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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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はい、買い物行ってきましたよ。

いやぁ~、連休終わっちゃいましたねぇ・・・。
今月末は、年度末なので、何かと忙しいし、
4月入ると、楽団の練習が土日になるので、
ますます更新速度が落ちる可能性があります。

もう、平謝りしかありません。
申し訳ありませんm(_ _)m

見捨てず、お付き合いいただけると嬉しいですvv

各INDEX更新と、poco a pocoシリーズのINDEX作成しました♪
ご活用下さい!!


ではでは、今日はもう一作投下~♪

続きからドウゾvv

7.con moto(動きをつけて・・・)

「おは~よ~~~~うぅ。フランツぅ。」
「おはよう。メリー。」
「ねぇ~?ここ分かんないの教えてくれない?」

指揮者へとなるべくの勉強を始めてからというもの、まじめに講義を受けている成果として、試験やらの結果も良くなっている。
以前までは落ちこぼれまでいったのが、今やクラス一の有望株というところにまで伸し上がっていた。

「ここは、俺よりマイクに聞いた方がわかりやすいよ。俺の専門外。」
「ええぇぇ~~~!私は、フランツに聞きたいのぉ~!」

だからだろうか。ここの所、この手の女の子によく話しかけられることが多くなった。
少し前までは、俺の話なんて全く聞く耳持たなかったような奴のくせに。
まぁ、昔の俺なら尻尾振って着いていっただろうなぁ・・・。

「ごめん、俺ほんとに詳しくないから。オイ!マイク!これ教えてくれってさ!」

目の端にマイクが登校してくるのが見えたから、俺はそのまま彼女の教科書をマイクに向けて投げていた。
彼女は、もうッとか言いながら、教科書を取り返すためにマイクへ向かって歩いていくのを見てほっと息をつく。

「おはよう。フランツ。」
「マリア。おはよう。ウィルも。」
「おはよう。朝からモテモテだねぇ~。」

ニコヤカに笑うさわやか青年。
彼も容姿がいい分、声を掛けられることが多い。
人のことよく言えるよな。

「お前こそ。」
「いやいや、俺はマリア一筋だから。」
「何よ!まだ言ってるの!?止めてよ!変な噂立つと、私が矢面に立つのよ!」
「あれれ、また俺振られた?」
「またって、毎朝だろ。」

腐れ縁だからだろうか。
ウィルは、毎朝のようにマリアへ愛の告白まがいな事をいうものの、素っ気無く返されるというのを繰り返す。
けれど、本人は至って本気らしい。
けど、こうも毎回のことになってしまったのと、幼馴染に対して恋愛感情を持たないマリアだからだろうか。
なんだかすれ違いが続く。

「そうだ。マリア、ウィル。明後日暇か?」
「私は何も用事ないわよ?」
「僕も。」

何の用事よ?そう言うマリアとウィルへチケットを渡す。

「一緒に行かないか?」
「これ、ミーナの演奏会の?」
「そう。」
「ミーナって、ああ、マリアのお友達だろ?」

この頃っていうか、留学当初からミーナは、学校へ通う傍らプロデビューも果たしており、留学してから何回か演奏会を開いている。
今回は、オーケストラとのコンチェルト演奏だ。

「こないだミーナに貰ったんだ。」
「へぇ・・・。そうなんだ。」
「?どうしたマリア?」
「う、ううん。何でもない。やっぱりミーナってすごいよねぇ。」
「そうだね、プロデビューして学業にも手を抜いてないらしいし。」

ウィル本人は会ったこと無いけど、噂で聞いたのだろう。
そうなのだ。
俺は、一刻も早く実力をつけなければいけないんだ。
彼女の隣に並ぶのにはそうしなければならない。
だから、さっきの彼女のような女にかまけている時間はないのだ。

「行くわ。ウィルは?」
「マリアが行くなら俺もいくさ。モチロン!」
「OK。集合時間とか場所はあとでまた連絡する。」

授業始まるまで十五分程度あるだろうか。
俺は昨日借りた本を机上に取り出した。

「俺、図書館に本返しに行ってくるわ。」
「そう?これも頼んでいい。」
「ああ、わかった。」

マリアから本を受け取って、俺は教室を後にした。




「・・・マリア。」
「何?ウィル。」
「大丈夫?」
「えっ、何が・・・?」

どうみても固まった笑顔をしたままの顔をウィルに向けていた。
その顔を見て、ウィルはただ、何でもないと言って頭を撫でてくれた。


* * * *

「野田さ~ん!」
「あっ、お疲れ様です!」
「ごめんねぇ!遅くなりました!」
「大丈夫デスよ。」

待ち人は、今回のガラコンサートの開催担当者の岡田さん。
今日は、初顔合わせということで演奏会場近くの喫茶店での待ち合わせとなった。

「えっと、遅ればせながら。お初にお目にかかります。今回担当の岡田です。」
「野田です。よろしくお願いシマス。」
「先に送っておいた資料には目を通してもらえてますか?」
「一応、ザラッとは見てきましたよ。」

そう言って、真一くんに見せたものと同じものを取り出す。
そのときだった、岡田さんの携帯が着信を知らせる。

「あっ、ごめん。ちょっと出ていい?」
「イイですよ。」

開催担当の岡田さんは、女性で確かケイコさんのお知り合いだったはず。
独身だけど、彼氏は居るっていうのはケイコさんに教えてもらった前情報。
その証拠に、彼女の右手の薬指には指輪が嵌められていた。
その彼女から、驚嘆する声が発せられた。

「ま、ちょっと待ちなさい!会場を押さえた?何よそれ!はぁっ?ちょっ、ちょっと待ちなさい!」
「ギャ、ギャボ?」

叫びも虚しく、通話の切れた電子音が聞こえた。
岡田さんははぁ~と深いため息と共に携帯を閉じる。
そして、のだめに向かって話し始めた。

「ごめん、野田さん。」
「あっ、のだめでイイですよ?」
「じゃぁ、のだめちゃん。これからの予定ちょっと変更していい?」
「構いませんよ。どしました?」
「あのワガママのせいなの。ごめんね、つき合わせて。」

ワガママのせい?何のことでしょう?
伝票をさっと持った岡田さんはレジへ向かって歩いていく。
のだめはその後ろを急いで追いかけた。








さ、真一くんに続いて、のだめサイドでも、嵐の予感・・・?

なるべく、早めに投下できるようガンバリマス!

ではでは、引き続きお付き合いを!!

ご訪問ありがとうございましたvv

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コメント
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嬉しいですね。
待ちに待った続きの更新、ありがとうございます。
そしてわざわざINDEXまで用意をして頂き、ありがとうございます。ちょっと嬉しいですね。
自分がリクエストした内容がINEDXで目立つ場所にあるなんて最高ですね。
やはり、この二人はすんなりとは事が運ばないようですね。それが、伏線。読者としては何かしらのアクシデントが発生したほうが面白いですし。
序章部分の折り返し地点まであと少しという感じがします。
ミルヒーの昔話がアクセントとなり、どのような序章が奏でられていくのかますます楽しみです。
まぽ 2010/03/23(Tue)12:59:28 編集
Re:嬉しいですね。
更新お待たせしてしまい、申し訳ありません。
仕事を言い訳にしてはいけないのですが・・・なんとも言えず、忙しい&疲れ果てる生活を繰り返しておりまして・・・。

でも、こうしてコメントいただけるのは本当に嬉しい限りですvv

伏線は、色々張ってありますよ。
それが、最後いい相乗効果とかを発揮してくれることを祈りつつ、
今はふつふつと伏せまくっている最中ですが・・・。
不発で終わらないよう、ガンバリマス。

ではでは、またのお越しお待ちしております!!
コメントありがとうございました!!!
のんのん  【2010/03/25 02:34】
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