「ごほうび。」
「う、え、あ、」
「じゃ、俺は先に行くから。遅刻するなよ。」
今朝は教官室来なくていい。と言いながら部屋を出て行く真一様。
のだめは硬直したまま、真一様を見送っていた。
その後、正気を取り戻したのだめはダッシュして学校に間に合った。
*
「のだめが遅刻なんて珍しいじゃない?」
「今朝は、教官室に行ってないの?」
自分の隣で、疑問をぶつけるマキちゃんとレイナちゃん・・・。
のだめの心はそれどころではない。
朝一から、凡そ1ヵ月分ぐらいの気力を使ったのではないかという感じ。
「何か、朝から疲れました・・・。」
「昨日日曜日で、今週始まったばかりなのに、あんた・・・。」
「大丈夫のだめ?」
呆れるマキちゃん。
心優しいレイナちゃんは、大丈夫と声を掛けてくれる。
ダメかもしれない・・・。
そう言おうとした言葉は、
「席につけ!ホームルーム始めるぞ。」
その疲れてしまうような要因となる人の声で、音にならずに終わる。
教壇に登った真一様が、のだめを見つける。
すると、ニヤリと笑いながら、ネクタイを直す風に触れる。
それだけで、のだめの顔は紅潮する。
ボンッと音がするかのように・・・。
その様子に満足したのか、真一様はいつもと変わらず、ホームルームを始めていた。
のだめは、とんでもない人と付き合うことになってしまったのでしょうか・・・?
その心の中の問いに答えてくれる人は居るはずもなかった。
さっ、冒頭にはK君の影が・・・。
そして、メロメロにやられまくるのだめちゃんを描いてみました。
いや~楽しいなぁ~。
のんのん一人が楽しんでいるような気がしますが・・・。
ではでは、お付き合いいただきましてありがとうございました。
続きをお楽しみにしてください!!
ではまたvv