の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。
ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。
かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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コメントありがとうございました。
本当に涙が出そうになりました。
返信が帰ってくるってうれしいですよね。
でわ、早速更新です。
まだまだのだめちゃんには試練が沢山・・・。
書いてる私はちょっと鬼畜なのかもしれません・・・。
では、続きからドウゾvv
本当に涙が出そうになりました。
返信が帰ってくるってうれしいですよね。
でわ、早速更新です。
まだまだのだめちゃんには試練が沢山・・・。
書いてる私はちょっと鬼畜なのかもしれません・・・。
では、続きからドウゾvv
10.悪夢
黒木くんが見舞いに来てくれた日は、のだめは来なかったが、
その翌日には来て、調子はどうですか?なんて聞いてきていた。
その次の日も、また次の日ものだめはやって来た。
そして、俺が知っているような、知らないような話をしていく。
俺はというと、酷くイライラしていた。
なぜかというと、あの夢のせい・・・。
ここの所、毎夜見る夢。
真っ暗な世界が広がる中、突如として現れる光。
それはスポットライトで、ピアノを照らしていた。
どうやら、舞台の上にあるピアノを俺は、客席に座っている。
まただと思い、必死に身体を動かそうとするが、案の定動かない。
そして、そのピアノの椅子へ誰かが腰掛けているのがわかる。
その人が言う・・・「何を弾きますか?」と、
「じゃあ―――――――。」
俺が、発しているのに、何を言ったのかが分からないおかしな感覚。
そして、ラー♪のチューニング音が響く・・・。
俺はそのまま意識が遠のき、演奏自体は全く覚えていない。
最後、一音を弾き終わったその人は、「どうでしたか?」と言う。
俺は、必死で手を伸ばす、その人の肩をつかんで、こちらを向かせたい。
けれど、動けない体。必死に叫ぶのに、声が出ない。
身体が壊れるほど、動かすのに叫ぶのに・・・。
結局俺は目を覚ましたくないのに・・・目を覚ます。
毎夜毎夜夢の中でもがくためか、身体も心も疲れ果てていた。
そこへ来て、毎日くるのだめは、へらへらと話す。
冷静な対応ができない。ほとんど八つ当たりのように、のだめに接していた。
「さぁ、今日はどこから話しましょうかね~。ムーン。」
「うるさい・・・。」
「ん?どうします?あ~、そうだ、明後日先輩退院ですよね?のだめ~」
「うるさいっていってんだ!!」
ダンッとベットの上に出してあった可動式の机を叩いた。
その拍子に、コップが倒れて、・・・下へ転がり落ちた。
無音となった室内に、ガシャン・・・という音が響いた。
その音を聞いて、俺の中の何かが切れた気がした。
「もう、いい・・・。」
「えっ?センパっ・・・。」
「俺、思い出せなくてもいいから。っていうか思い出したくない。」
「・・・。」
「生活に支障ないし、」
「・・・。」
「だから、帰れ!!そんな話しされても迷惑だから!」
そう言って、のだめの表情を伺った。
泣いているかもしれないと思ったが、
「・・・言いたい事はそれだけデスか?」
瞳は俺をちゃんと捉えて、見つめていた。涙というか悲しみという感情は見られなかった。
「言いたい事ってなんだよ・・・。」
「諦めるんですか?先輩らしくない・・・。」
「俺らしいって何だ!何も知らなっ」
「知ってます。ずっと見てたんですよ。」
叫ぼうとした俺の言葉をさえぎったのだめはそう言った。
「先輩が、何もしないうちに諦めるような人じゃないって知ってます。」
「・・・。」
「もうちょっと頑張ってみましょ?それでもダメなら次の考えればいいんですから。」
「・・・。」
「こうやって話しするのヤダッタラ言ってください。のだめ何もしませんから。」
そう言ってのだめは微笑んだ。何もかも包み込まれたような感覚に包まれた。
さっきまでイライラしていた心が少し落ち着いていく。
「じゃ、のだめは帰ります。明日は用事があって来れないデスけど。退院の日先輩の部屋行きますネ。」
「あ・・・、ああ。」
言葉でごめんと伝えたいと思った。
けど言葉にはならなかった。
のだめが出て行って、ドアが閉まりまた無音が病室に広まった。
『思い出したくない』・・・か。
病室を後にして、そのまま病院内の広場のベンチに腰掛けた。
木が並び、ちょっとした公園のようになっている。
木洩れ日がのだめを照らす。
やっぱり、ショックだった。
必死で、隠したけど。
思い出さなくても先輩は平気ですよね。
でも、のだめはどうしたらイイデスカね?
真一くんが忘れたままでイイって言うなら・・・。
のだめの記憶も消してくださいよ。
さっきというか、毎回ココへ来るとき、
「絶対泣かない」って心に決めてきている。
だから、先輩の前でちょっとはしゃぎすぎちゃったかな?
でも・・・。
真一がいる病室を仰ぎ見た。
窓が開いているのか、カーテンが風になびき、揺れていた。
爆弾投下です。
もういっちょ爆弾投下します。
ごめんねのだめ・・・。
やっぱり私は鬼畜?
ではでは、何かコメントありましたら、
一言でもいいので、よろしくお願いします。
黒木くんが見舞いに来てくれた日は、のだめは来なかったが、
その翌日には来て、調子はどうですか?なんて聞いてきていた。
その次の日も、また次の日ものだめはやって来た。
そして、俺が知っているような、知らないような話をしていく。
俺はというと、酷くイライラしていた。
なぜかというと、あの夢のせい・・・。
ここの所、毎夜見る夢。
真っ暗な世界が広がる中、突如として現れる光。
それはスポットライトで、ピアノを照らしていた。
どうやら、舞台の上にあるピアノを俺は、客席に座っている。
まただと思い、必死に身体を動かそうとするが、案の定動かない。
そして、そのピアノの椅子へ誰かが腰掛けているのがわかる。
その人が言う・・・「何を弾きますか?」と、
「じゃあ―――――――。」
俺が、発しているのに、何を言ったのかが分からないおかしな感覚。
そして、ラー♪のチューニング音が響く・・・。
俺はそのまま意識が遠のき、演奏自体は全く覚えていない。
最後、一音を弾き終わったその人は、「どうでしたか?」と言う。
俺は、必死で手を伸ばす、その人の肩をつかんで、こちらを向かせたい。
けれど、動けない体。必死に叫ぶのに、声が出ない。
身体が壊れるほど、動かすのに叫ぶのに・・・。
結局俺は目を覚ましたくないのに・・・目を覚ます。
毎夜毎夜夢の中でもがくためか、身体も心も疲れ果てていた。
そこへ来て、毎日くるのだめは、へらへらと話す。
冷静な対応ができない。ほとんど八つ当たりのように、のだめに接していた。
「さぁ、今日はどこから話しましょうかね~。ムーン。」
「うるさい・・・。」
「ん?どうします?あ~、そうだ、明後日先輩退院ですよね?のだめ~」
「うるさいっていってんだ!!」
ダンッとベットの上に出してあった可動式の机を叩いた。
その拍子に、コップが倒れて、・・・下へ転がり落ちた。
無音となった室内に、ガシャン・・・という音が響いた。
その音を聞いて、俺の中の何かが切れた気がした。
「もう、いい・・・。」
「えっ?センパっ・・・。」
「俺、思い出せなくてもいいから。っていうか思い出したくない。」
「・・・。」
「生活に支障ないし、」
「・・・。」
「だから、帰れ!!そんな話しされても迷惑だから!」
そう言って、のだめの表情を伺った。
泣いているかもしれないと思ったが、
「・・・言いたい事はそれだけデスか?」
瞳は俺をちゃんと捉えて、見つめていた。涙というか悲しみという感情は見られなかった。
「言いたい事ってなんだよ・・・。」
「諦めるんですか?先輩らしくない・・・。」
「俺らしいって何だ!何も知らなっ」
「知ってます。ずっと見てたんですよ。」
叫ぼうとした俺の言葉をさえぎったのだめはそう言った。
「先輩が、何もしないうちに諦めるような人じゃないって知ってます。」
「・・・。」
「もうちょっと頑張ってみましょ?それでもダメなら次の考えればいいんですから。」
「・・・。」
「こうやって話しするのヤダッタラ言ってください。のだめ何もしませんから。」
そう言ってのだめは微笑んだ。何もかも包み込まれたような感覚に包まれた。
さっきまでイライラしていた心が少し落ち着いていく。
「じゃ、のだめは帰ります。明日は用事があって来れないデスけど。退院の日先輩の部屋行きますネ。」
「あ・・・、ああ。」
言葉でごめんと伝えたいと思った。
けど言葉にはならなかった。
のだめが出て行って、ドアが閉まりまた無音が病室に広まった。
『思い出したくない』・・・か。
病室を後にして、そのまま病院内の広場のベンチに腰掛けた。
木が並び、ちょっとした公園のようになっている。
木洩れ日がのだめを照らす。
やっぱり、ショックだった。
必死で、隠したけど。
思い出さなくても先輩は平気ですよね。
でも、のだめはどうしたらイイデスカね?
真一くんが忘れたままでイイって言うなら・・・。
のだめの記憶も消してくださいよ。
さっきというか、毎回ココへ来るとき、
「絶対泣かない」って心に決めてきている。
だから、先輩の前でちょっとはしゃぎすぎちゃったかな?
でも・・・。
真一がいる病室を仰ぎ見た。
窓が開いているのか、カーテンが風になびき、揺れていた。
爆弾投下です。
もういっちょ爆弾投下します。
ごめんねのだめ・・・。
やっぱり私は鬼畜?
ではでは、何かコメントありましたら、
一言でもいいので、よろしくお願いします。
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