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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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たくさんのコメントありがとうございます!!

答えが返ってくるのは、嬉しいですし、励みになります!!

引き続き、続きますのでお付き合いのほどよろしくお願いします!!

ではでは、更新です。

これからは、ハッピーエンドに向かって突っ走っていきますよ~!!

続きからドウゾvv

24.美女と野獣の対話


「痛い!」
「えっ?」

堪らず抱きしめたのだめが言った。
痛い?・・・あっそうか!

「ご、ごめん。」
「いえ、あのっ・・・、その・・・」

話しが続かない。
恥ずかしさがこみ上げる。
さっきまで沢山話したいことを一生懸命あたまに思い描いていたが、
それも一瞬で消えた。
あいつが嗚咽交じりに、何かを伝えようと微笑んだ顔を見て、
俺の中の何かが切れたんだ。

さらにきつく抱きしめて、ごめんと声に出して、俺も少し涙声になって・・・。

きつく抱きしめすぎたのか、腕の傷が痛んだんだ。
とりあえず、病室に戻ろうと言うと、ハイと答えが返ってきた。

それだけでも、心が満たされていく・・・。

「真一くん?」
「・・・・・・恵・・・。」

ちょうど俺に向かって仰ぎ見たあいつの顔を捉えて、俺は口付けをした。









病室に帰ってきたものの、相変わらずのだめは真一くんの隣に座っていた。
病室に備え付けられているソファーに二人で座り込む。
そして、二人の手はつながれたまま。

ものすごく恥ずかしい・・・。
前の自分ってどんな話してた?どんな顔してた?どんな態度とってた?
頭が混乱する!!恥ずかしすぎて熱出そう・・・。

「あの・・・真一くん・・・。」
「何?」
「昨日の、演奏会って・・・。」
「・・・ごめん、間にあわなかったんだ。」

のだめの目を見ながら話してくれる真一くんに、やっぱり記憶戻ったんだと確信した。
どうやら、演奏会当日に記憶が戻ったらしく、バタバタとしていたら遅れて結局演奏会には間に合わなかったらしい。

「三善のアパルトマンにも行ったんだけどさ、・・・それにターニャからこれももらってて・・・」
「あ・・・」

そう言って真一くんが差し出したのは、ターニャ宛てに書いた手紙。
そうだ、のだめあの場所から離れようとしてたんだっけ・・・。
涙を堪えながら手紙を書いて、封筒にカギも入れて。

「お前どこに行こうとしてたんだ。」
「えと・・・、ミルヒーハウスです。」
「ジジィの?ってウィーン?」
「とりあえず、アパルトマンは出て、この1週間はオクレール先生のところにお世話になってマシタ。」
「オクレール先生のところか。それで演奏会終わったらその足でウィーンに?」
「はい、そのツモリでした。」

もうすでに、荷物はウィーン宛てに運び済み。
これからどうしようか。三善のアパルトマン戻れるかな?

「・・・あとさ、聞きたいことあるんだけど。」
「ん?ナンデスカ?」
「・・好きな人が出来たって・・・本当?」
「そ、それですか・・・。」

別れる口実がほしくて吐いた嘘。
そうだ、のだめも聞きたいことがある。

「あの記事。・・・嘘だから、ありえないし。あんなこと。」
「そ、ですか。・・・のだめのも嘘です・・・から・・・。」

聞きたかった事の答えが急に返ってきてびっくりする。
そうか、あの記事真一くんも見てたんだ。
でも、あんな表情で話す真一くんとRuiのことが気にならないわけではなかった。

「・・・あの時さ、Ruiとお前のこと話してたんだ。」
「のだめのことですか?」
「ああ、・・・その、プロポーズの約束したって話して・・・。」
「ハギャッ!それですか?」

だから、あんな顔してたんだ。
ちょっと油断してた。って真一くんは言った。

「で、恵これからどうするんだ?退院したら。」
「・・・どうしましょうか?」
「荷物はウィーンなんだよな?」
「ギャボゥ・・・、そです。」

すぐに送り返してもらえるかな?
っていうか、拠点を移すっていう手続きエリーゼさんが済ませてしまっていると、
ちょっと大変っていうか・・・。

「あのさ・・・。・・・・・・」
「ナンデスカ?言いかけて止めないでくださいよ。」
「・・・あー、えっと、とりあえず、俺の家来ない?」
「真一くんの?」
「ああ。」

真一くん顔真っ赤です!!
のだめにも移るから止めてくださいよ!

「少しなら、お前の服も置いてあるし、ピアノもあるし。」
「・・・のだめ、近くに居ても良いんですか?」

ピアノに服に、たしかに真一くんの家に居るのが、現状一番助かるかもしれない・・・。
でも、いいのかな?


「良いに決まってんだろッ。俺の彼女だし・・・。」
「はう・・・。彼女・・・あへぇ~。」
「変な声出すんじゃねぇよ!で、どうすんの?」
「・・・お世話になります。」

記憶の無かったときの話は、双方すれ違ってただけだったんだ。
ちゃんと真一くんは謝ってくれたし、のだめも嘘吐いてた事ちゃんと告げれたし。

のだめは、真一くんに向かってぺこりと頭を下げた。
そして、再び真一くんの顔を見つめて微笑んだ。
その後は、また抱きしめられてキスされた。





面会時間終了です。と看護士に言われて、俺は後ろ髪引かれる思いで、病室を後にしていた。
そして、そうだと思い出して携帯を取り出していた。

「・・・千秋です。」
「ずいぶん早かったね。で、どうなったの?」
「・・・捕まえられました。」
「わかった。ではまた連絡しまーす。」
「・・・まだ教えてくれないんですか?」
「ヒミーツです!当たり前ですよ!」

ジジィに電話をかける。
結局まだ教えてくれないらしい。
だから何なんだ褒美っていうのは?

まぁ、いい。いずれ連絡が来る。
どうせ騒いだところで、教えてくれるわけじゃないし。

明日は公演当日。
のだめの演奏会は素晴らしいものだったというのを黒木くん・ターニャに聞いていた。

今度は俺が頑張る番だ!
このコンチェルトが成功すれば、マルレにもだいぶ箔が付く。
なんといっても、神童・孫Ruiとの初共演。
友情出演という形の契約だった。
このチャンス逃してなるものか。

俺は自宅へ向けて歩き始めた。















数々の誤解話をすり合わせさせてみました。

まだまだミルヒーのご褒美内容は秘密ですvv

続きをお楽しみに!!

呼んでいただいてありがとうございました<( _ _ )>

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