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の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。 ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。 かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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おはようございます。

あまり寝てないのんのんです。

いやぁ~、眠いんですけどね?

寝ちゃうと勿体無いような気がする今日この頃です。

さてさて、またまた思いつきss第2弾ということで、投下します。

クロキンが哀れな役回りです。(クロキンファンの方は回避されたほうがいいかも?)

ではでは続きからドウゾvv

【壁に耳あり・・・】

コンクール近くのとある日。
いつものようにターニャの部屋で練習をする。
今日はこんなもんかなと、

「じゃぁ、帰るよ。明日もよろしく」
「わかったわ~、練習しとく。」

そう言ってターニャの家を後にした。

廊下へ出て、階段を下りてる最中、一つのことを思い出した。
(あっ、千秋君に本借りたままだ。)
その本は今、手元にあった。
考えをめぐらせた。

確か今日はマルレの練習も無い。学校も休みだし・・・。
となると、恵ちゃんの所に来ているかもしれないな・・・。
まぁ、来てなくても恵ちゃんに預けておいた方が早く手元に返せるだろうな。

思いついたまま僕は恵ちゃんの部屋を目指した。

ドアの前に立ってみると、少しだけ開いているのがわかった。
無用心だなと思いながら、ブザーに手を伸ばした瞬間。会話が聞こえてきた。


『真一くん・・・』
『のだめ・・・』

あっやっぱり来てるんだ。このまま入っていて声かけるべきか、一応ブザーを鳴らすべきか悩んでいるうちに、会話は続いた。

『痛くしないで下さい・・・。』
『わかってる。』
『ハゥ・・・。見てられません。』
『ったく。・・・なら目、つぶってろ。』
『・・・キャアッ!そこ違いますよ!』
『わかってるよ!ちょっとズレただけだろ・・・。』
『うぅ・・・、痛くて声出そうデス。』
『なら、ココかんでろ。いくぞ!』
『う~~~~!真一くん!!』
『イタッ、そんな力いっぱい噛むな!』
『痛ぁーーーい!!』
『ちょっと・・・見せて』
『ギャボゥ・・・血・・・いっぱいですぅ。』
『でも、もう平気だろ?』
『ジンジンします。』
『動かすなよ。・・・あっちょっと待って』
『キャァ!!先輩動かさないで下さい!!』
『あ、ゴメン。』


なっ、何してるの二人で・・・?
ドアを開けたままで、昼過ぎの3時・・・。

はっと気づいて、顔が赤くなる・・・。

まさか・・・////!

・・・やっぱり今日は諦めよう・・・。

何か、練習よりさっきのたった5分間の出来事がひたすら疲れた気がする。

そう思いながら、黒木はトボトボと帰っていった。














《裏話》

黒木が聞いた話の本当の真相は・・・


双方方久しぶりの休暇というわけで、のだめと出掛けた。
日用品等を購入する為だったが、その出掛け先で、・・・のだめが転んだ。
場所がちょっと砂利になっている所だったから血がだいぶ出たみたいだった。
痛くて歩けないっていうから、おんぶで連れて帰って来た。
片手でドアを開けて、中に入り込む。
ベットにのだめを降ろして、とりあえず冷蔵庫へいれなきゃいけないものだけを
冷蔵庫へ収納する。
そして、傷を見るため救急箱とともにベットへ戻った。

「真一くん・・・」
「のだめ・・・」

涙声に近いのだめの声・・・。そんなに痛いのか?
まぁ確かに、見るからに血が出ているのが分かった。
のだめ曰く、手を守るために膝に犠牲になってもらいました。との事らしい。
両膝が赤く色づいている。

「痛くしないで下さい・・・。」
「わかってる。」
「ハゥ・・・。見てられません。」
「ったく。(周りを見ないから転ぶんだ!)・・・なら目、つぶってろ。」

救急箱から、オキシドールを取り出して、脱脂綿に含ませる。
それを手にして、傷近くにもって行こうとした。

「・・・キャアッ!そこ違いますよ!」
「わかってるよ!ちょっとズレただけだろ・・・。」

オキシドール独特のヒヤッとした感触が、傷口ではなく足先に伝わって、ついつい声が出てしまいました・・・。
はぅ、これがあの傷口に・・・

「うぅ・・・、痛くて声出そうデス。」
「なら、ココかんでろ。いくぞ!」

こいつ変な奇声発しそうだし・・・。ならと、俺の肩を提供する。
手だと噛み跡見えるし、一番無難だろ・・・。
やるなら、両膝ともにお願いしますと言われたので、その通りにしてやる。
そして、いざ傷口にオキシドールをつけた、その瞬間

『う~~~~!真一くん!!』
『イタッ、そんな力いっぱい噛むな!』

本当に痛かったみたいで思いっきり噛み付きやがった!
両手を使って、両膝それぞれオキシドールで傷口全体を消毒していく。

『痛ぁーーーい!!』
『ちょっと・・・見せて』

だいぶ慣れたみたいで、大声じゃなくなったのだめが痛さを訴える。
消毒を終えてみると、血が出ている割にはだいぶ小さい傷口だった。

『ギャボゥ・・・血・・・いっぱいですぅ。』
『でも、もう平気だろ?』

最初は、ものすごく痛かった!やっぱり先輩は鬼です・・・容赦ないし・・・。
提供された肩、思いっきり噛み付いちゃいました・・・。
傷口を拭いた脱脂綿をみたらだいぶ血を吸ったみたいで赤い・・・。
実際の傷口は、それほど大きな怪我じゃなかったみたいだけど痛いもんは痛いんです!

『ジンジンします。』
『動かすなよ。・・・あっちょっと待って』

傷へ脱脂綿を付ける為のサニメントテープを出しておくのを忘れて、振り返り救急箱をあさろうと身体を動かした。

『キャァ!!先輩動かさないで下さい!!』
『あ、ゴメン。』

動かすなって言うくせに、先輩が当たってきて怪我した足が動いた。
激痛が走りました!痛い~~~!

そのあと、着々と傷の手当てはなされて、両膝に少々大げさな包帯が巻かれた。
人の心理とはおもしろいもので、傷口が見えなくなると痛さが半減したように感じる・・・。

「ありがとうございました。」
「これからは、ちゃんと周りを見て行動してくれ。」
「プゥ、周り見てマスよ!」
「なら、なんで何もない所で転ぶんだ!」
「うっ・・・」
「・・・でも手を守ったのは褒めてやる。」
「アヘー、たまに褒めてくれる真一くんは激レアですvv」

何か、お返しをというから考えてみる。

あの怪我だと、今日は・・・・・・・・・ハァ~・・・できないだろうな・・・。
なら、死守した手を使って、

「ピアノ弾いて。」
「ペダル踏めないから、少々おかしな演奏になりますが?」
「いいから、とりあえず手が本当に大丈夫かやってみろ。」

抱き上げて、ピアノの前に連れて行き、椅子に座らせてやる。

「はう、お姫様抱っこ・・・。」
「今日だけだぞ。」
「リクエストは?」
「なんでも・・・」
「もじゃもじゃ?」
「落とすぞ!」
「じゃぁ、悲愴?」
「またかよ。まぁいいや、それで・・・」

部屋に、ピアノの音が響いた。
結局その日は、あいつの怪我の治療して、夕飯食べて風呂入って同じベットに寝た。

翌日、マルレ・オケの練習があったから、練習場へ行く。
その時、黒木くんに言われたんだ。

「ドアは閉めたかどうかちゃんと確認した方がいいよ・・・。」

ドア?なんの事だよ、黒木くん・・・?
end











はい~、今回のイチャイチャカップルの犠牲者・・・黒木くんでした。

本人達は気づいてませんが、きっと回りに結構イチャイチャを見せ付けてそうなちあのだ・・・。

その被害者は多いでしょうね。特にリュカなんか泣き出しちゃってたりするかも・・・?

このssどうですか?コメントいただけるとうれしいです。

では、またvv

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無題
あはは、会話だけ聞いたらほんと!誤解しちゃいますね。黒木くんお疲れ様。
のんのん 2009/08/24(Mon)22:47:22 編集
Re:無題
コメントありがとうございます。
フフフ…楽しんでいただけたみたいで嬉しいですvv
またのお越しお待ちしております。
のんのん  【2009/08/25 00:52】
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