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本日は、旦那のお買い物に付き合って、お出かけです。
昨日は、久しぶりにコストコ行ってきましたvv
やっぱり、今年は更新しない方向で決定!
なんか、あまり魅力を感じなくなってきてまして・・・。
まぁ、行く機会があったら更新するという形となりました。
っていうか、見渡す限り人という状況に久しぶりにまみれたせいか、
非常に疲れて、なおかつ人に酔う感覚久しぶりに味わったように感じます。
バーゲンやってて、激混みでした・・・orz疲れた~。
で、昨日は早く寝ようと思ったものの、お風呂入ってるときに、
このシリーズの内容で、
『何か降りてきた!』的な感じになりまして、寝ずに作成活動・・・。
ホント、まぽ様、のんのんの作成方法ってこんな感じなんですよ。
行き当たりばったりで申し訳ありません。
でも、いちおう良い方向に進めてるかなぁと自己満足なところもあるのですが・・・。
リクしていただいたまぽ様をはじめ、のんのんのムラッケ満載の更新にお付き合いいただいている皆様には本当に頭が上がりませぬ。
見放さず、これからもお付き合いいただけると嬉しいですvv
ではでは、更新ですよん♪
楽しんでいただけるとうれしいです。
では、続きからドウゾvv
6.da capo(最初から・・・)
「フランツ!おはよう!」
「ミーナ、おはよう~。・・・朝から元気いいな・・・、ふぁぁ~。」
「クスクス、大きいあくび。どうしたの?」
「何か夢中になって読んでたら、寝るの遅くなって。」
「何読んでたの?」
劇的な出会い(っていっても俺の一方的な感情だが)を果たしてからというもの、毎朝こうやって構内で話すのが当たり前になってきていた。
俺はミーナに言われた通り、ピアノに関してはどうしても閉塞感を感じていた。
そこにきてのあの言葉。
『指揮者になれば?』っていうのは、頭の中に白い光が灯ったというか雷が落ちたようなものだった。
その日から、今までの俺が嘘のように参考書やら音楽書をかき集めて読み漁る日々が始まっていた。
「今日は講義?」
「ああ、講義それと午後からピアノのレッスン。」
「あれっ?一応ピアノは続けてるの?」
「まぁね、指揮科転向も考えたけど、先生に話ししたらピアノもやっとけって。」
指揮科も受け持っている先生に聞いたら、何か楽器はできたほうが良いってことで、ピアノは続けることにした。
ヴァイオリンも少しはできるが、本当に少ししかできない。
「なら、掛け持ちなのね?大変じゃない?」
「いや、面白いからな。今の所苦痛じゃない。」
そう話しながら俺とミーナは大学構内へ足を踏み入れた。
*
「おはよう、マリア。」
「ウィル。おはよう。」
「フランツは今日も彼女と一緒みたいだね。」
「・・・そうね。」
同じくピアノを専攻している友人のウィルが話しかけてきた。
ウィルもフランツにとって、いわゆる腐れ縁の一つだ。
構内を入っていく二人を見ながらマリアは、少し寂しそうな顔をして見送った。
* * * *
校内を歩くのは久しぶりか・・・。
恵とのコンチェルトそして、あの恥ずかしいプロポーズの場となったコンサートの時は、リハ室近くの教室だけの利用だった。
講義室へと続く廊下。
練習室棟近くの自販機。
中庭が見える食堂室。
この大学に入った当初は、何をしても面白くなかった。
日本に出れない絶望感と焦燥感。
それに苛まれ続けた2年近くの期間。
それが、突如として変化したのだ。
恵の存在によって。
デタラメで、悲愴じゃなくて悲惨な演奏・・・。
その音を見つけたときと同じように校内を歩いていた時だ。
自分の耳に同じように悲愴が流れつく。
「・・・この音・・・。」
その音に釣られるように練習室の一室に俺は立っていた。
ドアは開いていて、そこから俺は何気なく部屋へ入っていた。
ピアノの音が途切れた。
指がうまく回らなくて止まったのだろう。
そこで、思わず
「さっきの所、もう少しゆっくり目から入って。」
「えっ?」
ビックリして振り返ったのは、女生徒だった。
そりゃビックリするだろ。
急に後ろに人が居て、その人から指摘されたんだから。
「あっ、ごめん。その方が今つっかかったところスンナリ演奏できると思うから。」
「え、あ、あの、はい!」
そうして始まった演奏。
やっぱり・・・。
さっきつっかかったところも、今度は止まることなく終わる。
肩の緊張が抜けた所で、俺は拍手を送った。
「あ、あの、ありがとうございます。」
「いや。俺こそごめん。急でびっくりしたよな。」
苦笑すると、相手はそんなこと無いですと手を振りながら立ち上がる。
そして、俺の立つドアの方へ歩いてきた。
恵と同じぐらいの身長か。
「えっと、千秋先輩ですよね?」
「え、俺知ってるの?」
「有名ですもん。」
どんな理由で有名なのか・・・。気になるところだな。
そう言って彼女は笑う。
「今日は、オケのリハですよね?」
「ああ、そうだけど。何で君が知って・・・。」
「実は、千秋先輩有名ってのもあるんですけど。他にも理由がありまして。」
リハ室までご案内しますね。と言いながら彼女は練習室を出て行く。
元々この大学出身だから知ってるんだけど、俺はそのまま彼女の後へ着いていった。
さてさて、日本帰国ですよ。
いきなりですね。
しかも、真一くんが彼女に似ている女の子との出会いです。
さてさて、どうなることやら・・・。
続きをお楽しみにしていただければ、嬉しいです。
今日は、出かけてきてひと段落したら、もう一作投下する予定です。
ではでは、ノチホドvv
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またのお越しをお待ちしておりますvv