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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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はい、投下第2弾~~~!!

今年の大掃除はどうしましょう・・・。
皆さんはもう始めてますか?

のんのんは、居間の掃除は、あらかた終わりました。
今年の大掃除のテーマは「捨てる大掃除」で、始めたのんのん。
懐かしい物とかを見つけてしまうと、ついつい眺めてしまって、時間がかかっているのんのんです。

ぎゃっ、年賀状もやらないといけないし・・・。
師走は、師が走るぐらいですから、皆さんが忙しいですよねぇ・・・。
こんなに、行事を盛り込まなくてもいいのに・・・。

明日は、ボンを使ってうさぎ写真を撮影しなくてはと考えているのんのんです。

では、pocoシリーズ投下です!!

続きからドウゾvv

33.da cope(4)(最初から・・・)

「久しぶりに元気なオーケストラの生の音が聴けて、わたしも生き返るようだわ。」
「ミーナ。ミーナ!!」

久しぶりに会ったミーナは、久しぶりと変わらない笑顔を見せてくれた。



突然の電話だった。
ついに自分の気持ちが伝わったのかと喜んだものの、内容は

『一人気になる生徒がいるの。もしかしたらフランツになら何とかできるかもしれないの・・・』
なんていう話。
事前にその生徒の資料を送付してもらった。
千秋真一。
現在大学4年生。
高校まではヴァイオリン専攻。
大学ではピアノ専攻。
成績も実技・学科共にトップ成績をマークしている。
にも関わらず、海外へは出ていない・・・。

「嫌味な生徒ですね・・・。」

ここまでの成績を持っていれば、自分であればさっさと日本なんていう閉塞的な世界ではなく、
本場の世界で揉まれるべきなのに。
それをしないのは何故かと少し興味を持った。
そもそも、なぜミーナが自分にこの生徒を任せようとしたのか・・・。

「指揮科に転科は認めまセーン!」
「なっ!」
「わたしはあなたが嫌いデース。あなたはヴィエラの弟子!若い芽は早く摘み取りマス!!」
「ふざけるなっ!!」

ピアノ科から指揮科への転科。
それを見て、ミーナがわたしを呼び寄せた理由がわかった。

「だからですか・・・、彼女も人が悪いデスネェ・・・。」

そして、たまたまのだめちゃんに迫った自分が気絶している間に、千秋はSオケの指揮を振っていた。
それを見て、彼が指揮者向きな人間なのがわかった。

これは、面白い・・・。
今まで、自分は弟子という存在を持ったことがない。
まぁ、面倒臭いというのが第一の理由。
反面その面倒臭いという思いを払拭してしまうほどの人物が居なかったというのも理由の一つだろうか・・・。

その後、彼のピアノとAオケとのコンチェルトを指揮した。
彼の指揮者としての勉強として。
そして、もう一つの卵の為に・・・。

ミーナは、彼は若い頃の自分に似てると言われた。
けど、自分に似ているのは、彼ではなく彼女の方・・・。
必死に羽を広げて飛び立つ準備をしている雛の隣に寄り添う、硬い殻に包まれる卵を見つけた。
野田恵。
ピアノ科3年。
随分個性的なピアノを演奏する彼女だが、人を引き付けるような音楽だった。
きっと彼女は、磨けば光る原石だった。

そして、一歩も二歩も先に行く彼を追いかけようともがき続ける彼女。
若い頃の自分にそっくりだった。

「のだめ、幼稚園の先生になることが夢なんです。でも最近は千秋先輩のお嫁さんにもなりたいなぁって、ギャハァ!」

そう、嬉しそうに話す彼女。
でも彼女は幼稚園の先生なんていう狭いところに押し込めておくような音楽ではない。
むしろ、多くの人の前で演奏すべき音楽である。
そもそも、世界を目指す千秋のそばには、それでは居られない。
一歩も二歩も遅れている方は、それを追い越すのには大変なのだ。
自分の経験でわかる。
そして、その決断を一瞬でも見誤れば、そのチャンスは二度とやって来ないのだ。

「でものだめちゃん。今のままじゃ千秋とは一緒にいれないね。」
「えっ・・・?」
「一緒には居れないよ。」


* * * *


「のだめちゃ~ん。おはよう!」
「おはようゴザイマス!岡田さん、今日は最終打ち合わせですか?」
「そうそう、馨は来てる?」

防寒具を外しながら、寒いわねぇと言いながら入ってきた岡田さんは、部屋を一望する。

「まだなんですよ。時間通りには来るとは思うんですけど。」
「のだめちゃんはまた練習?」
「ハイッ!」
「また、馨が無茶言ったんでしょう?ダメよ無理したら。」
「俺が何だって?」
「あっ、噂をすれば何とやってヤツデスネェ。おはよ~ございます。馨君。」

居なけりゃ、悪口ばっかり言いやがってとブツブツ言いながら部屋に入ってきた馨くんはヴァイオリンケースをテーブルに置く。

「じゃ、今日は実際どのぐらいの時間かかるのか、計測したいの。よろしくね。」
「はいっ!了解デス!!」

敬礼の真似をしながら、挨拶をする。

「のだめ。手は?」
「へっ?」
「手痛がってただろ?休暇前。」
「ん~、ちょっと痛いですけど大丈夫ですよ。」
「無理するなよな。本番出れないなんて笑えない冗談だろ。」
「ソデスヨネ。ありがとです、馨君!」

いや、困るのは俺だから・・・と頬を赤く染まったのを隠そうと顔を背ける馨君。
恥ずかしがり屋さんな所も、彼にソックリです。

「岡田さん、おはようございます!」
「おはよう。あっ、彼は音響担当の春日さん。当日の音響関係については彼に要望を伝えてね。」

よろしくお願いしますと頭を下げたのは、30代後半の男性。
その彼は、そうだと話始めた。

「そうだ、岡田さん。この記事読みました?まぁ、信憑性はどんなもんだか分かりませんけど。」

その記事が、小さな波紋を発生させた。





どんな事件が波紋を起こしていくのか?
続きを楽しみにお待ちクダサイ!!

お読みいただきまして、ありがとうございました!!
 

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