の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。
ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。
かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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更新します。
あと一個試練を乗り越えていただきます。
読み返していてやっぱり私は鬼畜です。
ごめんのだめ!!
ではでは、続きからドウゾvv
あと一個試練を乗り越えていただきます。
読み返していてやっぱり私は鬼畜です。
ごめんのだめ!!
ではでは、続きからドウゾvv
11.誤報
明日、真一くんは退院します。
まだ、思い出してくれない。
昨日・・・。思い出したくないと言われました。
感情に任せて、思ってもないこと言ってると思って、
特に何も言わなかったけど・・・ショックはショック。
自分だけを忘れた彼に、早く思い出してほしい焦燥感だけが残る。
近々リサイタルがあり、今日は一日ピアノに向おうと、
レッスンをお願いしていた、オクレール先生の家へ来ていた。
「こんにちは~。先生?おじゃましていいですか~?」
「いらっしゃい、メグミ。どうぞ」
「ハイ!!あっ、先生。これお土産ですv」
「アッ。とおりもん?これおいしいよねぇ~。」
先生はこれがお気に入り。また持ってきてと言われたから、
ヨーコに頼んで空輸してもらいました。
「レッスン前に、お茶にシマショウ?メグミは何か飲む?」
「ん~、じゃあオレンジジュースとかありますか?」
「あるよ~。ちょっと待ってね。」
そのまま先生がキッチンへ向かったので、
のだめも手伝おうと先生の後を追った。
「運ぶの手伝います。」
「ありがとう。」
先生はコーヒーを飲むらしく、サーバーにあるコーヒーを自分のカップに注ぎ、
お盆の上に載せてあった。その横に私のために、オレンジジュースのグラスが置かれている。
持って行こうと近寄った瞬間。ふわっと香る、コーヒーの匂い。
前は大丈夫だったのに、近頃はダメ。・・・この子が居るから・・・。
「う゛っ・・・。先生・・・トイレがりまず・・・ッ!!」
「エッ?メグミ?」
吐き気に襲われ、トイレへ走った。
収まるまで、トイレへ籠もり、少し落ち着いたところで、リビングにいる先生の所へ行った。
「ゴメンなさい・・・。先生・・・。」
「大丈夫?はい、お水あげるから・・・。」
リビングのソファーに倒れこむように座った私に、水の注がれたコップを渡してくれた。
遠慮せずそれを受け取り一口飲み込んだ。
「・・・メグミ。ただの体調不良・・・じゃないね?」
「ぎゃぼ?」
何も言わずに、見つめられる。
「やっぱり、バレマスよね?」
「どうしたの?」
「・・・妊娠しました。」
「妊娠・・・。相手はあの指揮者?」
「・・・ハイ・・・。」
「で、どーするの?」
「産みます!!」
すぐに答えた。だって迷いなんかない。
おろすなんて出来ない。
「そ。わかった。」
先生からはその答えだけ返ってきた。
そして、そろそろレッスンはじめようかなんて言っている。
「そ、そんだけですか?」
「他に何がある?」
「どうでしょ?」
「何もないよ。メグミは産んで、ピアノ続けるんでしょう?」
「ハイ!それもモチロンです。」
「じゃぁ、それなら大丈夫。さぁレッスンをしよう。」
ハイと返事をしながら、私は心の中でオクレール先生にありがとうと囁いた。
ここにも、私を支えてくれる人がいる。
いつもより、時間を掛けてレッスンをやった。
夕食近くということで、オクレール夫人の料理をゴチソウになり、帰宅した。
「ただいま~・・・。って誰もいないんですよね・・・。」
ふと、独り言をつぶやく。
パソコンの電源をONにして、キッチンへ向かう。
冷蔵庫から水のペットボトルを取り出し、それを持ってもう一度寝室にあるパソコンへ戻る。
「あっ、メールです!!真澄ちゃんからだ!!」
このとき、メールを見なければよかったと後悔した。
[To:めくそへ。 ちょっとこれって本当なの?ネットでだいぶ騒がれているわよ!!]
そう書かれたメールに、一つの添付ファイルが付いていた。
ダブルクリックで表示をさせた。
目に飛び込んできた内容。
『熱愛発覚!?Ruiのお相手は、マルレ常任の千秋真一!!?』
『数回コンチェルトも経験する両人は、仕事の上でも、良好なお付き合い・・・』
『近々、結婚か?』『プロポーズも・・・』
心が痛い言葉が並ぶ。
どうやら、ネット上にある週刊誌の記事。
そして、記事の最後に添付された写真を見た。
二人がにこやかに笑いあいながら写る写真を・・・。
のだめの目から涙がこぼれた。
病院――――。
個室ということもあり、数日前からパソコンを許可を取って、
仕事のため、持ち込んでいた。
それで、調べ物をしながら、昨日ののだめとの会話を思い出していた。
思い出したくないという俺に対して、
がんばろうといってくれたのだめ。
なんで俺あんなこと言ったんだろうと考えてみた。
ああ、そうか。と思ったのは、あの光景を見たからだと気づいた。
俺の見舞いをするため、ターニャ・フランク・ユンロン・そしてのだめが病室へ来ていた。
馬鹿みたいに騒いで、皆が一緒に帰って行った。
その後、俺は、喉が渇いたから自販機へ行こうと病室を出た。
自販機のある場所へは、ナースステーション前の待合室を通ることになる。
そこで、見たのだ。
少し寂しそうに首を振るのだめ。
そののだめを抱きしめるターニャ。
頭をなでて何かを言うユンロン。
きっと、『大丈夫?』と声を掛けているフランク。
いつでもそうだった。
話題の中心にいるのは、俺じゃなくてのだめ。
そののだめに嫉妬に似た感情がある。
皆が知っているのに、なんで俺だけ知らない。
話しを聞く限り、一番知ってなきゃいけないのは俺じゃないのか?
考えても考えても答えが分からなくて、思い出せなくて、
あせった俺は、あの言葉をのだめに浴びせていた。
泣いて喚いてののしってほしかったのかもしれない。
でも、のだめはそうはしなかった。
もう何がなんだかわからない。
心が苦しい・・・。
ふと、画面を見ると新着メールの表示がされていた。
クリックして開くと、
[To:愛しのアポロン様 お久しぶりです。本題ですが、この記事本当ですか?]
そのメールに、添付ファイルが付いていた。
ダブルクリックで開くと、
『Ruiと結婚?』『プロポーズは千秋から?』『公私共に充実して・・・』
『フランスを離れ、イギリスへ婚前旅行か?』
そして、最後の写真。・・・俺とRuiがにこやかに笑う写真。
イギリスで、Ruiに会ったのは覚えている。
前半の記憶はないが、確かに今度のコンチェルトについて話したのは覚えている。
この記事を見て、思ったのは、
『のだめが彼女』と言われるより、真実味があった。
確かに俺はRuiと何回も共演している。
そして、最後に見た写真。
俺って、あんなに優しい顔が出来るんだと感じた。
このとき、書き込んでしまったんだ。
空白の部分に「のだめ」ではない存在を。
いつもなら、気にしない週刊誌の情報。
記憶のある俺なら、こんな勘違いあり得ない。
だって、あの優しい顔をさせているのは『のだめ』だったからなのに・・・。
Ruiには、ちょっと損な役回りです。
Ruiファンの方、ごめんなさい。
でも、彼女は、もう真一のことは吹っ切れて
友達という関係に居てもらっています。この小説の中では・・・。
さぁ、ここから物語はクライマックスへ向けて
ちょっとスピードアップします。
引き続きお付き合い頂けますと嬉しいです。
明日、真一くんは退院します。
まだ、思い出してくれない。
昨日・・・。思い出したくないと言われました。
感情に任せて、思ってもないこと言ってると思って、
特に何も言わなかったけど・・・ショックはショック。
自分だけを忘れた彼に、早く思い出してほしい焦燥感だけが残る。
近々リサイタルがあり、今日は一日ピアノに向おうと、
レッスンをお願いしていた、オクレール先生の家へ来ていた。
「こんにちは~。先生?おじゃましていいですか~?」
「いらっしゃい、メグミ。どうぞ」
「ハイ!!あっ、先生。これお土産ですv」
「アッ。とおりもん?これおいしいよねぇ~。」
先生はこれがお気に入り。また持ってきてと言われたから、
ヨーコに頼んで空輸してもらいました。
「レッスン前に、お茶にシマショウ?メグミは何か飲む?」
「ん~、じゃあオレンジジュースとかありますか?」
「あるよ~。ちょっと待ってね。」
そのまま先生がキッチンへ向かったので、
のだめも手伝おうと先生の後を追った。
「運ぶの手伝います。」
「ありがとう。」
先生はコーヒーを飲むらしく、サーバーにあるコーヒーを自分のカップに注ぎ、
お盆の上に載せてあった。その横に私のために、オレンジジュースのグラスが置かれている。
持って行こうと近寄った瞬間。ふわっと香る、コーヒーの匂い。
前は大丈夫だったのに、近頃はダメ。・・・この子が居るから・・・。
「う゛っ・・・。先生・・・トイレがりまず・・・ッ!!」
「エッ?メグミ?」
吐き気に襲われ、トイレへ走った。
収まるまで、トイレへ籠もり、少し落ち着いたところで、リビングにいる先生の所へ行った。
「ゴメンなさい・・・。先生・・・。」
「大丈夫?はい、お水あげるから・・・。」
リビングのソファーに倒れこむように座った私に、水の注がれたコップを渡してくれた。
遠慮せずそれを受け取り一口飲み込んだ。
「・・・メグミ。ただの体調不良・・・じゃないね?」
「ぎゃぼ?」
何も言わずに、見つめられる。
「やっぱり、バレマスよね?」
「どうしたの?」
「・・・妊娠しました。」
「妊娠・・・。相手はあの指揮者?」
「・・・ハイ・・・。」
「で、どーするの?」
「産みます!!」
すぐに答えた。だって迷いなんかない。
おろすなんて出来ない。
「そ。わかった。」
先生からはその答えだけ返ってきた。
そして、そろそろレッスンはじめようかなんて言っている。
「そ、そんだけですか?」
「他に何がある?」
「どうでしょ?」
「何もないよ。メグミは産んで、ピアノ続けるんでしょう?」
「ハイ!それもモチロンです。」
「じゃぁ、それなら大丈夫。さぁレッスンをしよう。」
ハイと返事をしながら、私は心の中でオクレール先生にありがとうと囁いた。
ここにも、私を支えてくれる人がいる。
いつもより、時間を掛けてレッスンをやった。
夕食近くということで、オクレール夫人の料理をゴチソウになり、帰宅した。
「ただいま~・・・。って誰もいないんですよね・・・。」
ふと、独り言をつぶやく。
パソコンの電源をONにして、キッチンへ向かう。
冷蔵庫から水のペットボトルを取り出し、それを持ってもう一度寝室にあるパソコンへ戻る。
「あっ、メールです!!真澄ちゃんからだ!!」
このとき、メールを見なければよかったと後悔した。
[To:めくそへ。 ちょっとこれって本当なの?ネットでだいぶ騒がれているわよ!!]
そう書かれたメールに、一つの添付ファイルが付いていた。
ダブルクリックで表示をさせた。
目に飛び込んできた内容。
『熱愛発覚!?Ruiのお相手は、マルレ常任の千秋真一!!?』
『数回コンチェルトも経験する両人は、仕事の上でも、良好なお付き合い・・・』
『近々、結婚か?』『プロポーズも・・・』
心が痛い言葉が並ぶ。
どうやら、ネット上にある週刊誌の記事。
そして、記事の最後に添付された写真を見た。
二人がにこやかに笑いあいながら写る写真を・・・。
のだめの目から涙がこぼれた。
病院――――。
個室ということもあり、数日前からパソコンを許可を取って、
仕事のため、持ち込んでいた。
それで、調べ物をしながら、昨日ののだめとの会話を思い出していた。
思い出したくないという俺に対して、
がんばろうといってくれたのだめ。
なんで俺あんなこと言ったんだろうと考えてみた。
ああ、そうか。と思ったのは、あの光景を見たからだと気づいた。
俺の見舞いをするため、ターニャ・フランク・ユンロン・そしてのだめが病室へ来ていた。
馬鹿みたいに騒いで、皆が一緒に帰って行った。
その後、俺は、喉が渇いたから自販機へ行こうと病室を出た。
自販機のある場所へは、ナースステーション前の待合室を通ることになる。
そこで、見たのだ。
少し寂しそうに首を振るのだめ。
そののだめを抱きしめるターニャ。
頭をなでて何かを言うユンロン。
きっと、『大丈夫?』と声を掛けているフランク。
いつでもそうだった。
話題の中心にいるのは、俺じゃなくてのだめ。
そののだめに嫉妬に似た感情がある。
皆が知っているのに、なんで俺だけ知らない。
話しを聞く限り、一番知ってなきゃいけないのは俺じゃないのか?
考えても考えても答えが分からなくて、思い出せなくて、
あせった俺は、あの言葉をのだめに浴びせていた。
泣いて喚いてののしってほしかったのかもしれない。
でも、のだめはそうはしなかった。
もう何がなんだかわからない。
心が苦しい・・・。
ふと、画面を見ると新着メールの表示がされていた。
クリックして開くと、
[To:愛しのアポロン様 お久しぶりです。本題ですが、この記事本当ですか?]
そのメールに、添付ファイルが付いていた。
ダブルクリックで開くと、
『Ruiと結婚?』『プロポーズは千秋から?』『公私共に充実して・・・』
『フランスを離れ、イギリスへ婚前旅行か?』
そして、最後の写真。・・・俺とRuiがにこやかに笑う写真。
イギリスで、Ruiに会ったのは覚えている。
前半の記憶はないが、確かに今度のコンチェルトについて話したのは覚えている。
この記事を見て、思ったのは、
『のだめが彼女』と言われるより、真実味があった。
確かに俺はRuiと何回も共演している。
そして、最後に見た写真。
俺って、あんなに優しい顔が出来るんだと感じた。
このとき、書き込んでしまったんだ。
空白の部分に「のだめ」ではない存在を。
いつもなら、気にしない週刊誌の情報。
記憶のある俺なら、こんな勘違いあり得ない。
だって、あの優しい顔をさせているのは『のだめ』だったからなのに・・・。
Ruiには、ちょっと損な役回りです。
Ruiファンの方、ごめんなさい。
でも、彼女は、もう真一のことは吹っ切れて
友達という関係に居てもらっています。この小説の中では・・・。
さぁ、ここから物語はクライマックスへ向けて
ちょっとスピードアップします。
引き続きお付き合い頂けますと嬉しいです。
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この記事にコメントする
こんばんは♪
先日はお返事頂き、ありがとうございました。
相変わらず気になる展開です。
のだめちゃんに心からのエールを。
そして。
千秋には特大のハリセンを思いっきり
くらわせたくなりました。
違う女性を書き込んでいる場合じゃないやろー、と。
オクレール先生の反応がとってもらしくて、
ほっこりとしてしまいました。
クライマックスに向け、また楽しませていただけるのを、心待ちにしています。
では失礼します。
相変わらず気になる展開です。
のだめちゃんに心からのエールを。
そして。
千秋には特大のハリセンを思いっきり
くらわせたくなりました。
違う女性を書き込んでいる場合じゃないやろー、と。
オクレール先生の反応がとってもらしくて、
ほっこりとしてしまいました。
クライマックスに向け、また楽しませていただけるのを、心待ちにしています。
では失礼します。
Re:こんばんは♪
再度お返事ありがとうございます。
いちおうハリセンの変わりではないですが、
ここから、少し千秋さんにも悶々とそして、走り回ってもらおうかと考え中ですvv
引き続き、楽しんでいただけるとうれしいです。
いちおうハリセンの変わりではないですが、
ここから、少し千秋さんにも悶々とそして、走り回ってもらおうかと考え中ですvv
引き続き、楽しんでいただけるとうれしいです。