の/だ/め/カ/ン/タ/ー/ビ/レ、他の二次創作・二次小説の館です。
ご不快な方、ご理解頂けない方は、ご遠慮下さい。
かなりな、ムラッ気がありますので、更新はまちまちです・・・(爆)
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はい、サクサク更新です。
眠さ抑えつつ、ガンバリマス。
では、続きからドウゾvv
眠さ抑えつつ、ガンバリマス。
では、続きからドウゾvv
8.孤独
翌日、面会時間が始まる時間に、現れたのは、アンナとターニャと・・・あののだめってやつだった。
「あの、・・・ハジメマシテ・・・。のだめ・・・あっ、いや、野田恵です。」
そういって、ぺこりと頭を下げる、茶色の髪の女。
やっぱり・・・。
「知らない。全然・・・。」
そう俺が言うと、三人が深い溜息をついた。
俺、悪くないよなあ?
「あ、あのっ、のだめってよんでください!!」
「のだめ?」
「ハイッ!ナンデスカ?」
「いやっ、・・・呼んでみただけだから・・・。」
「ぎゃぼっ、記憶失ってもカズオですね・・・。」
なんだ、その奇声。それにカズオって?
「のだめと、先輩・・・。同じ大学なんです。のだめは卒業できなかったですけど。でも、先輩が一緒に行こうって誘ってくれて、今ここにいるんですよvv。」
最後、ギャハッ!とかまたわけわかんない奇声を発する。
こんな女知らない。
「それに、日本にいる頃から、お隣さん同士で。あっ、今は違いますけどね。」
で、色々話始めたんだこの女。
日本での俺が飛び立てなかった事。
シュトレーゼマンに会ったこと。
Sオケ、そしてR☆Sオケを振ったこと。
Aオケで、シュトレーゼマンとピアノコンチェルトした事。
ここまでは、なんとなく、聞いてても不快ではなかった。
でも、
「コンクルに失敗して、落ち込んでいるのだめを、大川まで迎えに来てくれたんですよ。先輩が。」
また、ハウンッなんて奇声。
迎えにいった?俺が?この女を?
訳わかんねー・・・。
「で、こっちに来て。初めての指揮コンで優勝して得た権利で、ウィルトールと演奏したとき、
ハグされて、キスされました。あへー」
どうやら、そこから、俺らは付き合っているらしい。
確かに指揮コン出たよ。優勝もしたのを覚えている。
決勝戦でくじをひいたら、チャイコフスキーで。
そのくじを引いたのは・・・俺?しかないよな・・・。
「へぇ、そんなことが合ったんだ。初めて聞いたかも・・・。」
「いつも回りにいたから、最初から付き合ってたのかと思ってたけど・・・。」
ターニャもアンナもどこか、納得するように聞いていたみたい。
けど、俺は何も思い出せない。
覚えていない。わからない。
・・・イライラする・・・。
ターニャは、少し顔が暗くなるチアキに気づいた。
そう、その時、その口を意地でも塞いでおくべきだったのよ。
息をとめてやってもよかったかも!
「・・・どうせ、忘れちまったってことは、その程度の付き合いだったんだろ。」
そういった本人は、誰の目線にもあわせようとせず、ただ自分の手を見つめている。
私の隣で、アンナは黙り込み、悲しそうな顔をする。
私は、怒りで身体が震えた!!
「何なのよそれ!!その程度なわけないでしょう!!付き合って1年以上も経つのに!!」
私は、少なくともフランスに来てからの、のだめとチアキを見てきたわ。
最初付き合ってないって聞いて、少し驚いたけど、でも、最初から二人が想い合っているのはわかった。
だって、あの雰囲気他の人とは絶対、チアキは出さない。
これは、のだめにも当てはまった。普段の彼女、誰にでも優しい彼女からは全く予想できないけど・・・。
少し不器用な彼らの恋愛を目にして、耳にした。
そして恋よりも深い関係、音楽と言う関係で結ばれている彼らに凄く羨望する気持ちを持っていた。
なのにも関わらず、その片割れが、記憶をなくし、その相手をないものと判断したことに、無性に腹が立った。
「チアキ、さっきの話聞いてたでしょ!!あんたはのだめの彼氏なのよ!!」
「ターニャ・・・。もうイイです・・・」
「のだめも黙ってないで、何か言えばいいじゃない!!」
「・・・も~~~~~、イイですから!!!」
怒りに任せて叫んだ私の声よりも、はるかに大きな声をだしたのだめにすこし圧倒された。
私とのだめをキョロキョロとながめ、何もいえないチアキ。
そのチアキは、私ではなく、自然とのだめの視線を捕らえていた。
「のだめ・・・帰りますね・・。また明日来ます。」
「あ・・・ああ・・・。」
それしか、チアキは言葉が出なかったみたい。少し骨抜きにされている。
「何かほしいものありますか?」
「エッ?・・・いや、その」
「部屋、真一くんの部屋入っていいなら、総譜とか必要なもの見繕って持ってきますよ。」
「じゃぁ、・・・頼む。鍵は・・・。」
「大丈夫です。持ってますから・・・。」
じゃ、また明日。と少し微笑んで病室をのだめは出て行った。
そのときの顔が、何とも言い難いほど寂しそうに見えて、慌てて私ものだめを追って部屋を出た。
1回目はのだめが出て行った時、その直ぐ後にターニャが出て、扉がぴしゃりと閉まった。
まだすぐ近くにいるらしい、のだめとターニャの会話がところどころ途切れはするが、聞こえてくる。
どうやら、ターニャは心配し少し怒っているみたいだ。『さっきのはヒドイじゃない。何か言ってやればいいのに!!』なんて会話が聞こえてくる。
それに対して、のだめが『イインデスヨ・・・。』と力なく話しているみたいだった。
そして、一拍の空白が産まれる。
その後鳴り響いたのは、
『・・・う~~~、ヒック、ヒック・・・な、なんで、なんで、のだめだけ・・・』
『のだめ?・・・』
『う、うわぁ~~~~~~~ん』
と泣き声が響いた。
その音も暫く経つと、ターニャが移動させたのだろう、徐々に遠のいていった。
「真一・・・。私もちょっと様子見てくるわね。」
そう言って、アンナが立ち上がって、廊下へ出ようとドアに手を掛けた。
「ねぇ、アンナ。」
何?と聞いてくるので、
「鍵を持っているって、本当に俺の彼女なの?」
「少なくとも、私はそう聞いているわ。」
「実感がない。」
「今、三善のあなたの部屋、あの子が使っているのよ。」
「あの、部屋を!?」
「ええ、征子がそうするって。」
「母さんも知ってるの?」
「征子は、あの子の事、ピアニストとしても、あなたのパートナーとしても認めているって話してたわよ。」
ピアニストののだめ・・・。と聞いても何も思い出せない。
ましてや、母さんが認めたパートナーって・・・。
「すぐに思い出してほしいけど、ゆっくりでもいいわ思い出せば・・・。じゃぁ、ちょっと行って来るわね。」
そう言ってアンナも部屋を出て行った。
一人きりになった部屋で、ため息を一つ出してみた。
皆が当たり前のように知っている、のだめ。
けど、俺は全く知らないやつ。
頭が酷く混乱する。気持ち悪くなりそうだ。
今は考えるのやめようと、頭を振る。
少しして、戻ってきたアンナは、のだめ達は帰ったって事と、私も帰るからと病室を出て行った。
ん~記憶を失ったことがないから、なんとも書きづらい。
言葉って難しいですね。
征子さんは、のだめちゃんを本当の娘のようにかわいがってますよね。
何とも不甲斐ない息子にはもったいない!なんて思っているぐらいでしょう。きっと。
ターニャの怒りの部分は、なんとなく、キーボードを叩く音もバシバシッってな感じで進めてたので、
ちょっと指が痛いレス・・・(T.T)
腱鞘炎にならない程度に、抑えます。
翌日、面会時間が始まる時間に、現れたのは、アンナとターニャと・・・あののだめってやつだった。
「あの、・・・ハジメマシテ・・・。のだめ・・・あっ、いや、野田恵です。」
そういって、ぺこりと頭を下げる、茶色の髪の女。
やっぱり・・・。
「知らない。全然・・・。」
そう俺が言うと、三人が深い溜息をついた。
俺、悪くないよなあ?
「あ、あのっ、のだめってよんでください!!」
「のだめ?」
「ハイッ!ナンデスカ?」
「いやっ、・・・呼んでみただけだから・・・。」
「ぎゃぼっ、記憶失ってもカズオですね・・・。」
なんだ、その奇声。それにカズオって?
「のだめと、先輩・・・。同じ大学なんです。のだめは卒業できなかったですけど。でも、先輩が一緒に行こうって誘ってくれて、今ここにいるんですよvv。」
最後、ギャハッ!とかまたわけわかんない奇声を発する。
こんな女知らない。
「それに、日本にいる頃から、お隣さん同士で。あっ、今は違いますけどね。」
で、色々話始めたんだこの女。
日本での俺が飛び立てなかった事。
シュトレーゼマンに会ったこと。
Sオケ、そしてR☆Sオケを振ったこと。
Aオケで、シュトレーゼマンとピアノコンチェルトした事。
ここまでは、なんとなく、聞いてても不快ではなかった。
でも、
「コンクルに失敗して、落ち込んでいるのだめを、大川まで迎えに来てくれたんですよ。先輩が。」
また、ハウンッなんて奇声。
迎えにいった?俺が?この女を?
訳わかんねー・・・。
「で、こっちに来て。初めての指揮コンで優勝して得た権利で、ウィルトールと演奏したとき、
ハグされて、キスされました。あへー」
どうやら、そこから、俺らは付き合っているらしい。
確かに指揮コン出たよ。優勝もしたのを覚えている。
決勝戦でくじをひいたら、チャイコフスキーで。
そのくじを引いたのは・・・俺?しかないよな・・・。
「へぇ、そんなことが合ったんだ。初めて聞いたかも・・・。」
「いつも回りにいたから、最初から付き合ってたのかと思ってたけど・・・。」
ターニャもアンナもどこか、納得するように聞いていたみたい。
けど、俺は何も思い出せない。
覚えていない。わからない。
・・・イライラする・・・。
ターニャは、少し顔が暗くなるチアキに気づいた。
そう、その時、その口を意地でも塞いでおくべきだったのよ。
息をとめてやってもよかったかも!
「・・・どうせ、忘れちまったってことは、その程度の付き合いだったんだろ。」
そういった本人は、誰の目線にもあわせようとせず、ただ自分の手を見つめている。
私の隣で、アンナは黙り込み、悲しそうな顔をする。
私は、怒りで身体が震えた!!
「何なのよそれ!!その程度なわけないでしょう!!付き合って1年以上も経つのに!!」
私は、少なくともフランスに来てからの、のだめとチアキを見てきたわ。
最初付き合ってないって聞いて、少し驚いたけど、でも、最初から二人が想い合っているのはわかった。
だって、あの雰囲気他の人とは絶対、チアキは出さない。
これは、のだめにも当てはまった。普段の彼女、誰にでも優しい彼女からは全く予想できないけど・・・。
少し不器用な彼らの恋愛を目にして、耳にした。
そして恋よりも深い関係、音楽と言う関係で結ばれている彼らに凄く羨望する気持ちを持っていた。
なのにも関わらず、その片割れが、記憶をなくし、その相手をないものと判断したことに、無性に腹が立った。
「チアキ、さっきの話聞いてたでしょ!!あんたはのだめの彼氏なのよ!!」
「ターニャ・・・。もうイイです・・・」
「のだめも黙ってないで、何か言えばいいじゃない!!」
「・・・も~~~~~、イイですから!!!」
怒りに任せて叫んだ私の声よりも、はるかに大きな声をだしたのだめにすこし圧倒された。
私とのだめをキョロキョロとながめ、何もいえないチアキ。
そのチアキは、私ではなく、自然とのだめの視線を捕らえていた。
「のだめ・・・帰りますね・・。また明日来ます。」
「あ・・・ああ・・・。」
それしか、チアキは言葉が出なかったみたい。少し骨抜きにされている。
「何かほしいものありますか?」
「エッ?・・・いや、その」
「部屋、真一くんの部屋入っていいなら、総譜とか必要なもの見繕って持ってきますよ。」
「じゃぁ、・・・頼む。鍵は・・・。」
「大丈夫です。持ってますから・・・。」
じゃ、また明日。と少し微笑んで病室をのだめは出て行った。
そのときの顔が、何とも言い難いほど寂しそうに見えて、慌てて私ものだめを追って部屋を出た。
1回目はのだめが出て行った時、その直ぐ後にターニャが出て、扉がぴしゃりと閉まった。
まだすぐ近くにいるらしい、のだめとターニャの会話がところどころ途切れはするが、聞こえてくる。
どうやら、ターニャは心配し少し怒っているみたいだ。『さっきのはヒドイじゃない。何か言ってやればいいのに!!』なんて会話が聞こえてくる。
それに対して、のだめが『イインデスヨ・・・。』と力なく話しているみたいだった。
そして、一拍の空白が産まれる。
その後鳴り響いたのは、
『・・・う~~~、ヒック、ヒック・・・な、なんで、なんで、のだめだけ・・・』
『のだめ?・・・』
『う、うわぁ~~~~~~~ん』
と泣き声が響いた。
その音も暫く経つと、ターニャが移動させたのだろう、徐々に遠のいていった。
「真一・・・。私もちょっと様子見てくるわね。」
そう言って、アンナが立ち上がって、廊下へ出ようとドアに手を掛けた。
「ねぇ、アンナ。」
何?と聞いてくるので、
「鍵を持っているって、本当に俺の彼女なの?」
「少なくとも、私はそう聞いているわ。」
「実感がない。」
「今、三善のあなたの部屋、あの子が使っているのよ。」
「あの、部屋を!?」
「ええ、征子がそうするって。」
「母さんも知ってるの?」
「征子は、あの子の事、ピアニストとしても、あなたのパートナーとしても認めているって話してたわよ。」
ピアニストののだめ・・・。と聞いても何も思い出せない。
ましてや、母さんが認めたパートナーって・・・。
「すぐに思い出してほしいけど、ゆっくりでもいいわ思い出せば・・・。じゃぁ、ちょっと行って来るわね。」
そう言ってアンナも部屋を出て行った。
一人きりになった部屋で、ため息を一つ出してみた。
皆が当たり前のように知っている、のだめ。
けど、俺は全く知らないやつ。
頭が酷く混乱する。気持ち悪くなりそうだ。
今は考えるのやめようと、頭を振る。
少しして、戻ってきたアンナは、のだめ達は帰ったって事と、私も帰るからと病室を出て行った。
ん~記憶を失ったことがないから、なんとも書きづらい。
言葉って難しいですね。
征子さんは、のだめちゃんを本当の娘のようにかわいがってますよね。
何とも不甲斐ない息子にはもったいない!なんて思っているぐらいでしょう。きっと。
ターニャの怒りの部分は、なんとなく、キーボードを叩く音もバシバシッってな感じで進めてたので、
ちょっと指が痛いレス・・・(T.T)
腱鞘炎にならない程度に、抑えます。
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