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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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みなさま、お久しぶりです。

本当に更新が亀で申し訳ありません。

パソコンの電源を入れるものの寝てしまい、更新できないなんていう日を繰り返してたのんのんです。
なんか、身体が暑さにバテてるのか・・・、疲れが取れない毎日・・・。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

さてさて、本日は2作品投下予定!
しかも、有言実行!
8月26日現在までの作品をINDEXにupいたしました!
褒めてくだせぇ~!
頑張ったのんのん!!

考えてみると、のんのんの作品って長編ばっかり・・・。
他のサイト様へもお邪魔しますが、素敵短編がたくさんvv
なんで、短いお話書けるんだろう・・・。
尊敬のまなざしで拝読しているのんのんです。
どうも、説明が長ったらしいんですかね?
どんどん長編のつもりもないのに、長くなる我が稚拙文・・・

そんなのんのんにお付き合いいただきまして、毎度&初めましての方も含めまして
本当にありがとうございます!!!(・・・号泣!!!)

では、第1投下~!!ご主人様シリーズ!行ってみよーvv!

では、続きからドウゾvv

 


34.

「昨日は、大変だったみたいねぇ?大丈夫?のだめちゃん。」

朝最初に挨拶を交し、会話をしたのは、征子様。
昨日、ヘベレケなのだめが玄関先で息絶えているのを発見したのも征子様らしい。
・・・タクシーの中は、緊張の連続で覚えてない・・・。
しかも、その緊張のせいか、酒の回りが意外に良かったらしく、真一様が帰ってきたのさえも定かでは・・・。



*昨夜*

三善の家の前に、タクシーが一台到着する。

「ほらっ、野田。着いたぞ。」
「あう、あ、ありがとう、ございました。」
「ああ、じゃぁな。」

一応ぎこちない演技を済まし、真一様だけが乗ったタクシーを曲がり角を曲がるまで見送る。
その後、フラフラと玄関扉の前へ行き、セキュリティーを解除した。
とぼとぼと庭先を歩き、玄関フロアへ向うころには、色々フラッシュバックして来て、頭の中がいっぱいになった!

・・・今日は、ツカレマシタ・・・
仮装でしょ、しかも猫耳・・・!
しかも!お姫様抱っこって・・・・・・ハゥ・・・。
それから、宴会での・・・なんで、隣に座ったのだめの手をギュッなんてしたんですかね・・・恥ずかしぃ・・・。
誤魔化すのに大変なのに、横の張本人はニコニコ笑顔だし・・・。
その笑顔に回りの女子はキャーキャー言ってましたけど・・・ムゥ。
タクシーの中も、なんだか顔が近いし、手は握られたままだし、それが当たり前みたいな顔だし・・・。

「も、ダメです・・・。」

丁度、征子様がドアを開けてくれた瞬間のだめは倒れこんだ。

「ちょ、のだめちゃん?」
「・・・グーーーー。」
「ん?寝たのかしら?」
「・・・ただいま。・・・何してんだ?」
「あら、真一。のだめちゃん、寝ちゃったみたいなのよ。」

顔を覗いてみると、気持ち良さそうに寝息を立てている。

「ああ、今日体育祭で、こいつ大活躍だったからな。」

母さんに寄りかかったままののだめを剥ぎ取り、抱き抱える。
その姿をジッと見つめる母。

「・・・何だよ。」
「別に、慣れてるわねぇ~と思っただけよ。」
「何かあるじゃねぇか・・・。」
「毎晩に近いものねぇ、部屋に寝かしに行くの。」

数学の補習後、結局力尽きるのだめを度々自室へ運んでいた。
・・・ちっ、見られてたのか・・・。

「とりあえず、こいつ寝かして来る。」
「そうね。・・・どうせ、生徒相手の飲み会なんて対して飲めなかったんでしょう?付き合ってあげるから、降りてらっしゃい。」

ここで、きっとというか、絶対拒否権なんてものはない。
のだめを自室の部屋(ごみは片付けても片付けても出てくる部屋)のベット(いちおう寝る場所だけは片付けるように指導済み)へ、横たえた。

「・・・ムゥ・・・し、んいちくん・・・むにゃ。」

夢の中で、まだ食べてるのか、口をモゴモゴ動かすのだめのおでこにそっとキスをして部屋を閉める。
そして、階下にあるサロンへと足を向けた。

祖父がコレクションしていた、レコードやCDの数々が収められたこの部屋は、俺の大好きな遊び場所であった。
部屋に先に来ていた母さんは、ロッキングチェアに座り、手にはグラスが握られている。

室内に流れるのは、リスト 愛の夢・・・・。

「違うのかけていい?」
「あらっ、母さん先に来て聞いてたのよ。とりあえずいいから、さっさと座りなさいな!」

もう、こうなれば、さっさと飲み干し、早々に部屋へ引き上げるに限る。

「・・・のだめちゃんは?」
「ああ、寝かしてきた。」
「なんだか、のだめちゃん。近頃キレイになったと思わない?」
「・・・ブッ!な、何?!」
「彼氏でも出来たのかしら?」

チラリとこちらを見ながら、微笑む母・・・。

・・・・・・・きっとこの人は知ってる・・・・・・。

何も言えず、自分の手の中にあるグラスを手持ち無沙汰に中のウィスキーをグルグルと回す。
カランという氷の清清しい音と、レコードから流れてくる甘美な音楽が部屋に響く。

「ま、のだめちゃんも必死に何だか隠しているみたいだし、深くは追求するつもりないんだけどね。」
「・・・・・・。」
「?どうしたの真一?」
「・・・別に。」

不適な笑いを湛える母の姿に、悪魔の尻尾が見える・・・。
さっさとバラしてしまう方が良いのだろうか・・・?

「のだめちゃんも、時が来れば話してくれるでしょう?きっと。」
「・・・」
「それとも、違う所から話があるかもしれないし?」
「・・・・・」
「ま、俊彦や由衣子ちゃんにバレたら、一騒動ありそうだし?」
「・・・・・・・」
「その前に、私が味方になって上げてても良いんだけど?」

やっぱり、悪魔の尻尾じゃなくて、目の前にいる人自体が悪魔・・・かもしれない。

「・・・のだめは、俺が絶対泣かせないから。」
「あらっ、ふ~~ん、やっぱりそうなのね。」
「って、鎌かけてたのかよ!」
「まぁ、どことなくピンクオーラが流れてるなぁとは思ってたけど。」

嘘だ・・・、絶対十中八九分かってたくせに・・・。

「・・・俺、寝るわ。」
「そう、飲み足りた?」
「・・・・・・充分です。」
「あ、のだめちゃんにはまだ言わなくていいわ。私が知ってるの。」

もう、何とでもなれと、分かったと返事をする。
その直後・・・・


****


「じゃ、出かけて来ますね。」
「ハイ!いってらっしゃいませ。」
「帰りは、明々後日になるかしら。」
「えっと、他の皆様は?」
「三善家の面々は、家族旅行に出かけたわ。」
「家族旅行ですか?」
「ええ、何だか今年は早めにお休み取れたらしくてね。」
「由衣子様たちにいってらっしゃい出来ませんデシタ・・・ハゥ。」
「ああ、のだめちゃん寝てたから。お土産買ってくるって話してたわよ。」

見るからにしょんぼりするのだめにクスクス笑う征子。

「それに、執事の長田さんは実家へ帰省中なの。お母様が身体を壊したらしくて。」
「ハゥァ・・・ダイジョブですかねぇ?」
「たいしたことないから、大丈夫とは言ってたのだけど、一応顔を見て来ますって。」

その方が良いですと、ブンブン顔を縦に振るのだめ。
そこへ、

「あら、真一。おはよう。」
「・・・おはよう。」
「・・・あう、おは、おはようございます!」
「じゃ、行ってくるわね。そうだ、千代さんも今朝方休暇でお家に戻ってるから。」
「・・・・・えっと征子様。ちょっと待ってください。じゃあ、この家に居るのって・・・」

玄関扉のドアノブに手をかけて、ニコヤカにこちらへ笑いかける征子様の一言。

「そう、二人だけよ。じゃぁ、留守番お願いね~。」

パタリとドアが閉まるのを、二人して見届けた。









二人きり状態へいきなりの突入☆
ドギマギしっぱなしののだめちゃんに、そんな彼女とイチャイチャしたそうな真一くんvv

続きをお楽しみにお待ちいただけると幸いですvv

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無題
やっぱり、征子さんは強いと思います。色々(笑)。

そして、2人きりだから、
ちょっとくらい暴走してもいいよ~・・・なんて
期待してたりして・・・(ウキウキ)
如月マリ 2010/09/01(Wed)22:32:19 編集
Re:無題
随分、遅くなってしまって、ごめんなさい・・・。
コメント毎度ありがとうございます!!

のんのん、征子さんにやり込められる真一くん好きなんですvv
そして、それに乗じて調子に乗って、あとで真一くんに怒られてるのだめさんも。

パラレルですが、そんな征子さんと真一くんの親子の会話も楽しんでいただけたらとvvフフフ。

そして、二人っきりの二人はどうなるんでしょ?

亀更新で申し訳ありません。
引き続きお付き合いしていただけますよう、よろしくお願いします!!
のんのん  【2010/09/23 03:08】
明けましておめでとうございます(^_^)☆
明けましておめでとうございます‼

そして、お久しゅうございます( ´ ▽ ` )ノ
氷砂糖です。
真一くんは、我慢してるんですね!うきゃー\(//∇//)\もう、キュン☆

どうなるんですかね!楽しみにして居ます‼
さらに、今年もよろしくお願いします(((o(*゚▽゚*)o)))
氷砂糖 2011/01/05(Wed)15:19:51 編集
Re:明けましておめでとうございます(^_^)☆
新年早々のご挨拶ありがとうございます。
いまさらながらの返信・・・、すみません。

趣味の世界に真っ逆さま的な作品のご主人様シリーズ。
楽しんでいただけたみたいでなによりです。

これからも亀更新ですが、がんばりますので、引き続きお付き合いのほどをよろしくお願いします。

そしてそして、本年もよろしくお願いします☆
のんのん  【2011/01/30 09:21】
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