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現在、NHKでやってる農家テーマのドラマ見てました。
地産地消。
これが一番環境保全への近道だと思うのんのんです。
だって、必要なものを必要な場所で、必要な分だけ作る。
究極ですよ。
けど、皆が皆、農家っていうわけにも行かない。
だからこそ、流通が発達し、いまや、遠方で今日取れた野菜がその日中に日本全国に並ぶ。
でも、その流通にもお金がかかります。
だからこそ、地産地消!
のんのんは、スーパーでも野菜を買う場合、
地産地消コーナーをすすんで見るようにしています。
皆さんも、そのときの旬の野菜が並んでいるので、
是非お試しクダサイ。
さてさて、脱線しました。
投下2作目は、Pocoシリーズvv
では、続きからドウゾvv
29.possibile(3)(できるだけ・・・)
「・・・お世話になりました・・・。」
パタリと閉まるドアを目の前に私はただ、頭を下げるしかできなかった。
結婚して、早数年。
小説家の夫に嫁ぎ、家庭に入った。
夫は優しかった。
細々とながらも、ピアノは続け、自宅へ数名の生徒を招き入れ先生の真似事のような事もしていた。
けれども、最後の最後まで姑とは分かり合えることがなかった。
そもそもの原因は、『子供を授からなかった』から・・・。
結局は、母の言いなりの夫は、私を守ってくれることはなく、離縁という形となった。
お見合い結婚ということで、結婚してから相手を分かり合うよう努力していた。
少なからずとも、夫も私へ歩み寄ってくれていたと思う。
ただ、離縁を告げられた時、言われた一言。
『君の心の中には、僕ではない誰かが居るよね・・・。ずっと。』
そういわれて思い出すのは、・・・。
実家へ戻り、数日後。
マリアからの電話があった。
彼女は、順調に自分の道を見つけ進んでいた。
それに比べて私は何をやっているんだろう・・・。
何度も考えた。
もし、病気になっていなければ。
もし、早く病院に行っていれば。
もし・・・、もし・・・、・・・・・・。
あのときに、私の人生は180度ひっくり返ってしまった。
一生懸命諦めようと、無理して今まで来てしまった。
そう考えると、それにつき合わせてしまった元夫には申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
その思いに気づいた瞬間、自分が一生懸命隠し続けた自分の本心までもが身体を巡る。
けれど、一度隠してしまったこの心を開け放す場所などは無い・・・。
もう、一生誤魔化して行くしか無いのかも知れない・・・。
マリアとの他愛のない電話を終え、受話器を置く。
ベットの上に座り膝を抱えた。
離縁を告げられた時には出なかった涙が・・・
何故だか自然と流れ、自分の頬を濡らしていた・・・
* * * *
「帰ってきて良かったのか?」
自室のドレッサーに向って、上機嫌に髪をいじる恵。
ふんふーんと鼻歌付き。
「?ナンデですか?」
「いや、泊まってもいいかなって思ってたんだけど。」
「ウキャッ?真一くんモンモンですか?」
「ばっ、違う!!」
ニヤニヤしながら、ベットに寝そべる俺の所へ近寄ってくる恵めがけて、枕を投げる。
それを彼女は、ナイスキャッチしやがった。
「そんなこと言うなら、『帰るか?』なんて聞かなきゃいいんデスよ。」
「うるせー。」
「どっちにしても、キョウくんのこと、途中でほったらかしちゃったから気にナッテタンデスヨ。」
「でも、全く気にしてなかったな。響一のヤツ・・・。」
「デスよね・・・。ちょっと母として、悲しいような・・・?」
帰った俺たちを迎えた響一と母さん。
恵がおいでと言っても、ましてや俺が言っても。
・・・母さんから離れようとしない響一・・・。
『だぁ~、せ~こぉまんま~。あれやりゅ!』
『ええ、良いわよ。でもお父さんもお母さんも帰ってきてるんだから、皆でやったら?』
『ヤァ!せ~こぉまんまとやゆの!!』
ブロック片手に、俺様っぷりを発揮する響一・・・。
少しでも俺たちや、他の面々(由比子や俊彦たち)が手を出そうものなら、
これまた親ゆずりの奇声を発しながら、取り上げられる・・・。
『良いわよ。私見てるから、お風呂入ってきちゃいなさいな。』
『じゃぁ、真兄とのだめちゃん一緒に入ってきちゃえばいいじゃん!』
『由比子!ふざけるな!』
『いいじゃないですかぁ~。いつも一緒に入っ・・・ムグゥ!ムゥゥーーーーー!』
『余計な事しゃべんじゃねぇ!』
『ふ~ん、いつもは一緒なんだぁ~。へぇ~。』
生温い3人の視線を浴びる。
居たたまれなくなり、結局。
『わかった!ほらっ、行くぞ。』
『は~い。じゃ、行って来ますね。』
『『ごゆっくりどうぞ~。』』
『・・・何か益々、真兄の性格変わってない?』
あきれる俊彦。
それに由比子と母さんに見送られお風呂に向おうとしたそのときだった。
『メッ!!』
『えっ?』
『まんまは、キョウくんとはいゆの!!!』
『キョウくん?』
『響一?』
『ぱぁぱとまんま、はいっちゃ、めぇぇ~!!』
ブロックを投げ捨て、恵の足元に行ったと思ったら、そう絶叫する響一がいた。
*
「一緒に入りたかったんですか?」
「・・・別に・・・。」
「ウププ。全く我が家の男どもはどちらも、独占欲が強いデスネェ~。」
「何だよそれ。」
「だって、どうしてキョウくんのだめとお風呂入りたがったかワカリマスか?」
頬へ手を当て、軽くなぞらせると、うにゃんと猫のように身体をよじる。
そのまま後頭部へ手を伸ばし、引き寄せた唇に自分のを軽く重ねる。
首のところへ顔を寄せると、髪の毛がくすぐったかったみたいで、また身体をよじる。
「もうっ、真一くんのエチ!」
「・・・嫌いじゃないだろ?」
「あうぅ、もうっ、俺様!」
「・・・・・いいからもう、黙れって・・・。」
ぎゅぅと抱きしめた身体から、ボディソープの甘い匂いが立ち上がる。
腰に置いていた手を徐々に上半身へずらしていく。
そして、胸の膨らみに手が届いた頃。
「コレですよ。」
「はぁ?何が?」
「んっ、あんっ、だから、キョウくんがお風呂入った理由ですぅ~。」
「はぁ?」
「キョウくん曰く、のだめのおっぱいはキョウくんのものらしいですよ。」
「・・・・・はぁぁぁ?」
「ウキュキュ。おっぱい星人遺伝しちゃいましたねぇ~。」
クフクフ笑う恵に、思考回路が強制ストップした俺。
「それに、独占欲満々のところまでソックリ!俺様千秋様リターンですよ!うきゃっ。」
「・・・・・・・・・。」
ため息すら出なかった・・・・。
悲しみに暮れるミーナ。
その彼女の心に駆け巡る色々な気持ち。
それが、昇華できる日はやってくるのでしょうか?
なんだか、この辺のお話は、当初予定になく、
のんのん少々テンパッテいます。
(リクのまぽさまごめんなさい・・・気まぐれが出ました。)
そして、キョウくんの性格が一面露呈しました・・・。
絶対性格は真一くんで、行動はのだめなはずということで、
こんなんになりました・・・f(^^;)
楽しんでいただけたなら光栄です。
では、続きをお楽しみにお待ちクダサイ。
少しずつフランツとミーナが出会った時が線で結ばれようとしているのかと思います。
出会いが更なる出会いを呼ぶ。そこに新たなつながりが生まれる。フランツとミーナの出会いが真一くん、のだめちゃんとの出会いを生む。フランツと真一くんとの間に師弟のつながりが生まれる。真一くんとのだめちゃんとの出会いから夫婦という繋がりが生まれ、響くんが生まれて家族というつながりが生まれる。この二人の出会いからのだめちゃんは音楽と正面から向き合いオクレールと出会い師弟の繋がりが生まれる。
これは本当に素敵なことだと思います。
俺様の息子はやはり俺様ですか・・子はまさに親の背中を見て育ついうか似るといった感じですかね。
色々と苦しみつつもお話を広げていってくださっているのがよく分かります。
あのリク内容はお話を広げやすい内容なのかは微妙ではありますが、お話を広げてくださることはリク主としてもとても嬉しいです。
気にせずのんのんさんが考えているようにお話を進めていってください。
私もがんばってついていきますよ。
季節の変わり目で涼しくなってきていますので体調にはくれぐれもご注意くださいませ。
コメント毎度ありがとうございます!
うんと、とりあえずご了承頂け、のんのんホッとしておりますf(^^;)
まだまだ先は長そうな予感・・・。
引き続きお付き合いいただきますようよろしくお願いしますvv
まぽさまも、この季節の変わり目、風邪などお召しにならぬよう、お体ご自愛クダサイませvv
またのお越しをお待ちしております!!