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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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さてさて、前のコメントの件では、お騒がせいたしました。

今回は、中途半端な状態で更新を止めてしまっている、

pocoシリーズの更新!

一気に2作品投下いたしますよ。

これが終わったら寝ます~。

では、続きからドウゾvv

36.energico (力強く・・・)

「のだめ、あれから頑張ったんデス。」
「え?」
「コンクルは・・・・・・ともかく、音楽院の試験とか、めざましい進歩です!!」

正面からの向き合い!とフンと鼻息荒く語るのだめちゃん。
ものすごく短くないですか?報告・・・。
ふと、目に留まった彼女の部屋のピアノ。
すっと指をあてると、うっすら埃が溜まっていた。

「ふーーーーん、進歩ねぇ・・・。」
「そういえば、ミルヒーどうしてここに?千秋先輩と約束・・・してるわけないですよね?」

その一言に引っかかった。

「?なんでワケないの?」
「だって、先輩、ヴィエラ先生のところへ行くって言ってたから」

はいどーぞ、と出されたお茶は、おぼんに乗せられたまま、ダンボールの即席テーブルの上に置かれる。

あの男は・・・。
私とヴィエラに因縁があるのを知っていながら、そちらへ行ったということですか?
これは、あとで復讐してやる・・・。



「千秋!大変だよ!!のだめが謎の男にさらわれて行っちゃったよ!」

街でいきなり後ろからガーッときて!こうっと力説するフランクの手の動きが気になる・・・。

「のだめを無事に帰してほしければここに来いって!」
「・・・・・どうせ変な老人だろ?」

アパルトマンへ、ボロボロのまま帰り着いた俺を捕まえたのはフランクだった。
どうやら、俺がボロボロになる要因のあのジジィに会ったらしい・・・。

「うん!なんか指揮者のシュトレーゼマンに似てるけど絶対そうじゃないよ!すごいスケベっぽいんだ!」

いや、絶対そうだろ・・・。
荷物をそのまま持ったまま渡されたメモの住所に行ってみる。

「うそだろ・・・。」

クラブ-ワンモアキッス・・・。
パリにまで支店があるのかよ・・・。

中に入ると、案の定スケベなジジィが座ってやがった。

「なんか痩せたね?千秋?」
「今日一日で痩せたんだ!」
「へぇなんで?」
「とぼけんな!!エリーゼを使って俺を無理矢理・・・・」
「千秋先輩!!」

息巻く俺の後ろから、芸者コスプレしたのだめが出てくる。
なにが、捕まえて頂戴だ・・・。

「それではー、私の弟子の勝利を祝ってー」
「「「カンパーイ!!」」」

っていうかなんの弟子?スケベの?って、そんな訳あるかっ!
あれよあれよのうちに座らされてコップを握っていた。

「ま、私の弟子なら当然ネ。」
「おかげさまで・・・・・・。」

なんだかんだと言いながら、俺の祝いのためにフランスに来てくれたらしい。
ったく、この人は・・・・。

明日は、スペインだ。俺はそろそろここを発たなければ。
なるべく飛行機には乗りたくない・・・。
列車で行くからと伝えると、シュトレーゼマンまで一緒に行くと言い出した。

「というわけだから、のだめちゃん。千秋と演奏旅行に行ってきマス!」

おにぎりをのせたお皿を持ったまま、その事実を聞いたのだめは、ピアノ頑張ってねとジジィからビズされる。

「どこに・・・・・どれくらい?」
「世界中。3ヶ月ぐらい。」

放心状態ののだめに、荷物が届くだろうから鍵を預け、持ってきたおにぎりを手にする。

「千秋千秋ー!私にもそれいっこくださーい!」
「ヤだ!」
「それが師匠にむかってする態度デスカ!!?」
「腹減って死にそーだったんだよ!!誰かのせいで!」

エロで、スケベで、面倒ばかりのジジィでも、音楽は巨匠といわれる人物。
その人と一緒に世界を回れるのだ。
うれしくないはずがない・・・。
こうなったら、とことん修行してきてやる!


その3ヵ月後なんてそのときは予想できなかった・・・。
のだめが、大変なことになるなんて・・・。


****


「千秋さん!」
「ああ?」
「この方々は?」
「みづき!失礼だよ!皆さん有名な方たちばかりなのに!」

えっ、そなの?という顔の折原と、少し興奮気味の青池。
部屋に入ってきたのは、峰。
それに、清良と真澄だった。
峰はともかくとして、世界で活躍する清良と、国内名門のオーケストラに在籍する打楽器奏者である奥山。
目をキラキラさせる生徒が、青池のほかにも数人いた。

「何?あんた。千秋様に近づくんじゃないわよ!」
「えっ。」

俺の腕に手を置きながら、話しかけてきた折原の手を叩き落とす真澄。

「ったく、のだめが居ないから心配してきてみれば、こんな事だろうと思いましたわ!」
「ちょっと、何すんのよ!いきなり!」
「千秋様に近づくものは、撃退する対象に決まってるでしょ!」

キーっと威嚇する真澄に、たじろぐ折原。

「早速、面白いことになってるわね?」
「清良・・・。なんだそれ。」
「だって、真澄ちゃんがあんな風にいろんなやつに突っかかるのはいつものことだろ?」
「そうそうっ。」

そうそう、じゃない!止めろっての。

「おい、真澄。いいから。」
「ところで、千秋!お前、不倫してんのか?」
「してない!なんだそれ!」
「・・・リュウって、なんでそう唐突なのよ。」
「千秋~。これ見てないのか?」

そういって拡げられた雑誌。

「・・・お前ら、暇だな。」
「それ、見つけたの私よ。」
「はぁ、清良が?」
「今、暇なのよねぇ。休暇中だし。」
「休暇?何ケガしたのか?」
「んーん、違う。」

リュウが言いなさいよっ。いや、清良がっ!なんて、イチャイチャしはじめる峰と清良。

「実はな、・・・えっと、俺らにもやっとだな・・・ゴニョゴニョ・・・。」
「何恥ずかしがってんのよ!」
「うわ~ん、俺からは無理だよ!」

いまだに、イチャイチャが続く・・・。

「子供が出来たからでしょ?全く、何してんのよリュウちゃん。」
「わぁー!なんで真澄ちゃんが言っちゃうんだよ!」
「そんな感じでイチャイチャされる相手の身にもなってみろってのよ!」

どうやら、真澄に報告したときも同じ感じだったらしい・・・。

「というわけで、ちょっと早いけど、産休に入ったの。」
「・・・そうか。おめでとう。」
「ありがとう。今度、先輩パパとして、色々聞かせてね。」
「千秋!同じ父親として語り合おうじゃねぇか!」

結局、流されるまま。
俺は、峰と清良と真澄に連れられて、いつものように裏軒へと連れて行かれた。








なんだかんだのうちに、連れ出された真一くん。
そして、峰さん家にもお子様が・・・vv

さてさて、第一弾はこれにて終了。
続きは第二弾をお楽しみ下さいませ。

 

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