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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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更新です。

なんか、思いつきではじめたこのシリーズも、

そろそろ30の大台にのっかってしまいます。

本人、こんな気じゃなかったので驚いてますが・・・。

で、今回は日本→真一くんが頭の上がらない人=ということで、

あの方の久しぶりの登場です。


では、続きからドウゾvv

28.大公


「真一くん大丈夫ですか?」
「・・・何とか・・・。」

やっぱり慣れない。何回乗ったところでなれることなんて無いだろうな飛行機・・・。
ふらふらと入国審査を受けて、到着ロビーへ降り立つ。
飲み物買ってきます!と歩いていったのだめの後姿を見ながら近くのソファーに座り込む。
携帯に電源を入れる。
その時丁度、着信があって、誤って通話ボタンを押してしまった。
画面に表示される名前は・・・

『もしもし?ちょっと、真一!?』
「・・・母さん・・・。」

よりにもよって、母さんの電話取ってしまうとは・・・。

『ネットの記事見たのよ!それで電話したの!』
「・・・さすが早いな・・・。」
『ねぇ、怒ってるって書かれてたけど・・・。』
「記憶・・・戻ったから・・・。」

そう伝えると、電話越しに少し声が震えているのがわかった。
母さんにもだいぶ心配かけたから・・・。
そういえば、あの時殴られて以来だ。

『お客様のお呼び出しを致します。・・・』
その時、丁度アナウンスが響いた。
日本語で、そして英語でアナウンスがされる。


『ねぇ・・・、真一今どこにいるの?』
「・・ヤベッ・・・。いや、実は・・・」

ばっちり母さんにも届いている筈の、空港内のアナウンス。
ちょうどそこへ、

「真一く~ん!飲み物買ってキマシタ!」
『のだめちゃんも一緒なの?』
「ちょっ、静かにしろ!」
『隠したって、もう聞こえたわよ?で、本当に今何処にいるの?』

ここで、変に隠し立てすると後が怖いのは知っている。
というわけで、

「・・・あのさ、これ秘密にできる?」
『何があったの?』
「仕事なんだ。」
『仕事?秘密が?』
「そう、守れるっていうなら話すけど・・・。」
『・・・。いいわ。秘密守る。」
「なら、これから1時間後、このあと送るメールにあるホテルに来て。」
『わかったわ。のだめちゃんも一緒なの?』

そうだ。と伝えると、ただ一言わかったわ。と言って通話が切れる。

「ギャボ?真一くん?」
「母さんにバレた。」
「ハゥッ日本に居ることですか?」
「まぁ、どちらにしても誰かにばれるよりか、母さんでマシだったろ。」
「だから、秘密とかどうのとかこうとか?」
「それに、母さんが知ってれば、お前任せられるし・・・。」

どうぞと渡された飲み物に口を付ける。
このあとはと聞かれたからホテルに行くと伝える。
幾分かマシになった体で立ち上がる。

「そろそろ行くか?」
「oui!」

ブロンドのカツラをかぶったままののだめは、だいぶ空港内でも目を引く。
フランス語で話しかけると、ちゃんとフランス語で返ってきた。
そして、空港をあとにするためにタクシー乗り場へ歩き出した。









「真一!」
「母さん。」
「征子ママ!!」
「のだめちゃ~~ん。心配したのよ~~~!!」

ヒシッと抱きつく母さんとのだめを見ながら、ため息。

「あのさ、秘密なんだって・・・。大きな声で名前叫ぶなよ!」
「あら、ゴメンなさい。そうだったわね?」
「ハギャッ!そでした!!」

とりあえず、場所を移そうと取っていた部屋へ移動する。
少しハシャギ気味ののだめを嗜めながら歩く。

「そだ!征子さん!・・・ギャッ!」
「危なっ!」

ふらふらと歩くのだめは何もないところでも躓いて転びそうになる。
気づいた俺は、さっとのだめの腰を捉える。

「おい!ちゃんと歩け!」
「ハゥ・・・ごめんなさい。」

また転ばれたりなんかしたら、たまったもんじゃないから、しょうがなく手をつなぐ。
母さんの顔を見たら、少し固まってた。
のだめは相変わらず奇声発してるし・・・。
そのままなんとなく話辛くなったまま部屋へ向かった。



「紅茶でいい?」
「ええ。」
「のだめもそれで!」
「お前は自分でやれ!」
「ムゥ・・・カズオ・・・。」
「ったく、しょうがねぇな。座ってろ!」

母さんには、砂糖控えめのストレートティー。
俺は砂糖なし。のだめには、ミルクも砂糖もたっぷりのミルクティーを作る。

「で、仕事って何なの?」
「早速本題かよ?」
「その方が、真一にはいいんじゃない?」

で、シュトレーゼマンとのだめが共演する話をする。
もちろん、シークレット共演という内容も伝えて、黙っているように伝える。

「そうだったの。それで黙ってたのね?」
「ああ。」
「わかったわ。母さんは何も言わないから安心して。」
「ありがとう。」
「ありがとうゴザイマス!」

母さんにお礼を言ったあと、こちらを向くのだめ。
顔は笑顔で、とりあえず飛行機は大丈夫だったし、顔色も良いので安心する。
あと、母さんに話さなきゃならないことがある・・・。

「恵。」
「?ナンデスカ真一くん?」

とりあえず、名前で呼び合っているだけでも、日本面子にしてみれば驚きだろう。
案の定母さんもまた顔固まってるし・・・。

「母さんには言っていいよな。あのこと・・・。」
「・・・ハイ。」
「俺、オケにも顔出さなきゃだし、色々面倒見てもらえるだろうから。」
「ソデスネ。」

にっこり笑いかける恵に、俺も笑顔で話す。
そして、真剣な顔をして母さんに対峙した。

「何よ?改まって?」
「実はさ。」

つばをごくりと飲み込む。
自分の母親相手にこんなに緊張するっていうことは、のだめの両親のときはどうなるのだろうかとちょっと不安になる。
ギュッと俺の隣に座った恵の手を握る。
恵も俺の手を握り返してきた。

「子供・・・ができたんだ。」
「えっ?」

ますます顔が固まって目を見開く母さんの顔を俺は見つめる。
しばらくそのままでいると、だいぶ自分の中で整理できてきたのか母さんがポツリと話し始めた。

「子供って、のだめちゃんに?」
「ああ」
「父親は、真一なのね?」
「モチロンです!!」
「のだめちゃん・・・。産むのよね?」
「ハイ!産みます。それで良いんですよね?真一くん。」
「ああ。」

真一くん、ああしか言ってません!と言うのだめをうるせっと手で口を塞ぐ。
ムーーーーと奇声を上げるのだめ。

「・・・分かったわ。のだめちゃんのことは私に任せなさい。」
「お願いします。」
「お願いシマス!」

俺とのだめは二人して母さんに頭を下げた。
俺達を母さんは目を細めて見つめていた。















強力バックアップを手に入れた!テロテロリン♪

みたいな感じですね。

真一くんよりものだめちゃんLOVEな征子さんの登場です。

母は、いつでも強いんです。

私の場合、我が家のボンがお腹に居るのを最初に気づいたのは、

なんと母親です。

なんで!とちょっと驚きでしたが、何かあるんですよねきっと。

いまや、ボンを目の中に入れても痛くない的にべたべたアマアマなオバアチャンです。


ここまでお読みいただきましてありがとうございました!

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