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今日っていうか昨日か、関東圏内寒かったデスネェ~。
ヒョウまじりのような雨は降ってたし・・・。
気温は冬なみに落ち込み、工場内の勤務ののんのんは、寒さで凍えてしまいました。
3月なのに・・・。
しかし、桜咲くのでしょうか?
なんだかんだで、開花宣言は先送り?
変な天気が続きますね。
強風とか、3月入っての降雪などなど。
やっぱり、温暖化とか地球のバランスっていうのが崩れているのでしょうか?
四季を持つ、日本はその辺敏感に感じられるから、余計に地球環境保全をして行かなければと思うのでしょうかね?
さてさて、語りはこの辺にしておいて、
1作更に更新ですよ。
では、続きからドウゾvv
9.con moto(3) (動きをつけて・・・)
「フランツー!」
「悪いっ、遅れたな。」
「もうっ、ホントよ!」
「ちょっと、マリアさん?あなたも今さっき来たばかりではないんですか?」
「おまっ、自分のことは棚上げかよ?!」
「うるさい!ウィルには謝ったもの!良いの!!」
集合場所へ赴くとすでに、2人は待っていた。
今日は、ミーナの公演の日。
チケットをもらった俺は、2人を誘いこの場へ訪れた。
実は、今回初めてなのだ。
ミーナのオケとの共演を聴くのは。
「何か、知っている人の演奏聴くのってやっぱり緊張するね。」
「マリア・・・かわいいっ!」
「ぎゃぁ!やっ、止めろ!ウィル!」
「イチャつくなら、ロビーでして来い。」
「いちゃついているわけないでしょ!」
「あれぇ、違うのぉ?」
「ち・が・う!!」
「・・・お前らうるさい。」
ギャーギャー騒ぐマリアとウィルを放っておいて、舞台へと目を向ける。
オーケストラの出演者たちが出てきて、薄暗い舞台上で音出しをはじめている。
ああ、この空気感・・・良いな。
いつか、俺も・・・。
そうこうしているうちに、ライトがつき、舞台の上が光り輝く。
その舞台の中央に鎮座するグランドピアノ。
そのグランドピアノが黒々と光輝いた。
チューニング音が響き、オケの音あわせが始まる。
コンマスが席に着く。
そのすぐあとだった。
ミーナ、それに今回の指揮者が舞台の上へ躍り出てくる。
それに対しての大きな拍手の渦が発生した。
ピアニストが席に着くと共に、パラパラと拍手は収まっていき・・・。
この日聞いた音楽・・・。
その音に、その姿に、その演奏に・・・。
自分の心が一生捉えられたことがわかった。
* * * *
岡田さんに連れてこられたのは、とあるコンサートホール。
表口には、今日の予定というのが掲示されているが、本日は白紙だった。
なぜ、こんなところに・・・。
そう思うものの、少し早歩きで先に行く岡田さんの背中を追い駆けるので精一杯デス・・・。
「ごめんねぇ~、早くしろって煩いったらありゃしない!あの子ったら!」
「えと・・・、すみません。もうちょっとスピード落として下さい。」
息が上がる・・・。
やっぱり日ごろの運動不足が・・・。ヒィ~~~~・・・。
「あっ、あの部屋よ。」
「ぎゃ、ぎゃぼぉぉぉ~。」
やっと着いたとした場所は、リハーサル室だった。
振り返った岡田さんが、『大丈夫?』と言ってくるので、『なんとか』と答える。
そして、その扉を開いた。
室内に居たのは、小柄な人・・・。
ドアが開いたのに気づいたその人は振り返った。
どうやら、男の人らしい・・・。
「もうっ、いきなり何なよ!」
「・・・遅い。」
「なっ!これでも急いできたのよ!」
「あ、あの岡田さん?」
「ごめんなさいねぇ、走らせて。」
岡田さんの後に着いて室内に入る。
「あ、紹介するわね。こちら野田恵さん。」
「え、あ、うきゃ?・・・えと、野田恵です。」
なぜ、この人に自己紹介してるんだろう?
今回の伴奏する相手って、
「で、この子が木崎馨よ。よろしくね、のだめちゃん。」
「ぎゃぼ~~~~?男の子だったんですかぁ?」
「えっ?ああ、そうか。名前見るからに女の子だもんねぇ~。」
「・・・フンッ、悪かったな。女みたいな名前で。」
「うぎゃっ!ごめんなさい!そんな事・・・。」
「そう思ったから、ビックリしてるんだろが・・・。」
また、フンッと鼻息を吐き出す。
そっぽ向いたその姿・・・。
「・・・・ウプププ・・・。」
「な、何だよ!」
「スネスネモードですねぇ?」
いきなり相手を呼び寄せたり、女の子のような名前を馬鹿にされて怒り出したり・・・。
今のだめが思い出している彼は、女の子のような名前ではないですけど・・・、なんか・・・ニテマス。
そう思ったのだめがクスクス笑い出すのを、不機嫌そうに見る木崎君。
「で、ここに呼び出した理由は?練習は明日からでしょ?」
「・・・ピアノ弾いて見せて。」
「はぁ?ピアノ?」
「そっ、どのぐらいのレベルなの?あんた。」
「うきゅ?」
リハーサル室には、ピアノが据え置かれていた。
それをあごで指しながら言う木崎君。
「あ、あんた!何様のつもり!!」
「・・・ふんっ。」
「・・・ウププププ、俺様・・・。」
「え?のだめちゃん?」
「イイですよ!やりましょう!ムンッ!!」
腕まくりするようなアクションを取りながら、ピアノの前に座り、蓋を開ける。
「曲のリクエストはありますか?」
「・・・別に、何でも良い。」
「ちょっ、のだめちゃん!良いのよ!しなくて!!」
「大丈夫ですよ岡田さん。さて、何にしますかねぇ?岡田さんリクエストあります?」
慌てて、のだめのもとに来た岡田さん。
彼女は、ごめんなさいと言いながら、リクエストは何でもいいと言われる。
じゃぁ、この曲ですねぇ・・・。
そうして、奏で始められた、
ベートーヴェン作曲『ピアノソナタ第8番・悲愴』
のだめの思い出の曲・・・。
木崎君のような彼と出会う事ができたこの曲を選曲した。
*
第一印象は、最悪。
なんで、こんな奴が選ばれたのかわからなかった。
室内に入ってきてからというものの、
変な奇声発するし、自分も気にしている名前のことで勘違いしてやがるし、
急に笑い始めやがった。
どうせ、たいしたこと無いんだろう?
なぜ、今日ここに呼び出したかというと、
最初に演奏させて、こき下ろして、辞退させるように仕向けようと考えた。
そして、始まった音楽。
確かベートーヴェンのピアノソナタ『悲愴』・・・。
CDでも、何度か聞いたことがあるこの曲。
他のピアニストが演奏するものとはかけ離れたものだった。
しかしこの音楽を聴いて・・・
ただ、すごいと思った。
演奏が終わると共に、自然と拍手を彼女に送っていた。
その拍手を受けたのが分かったその人は、振り返りながら微笑んだ・・・。
その時感じた小さな胸の痛み・・・、
後にこの痛みの意味を知った。
さ、一つ目の伏線オープン。
実は男の子でしたってことでvv
スネスネモードやら、俺様っぷりは彼にソックリ!
ってなことで、妙な親近感を持ったのだめちゃん。
彼の中にも、のだめとは違った思いが灯った様子・・・。
続きをお楽しみにしてください!!
さ、今日はもう寝るぞ~!
明日もきっと終わらない仕事に追われてヒィヒィ言っているのんのんです。
そんなのんのんが泣いて喜ぶ、コメントいただけると嬉しいです。もうっ、泣いて喜びます!
もし、よろしければお願いしますm(_ _)m
では、初めての方も、常連となっていただいている方々も、
お越しいただきましてありがとうございました。
引き続きお付き合いの程ヨロシクお願いシマス!!!
そですよ~。カオルチャンは、馨君でした~。
お見事、大正解~!
これから、色々起こしていく予定です。
途中ハラハラする場面もあるかも?
楽しみにお待ち下さると嬉しいです。
またのお越しをお待ちしております!
本当にコメントありがとうございました!!!
コメントはさせていただいているのですが、月並みなコメントばかりで本当に申し訳ありません。
コメントの投稿は一歩間違えると凶器になってしまう場合があるので気をつけながら投稿しているので気の利いたコメントが上手にできていないのが現実です。(文才がないのでかなり言い訳めいているかも)
さすが、のだめちゃんです。俺様男の取り扱いには慣れている感じですかね。
なるほど、一本目の伏線がオープンされた際に次なる伏線オープンの期待が高まってきちゃいました。
ミルヒー話は程よいスパイス。スパイスの使い方が上手です。スパイスは量を間違えるをくどくなりますしね。
今後の伏線とスパイスの融合具合に期待していますよ。
アリガトウゴザイマス!
いやね、伏線色々張っては居ますが、それがどう最後まで結びつくのか、のんのんも現在試行錯誤中・・・。
こんなんで良いのかと自分に自問自答しながら、更新しているところです。
(こんなのんのんで、本当に申し訳ありませぬ・・・orz)
また、何かあれば、コメントいただけると嬉しいですvv