[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
お楽しみ下さいませ☆
では、続きからドウゾvv
8.
翌朝。
昨日の話の通り、学校へ登校後、数学教官室へ向かった。
「おはようございま~す。」
「おう、じゃぁ頼む。」
挨拶して入ってみたものの、千秋先生しか居なかった。
さっき家の前で、送り出して数時間後・・・。なんだか恥ずかしい気がする・・・。
「早速だけど、机の上を拭いてくれるか?」
「はい~、わかりました。」
そうして、5分後・・・。
「・・・苦手って言うのはなんとなくわかった・・・。もう何も触るな・・・。」
「はぅぅ~、すみません・・・。」
ものの見事に、掃除する前より汚くなる机の上・・・。
コップも割るし、ペン立ては倒すし、書類は撒き散らかすし・・・。
だから言ったのに・・・。
「お前の得意な事ってなんだよ?」
「え~とっ、食べること?」
「本能に生きるだけか!もっと他に無いのかよ?」
ん~、なんだろう?ピアノ?でも、自分はあんまり上手ではないと思ってるし・・・。
「あっ!体育は得意です。走るのは好きですしvv」
「また、本能のまま・・・。今日テストやるけどお前大丈夫か?」
「テスト?」
「ああ、今日は小テストやるから。これ学級委員に伝えてくれ。」
やばい!去年は松田先生だったから、数学超苦手になってるのに!
「赤点取らないようにはガンバリマス・・・。」
「是非そうしてくれ。」
ちょっと呆れてる先生。
その手は、忙しなく清掃作業を続ける。
こう話しながらでも、確実にきれいになっていく・・・。
「凄いですね。のだめだとこうは行かないのに・・・」
「お前の部屋どうなってるんだよ?もうちょっとマシに掃除できるようになれ。」
明日から教えてやる。と言われました。
っていうことは、毎朝ココに来ることになるんだよね?
嬉しいような、困るような・・・。
「じゃあもう教室かえっていいぞ。」
「はい、わかりました・・・。」
何しに来たんだろ?結局先生が掃除やったし。
のだめはおしゃべりしただけ?
教室へ登校すると、マキちゃんレイナちゃんが話しかけてきた。
「おはよう~のだめ!」
「おはよゴザイマス。マキちゃんレイナちゃん!」
あっ、そうだ。昨日先生に言われたことを話した。
「じゃぁ、朝一であの顔拝んでから登校?いいなぁ、羨ましい。」
「ホントホント。のだめばっかりずるいぃ~。」
数学係にならずとも、その羨ましい状況なんだけど・・・。
寝起き間際の千秋先生に毎朝会えるし・・・。
そう思ったら、少し頬が赤くなった。
それをマキちゃんに冷やかされた。ぅぅ・・・恥ずかしい・・・。
そして、学級委員を捕まえて、テストの件を話す。
黒板脇の連絡板へ、テストをやることを書き込む。
「げぇ~、テスト~。」
「早々からテストなんていじめじゃん!」
「春休み中なんもやってなかったから、きっと点数ヒドイよね?」
クラスメイトは、それぞれ文句を口々に言っている。
のだめは、ちょっと頑張ろうと心に決めた。
先生にできる所少しは見せないと!
・・・あっと言う間に終わりました・・・。
燃え尽きた感が・・・。いや燃えてない。不完全燃焼です・・・。
わかんなくて、涙が出そうになるのを必死こいて堪えた。
なんだか、朝からどんよりしまくりデス。
これはいっちょピアノでも弾いてから帰りますかね?
「のだめ~。今日は真っ直ぐ帰れるの?」
「いえ~、ちょっとピアノ触ってきます。」
「ピアノ?」
「はい~。じゃぁ、明日デス。ギャハ」
そう言って、音楽室を目指した。
ずたぼろなのだめちゃんです。
本当にメイドさんでいいのでしょうか?
まぁ、なんだかんだと楽しんでいるみたいなので・・・
だれがって?・・・いやねぇ、・・・言わずもなが・・・。
楽しんでいただけてますか?
もしよろしければコメント下さい!
では、引き続きお付き合い下さいませ☆